Neetel Inside 文芸新都
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Pure and Easy
あとがき

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 本当の自分は? 何を信じればいいのか。
 そんな根幹のテーマを元に物語は始まりました。
 何でも出来る安藤奈津という存在を軸に据えた物語で、描きたかったのはまさにそれで、全十話+αの中でそれは書ききれたという想いが強く、どうにもその先を描く気持ちになれずにここ数年が経ってしまいました。
 実際は奈津から蜜柑へバトンタッチして何故部活動が停止になったのか、弾き語りのラッコと絡めて彼の物語を紡ぐ筈だったのですが、pure and easyとしてそこを書く必要があるかどうか悩み、結果この物語は完結とすることにしました。

 長く続けてくれ、というコメントがあったのにも関わらず、数年更新を停滞させた挙句「完結」という形を取ってしまって本当に申し訳ありません。

 蜜柑の物語を描くつもりはあります。恐らくタイトルを若干変えたりして、第二シーズン的な形でまた執筆しようと思っています。

 安藤奈津を軸にした物語はこれにて完結です。第十話で救われた彼女の姿が全てであって、本当の自分を見つけた彼女は、もう大丈夫でしょう。

 まず、読み続けてくださった皆様本当にありがとうございました。
 始めての音楽小説でしたが、色々と経験になることがあって、とても実のある連載でした。

 また、続編でいつかお会い出来たら幸いです。蜜柑編を楽しみに待っていていただけるととても嬉しいです。pure and easyというタイトルで〆たいという気持ちはずっとありますので!


 硬質アルマイト

       

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