誰の声も無の向こう
スタレオン

　世界はゾンビの手に落ちた。
　仕方ないので俺は拳銃を握って闘うことにした。がんばらないと。
　眠気に耐えながら終わった世界を歩いていく。
　報告書が手に入った。何かの情報。
　そんなことは知らない。
　仲間を探しにいかないと。
　撃って撃って撃ちまくった。
　鍵とかあけるときに必ず撃った。
　弾丸はすぐになくなってしまった。
　だから弾丸を探しにいかないと。
　だが駄目だった。
　戦車があったから。
　俺は戦車に乗った。だが動かなかった。
　だからそばにあった車に乗った。
　ショットガンがあった。俺は邪魔なゾンビにすべてショットガンで決着をつけながらアクセルを踏み込んだ。
　眠気がひどいので眠ってしまった。
　車が慣性にしたがって吹っ飛んでいく。　
　気持ちいい。
　車が縁石に乗り上げて俺を吹っ飛ばした。
　俺はそれで仲間に拾われることになった
　俺の仲間はレジスタンスだった
　だから仲間は大事だった
　治療してくれた
　武器もくれた
　だからいい
　いいやつだ
　ゾンビどもを倒すという使命。素晴らしい。
　俺たちはワゴンに乗って移動することにした。
　機密情報を取りにいくらしい
　ゾンビを撃ちぬく
　俺は仲間たちとともに走っていった
　敵を倒していく
　俺の弾丸はハズレやすかった
　燃えている　あちこちで
　ハーブを食べる
　眠気がひどい
　扉に車を突っ込ませる。中に入っていく。
　メモリカードを回収。仲間に渡す。解析してくれる。
　いいことだ。
　これはいいことなのだ。
　そうですよね隊長。
　俺は安心した。
　秘密がない。それいい。
　弾丸が足りない。
　洗濯ばさみを撃ちぬく。
　弾丸を拳銃にこめる。撃つ。
　鉄砲を使い終わったやつは捨てた。
　弾丸を友達に借りる。
　扉をくぐる。
　マシンガンをばらまく
　土くれが飛ぶ
　炎のごみくずが中を舞う。
　音色が壊れたオルゴール。
　現地民に売れば売れるだろう
　ケースが粉々になっれ。
　いけいけ扉を蹴りぬいて
　俺の弾丸をあびるがいい
　眠気がひどい
　仲間にフォローしてもらう　ありがたい
　そうした挙句に栄養ドリンクをのむ
　体力が回復する
　箱にはいっている物資を大事に
　いろんな人間を協力して
　眠気の中をさまよいあるく　廃墟の中をすすんでく
　壊れた箱からアイテムが出てきて
　城のような瓦礫のなかをがんばってありていく。
　進め車、前には敵が
　大切なレバーをへし折る。
　グレネードランチャーをぶっ放す
　次々に爆発していく。
　金属の拳銃をカリカリする
　爆撃が続いていく　俺の部隊は優秀だった。
　だから歩いていくだけでも意味がある
　この廃墟を
　どこまでも　どこまでも
　どこまでも・・・・・・・・・
　どんどんぱらぱらぱら
　エアコンの室外機の音がする・・・