花咲く乙女の舞闘劇
登場人物紹介(本編更新に従って随時加筆修正あり)
☆猪立山萩乃 (いたちやま はぎの)
高校二年生。空手家であり、極真ツンデレ道場の門下生でもある。
空手では全国区でも敵無しの達人だが、ツンデレに関しては初心者。《ツンデレ》の属性を伝承する猪立山家の長女だが、超能力者の血を引いている自覚は無かった。
戦いの中で《ツンデレ》としての能力が開花していく。
主な『花札』
“柔拳突き” 相手を傷つけずに殴る能力。これによる打撃そのものでは対象は決して破壊損傷されないが、その後で転倒したり壁などに衝突したりした際のダメージは有効。
「突き」とあるものの、蹴りや鈍器でも発動可能。ただし、刃物や飛び道具では不可。
・小野傘雨柳 (おのがさ うりゅう)
愛の求道者を自称する、極真ツンデレ道場における萩乃の先輩。
ときおり道場に現れて萩乃の稽古に付き合ったりもしているのだが、それ以外の行動は不鮮明で、物腰のやわらかさも相まって謎の多い人物である。
・鹿子木紅葉 (かのこぎ もみじ)
幼なじみの隠れ里から、雨柳の素性調査に来た少女。
《幼なじみ》の属性を伝承する鹿子木一族の人間で、男女どちらの幼なじみとしても振舞える中性的な外見が特徴。
主な『花札』
“離れてもずっと友達” 自分を旧知の仲だと錯覚させる能力。今の紅葉の実力では「自分の名を明かした上で、相手の名を馴れ馴れしく呼びながら、肩に触れる」ことが発動条件。
“家族ぐるみの付き合い” 上の能力を範囲拡大させる。
“時期はずれの転校生は、なんと昔のあの子!!” 公文書や身分証を偽造し、組織の一員に成りすます能力。「潜入したい組織に友人がいる」ことが発動条件。対象組織は学校には限られない。
“そんなつもりじゃないの” 抱きつかれたり掴まれたりしている状態から抜け出す動作の間だけ、対象を硬直させる能力。「相手の身体で拘束されている」ことが発動条件であり、器具を使った拘束からは逃げられない。
・蝶名崎牡丹 (ちょうなさき ぼたん)
萩乃殺害の任務を負って妹塾から放たれた刺客。
《妹》の属性を伝承する蝶名崎一族の本家の出。《妹》としては例外的な巨躯の持ち主であり、それ故に「かわいらしくない」ことが枷になっている。
主な『花札』
“フリーズ・ハグ・ミー” 自分から相手に抱きつく動作の間だけ、対象を硬直させる能力。「事前に対象を、兄もしくは姉を表す呼称で呼びかけている」ことが発動条件。
・猪立山千尋 (いたちやま ちひろ)
萩乃の祖母。極真ツンデレ道場の創始者であり、歴代最強の《ツンデレ》でもあった。
故人。
・猪立山悟郎 (いたちやま ごろう)
萩乃の父。子だくさんパパ。
・猪立山かおり (いたちやま かおり)
萩乃の母。昔は美人すぎる定食屋の看板娘として有名だった。
・猪立山健悟 (いたちやま けんご)
萩乃の兄。ガテン系インテリ眼鏡ナイスガイ。
・猪立山留華 (いたちやま るか)
健悟の妻。妊娠五ヶ月目。いつも気だるい感じだが、やるときはやる姉御肌。
・猪立山瑞穂 (いたちやま みずほ)
萩乃の妹①。おしゃれに目が無い中学三年生。昔の母に似て異性からの人気は高い。
・猪立山海斗 (いたちやま かいと)
萩乃の弟①。人見知りがはげしい小学六年生。仲良くなった人とはよく喋る。
・猪立山小雪 (いたちやま こゆき)
萩乃の妹②。海斗のことが大好きな小学三年生。海斗にも増して人見知り。
・猪立山果梨 (いたちやま かりん)
萩乃の妹③。来年は小学生になる。誰とでもすぐに仲良くなる直進的な性格。
・猪立山恋次 (いたちやま れんじ)
萩乃の弟②。果梨の一つ下。何かと果梨の真似をしたがる。
・妹塾塾長
裏社会に広く顔を利かせる、伝説の《妹》。