Neetel Inside 文芸新都
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文学練習
光輝

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光輝

 その宝石は、磨けば磨くほど光り輝いた。
 私はその宝石をとても大事に、毎日毎日磨いた。
 私が話しかけると、まるで意味が分かっているかのようにきらきらと輝いて、私が落ち込んでいるときは、心配するかのように優しい輝きを見せてくれた。
 ある日、宝石は輝かなかった。
 なぜ?今まで大事に大事にしてきたのに。
 でも、私は諦めなかった。たとえ輝かなくても、毎日磨くのをやめなかった。
 でも、それから一週間、一カ月たっても輝くことはなかった。
 私は疲れてしまった。
 なぜ私の思いにこたえてくれないの?
 今まで頑張ったのはなんだったの?
 私は決心した。もう、こんなことに頑張るのはやめよう。
 五階のベランダからでも見えた割れた宝石から流れでる鮮やかな赤は、今でも鮮明に覚えてる。

       

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