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島の西端にたどり着いた。
東端と違いこちらの海岸線はビーチのように穏やかである。
漁をしているのか、遠浅の海に帆船が見えた。
北西に見晴らしの良さそうな崖を見つけたので登る事にする。
崖に登ると土を盛り板を挿しただけの墓があった。
板に記されたるは"ヤペ・ピンガラ2152年ここに眠る"
彼はこの島で何を見、何をして育ち、何故この場所を墓として選んだのか。
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