『オフ会の神様』
第一話「オフ会へ行こう!」
○駅のホーム
食パンを加えた私服がダサい青年(以下、主人公)が走ってる
主人公「う~~オフ会オフ会~!!」
主人公(モノローグ)※長くなりそうだったらカットしてください
「今オフ会を求めて全力疾走している僕は新都社に漫画を投稿するごく一般的な空気作家!」
「強いて違うところをあげるとすればオフ会に興味があるってとこかナー」
「そんなわけで電車に乗るために駅にやってきたのだ!」
○改札前
全裸で白髪のお爺さん(股間は黒丸で隠して下さい)が改札の前に立っている
少し驚くも"新橋駅ならよくある事"といった感じの表情で違う改札から駅に入ろうとする主人公の前に
軽やかなサイドステップで立ちふさがるお爺さん(以下、オフ神)
また違う改札に行こうとするもオフ神のサイドステップに拒まれる
主人公「あの、すみません……ここを通りたいんですけども……」
主人公「オフ会に行きたいんです……」
オフ神「そうか……」すぅ……
大ゴマでオフ神「お前はオフ会にいってはならん!!!!」
主人公「!!」
主人公(モノローグ)「なんだこの変質者は……春だからな……」
駅員に助けを求める主人公、しかしオフ神の姿は主人公にしか見えず
逆に駅員の心の中で「春だなぁ……」と変質者だと思われる
オフ神「無駄だ……私はオフ会の神様……私の姿はお前にしか見えん……」
オフ神「大切な事だからもう一度言う……お前はオフ会にいってはならん!!!」
オフ神「どうしても行きたいなら私を倒してから行け!!」
主人公「オフ会の神様……!?何故ですか!?僕はこの日のためにゲスな上司にへつらい、残業をし、土下座につぐ土下座で休みを貰い!!」
主人公「参加者の作品も全部読んできたんですよ!!」
オフ神「お前は新参だから知らないだろうが、新都社のオフ会はリア充でカラオケもスケブを描くのも上手いイケメンしか参加できないんだ……」
主人公「いや、そんなはずは……普通の人だっているはずです」
オフ神「ではオフレポにブサメンが登場してるのを見た事があるか!?
主人公「!?………ないです……皆イケメンもしくは美女とかかれてました……」
オフ神「これで理解しただろう……オフ会とは選ばれし勇者(リア充)しか参加できぬ聖戦(ジハード)……!」
オフ神「お前は家に帰って1人でシコシコとネームでも描いてるが良い…」
○とぼとぼと力無く帰ろうとする主人公
主人公(モノローグ)「本当は俺も分かってた……俺はオフ会に参加できるような人間じゃないって……」
立ち止まる主人公
「でも!俺は変わるって決めたんだ!昨日の夜!”明日から本気を出す”と!」
「だから……本気を出すのは今だ!!」
オフ神に向かって叫びながら走り出す主人公。
オフ神のみぞおち(人間の腹の上方中央にある窪んだ部位)を思いっきり殴る
満足げな表情で霧のように四散して消えるオフ神
主人公(モノローグ)「オフ会の神様が消えた……やっぱりあれは俺の心の奥底にあった”オフ会に対する恐怖”が見せた”幻想”……」
良い感じの表情の主人公
主人公「ありがとう……オフ会の神様……俺変わるよ!」
PS.オフ会には遅刻してものすごく怒られた。
おわり
ごめんなさい