Neetel Inside 文芸新都
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ポンチ短編集
便乗ポケモる小説

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ここは人里はなれたとある村・・・。
この村でもポケモンバトルを見かけるようになった。しかし、ポケモンバトルだけでは飽き足らず、人間がポケモンになりきってバトルする格闘家が現れた。
この格闘術を、人はこう呼ぶ・・。

「ポケモる」と・・・。

そこに住むカズオ(通称炎のカズ)が、道場で稽古を積んでいた。

「このライターを使ってポケモンの技を出してみろ!」

いきなりの師範の言葉に、カズオは目を疑った!
カズオはライターを手に持ち、ポケモンの技を真似ようとしたが、なかなか上手くいかず・・・。

「はじめてだけどやるしかない・・、とりあえず火の粉!」
カズオはライターでポケモンの技を上手く再現できなかった。

「まだまだ修行が足りん!明日出直して来い!喰らえ、これが師範の炎のパンチだ!!」
師範はライターを手に持つと、ライターの火をつけ、一気にカズオを殴りつけた!

ほのおのパンチ
分類:物理
属性/炎
威力/75
PP/15
「ほのおをこめた パンチで こうげき てきを やけどさせることがある 」

「うわぁっ!!」

カズオは炎のパンチを喰らい、道場の外まで吹き飛ばされた。

「ちくしょ~。修行して絶対あいつに勝ってやるんだ!!」
カズオは悔しさのあまり、道場を飛び出し、ショッピングセンターに向かった・・・。


「何かポケモンの技を再現できそうな道具はないかな・・。」
カズオはショッピングセンターをうろついていた。
「おっ・・、あったあった。これとこれを使えば・・。」
カズオは鶉の卵と小判のおもちゃを買った。

「さて、この鶉のタマゴを電子レンジで熱して相手にぶつければ、タマゴ爆弾になりそうだ。」
カズオは何かを企んでいた。
「さてと・・、外でポケモンの技を再現できそうな物を探すか・・・。」
カズオは材料調達のため、外に出た。

外に出たカズオは、長い草のつるや大きな木の棒を見つけた。そして動物の骨を見つけた・・。
「これで明日は絶対勝ってやるぜ・・。」
カズオは家に戻ると、すぐさまベッドに入った・・。

そして決戦の朝が来た・・。
「師範よ!!必ずあんたに勝ってみせる!!」
カズオの言葉に師範は答えた
「いいだろう・・。だが最後に笑うのはこの私だからな・・。」
カズオと道場の師範との勝負が始まった・・。

「まずは私の番だ!受けてみろ、クラブハンマー」
師範は大きな蟹の鋏を手に持って、カズオに攻撃を仕掛けた!!

クラブハンマー
分類:物理
属性/水
威力/90
PP/10
「ハサミを てきに たたきつける きゅうしょに あたりやすい」

カズオは師範の攻撃をかわし、ポケットから鶉のタマゴを師範に投げつけた!!
「先ほど俺ん家のレンジであっためてきたから熱いぜ!喰らえ、タマゴばくだん!」

タマゴばくだん
分類:物理
属性/ノーマル
威力/100
PP/10
「タマゴを おもいっきり なげつけて てきを こうげき」

パーン!

「うわぁっ!!」
カズオの投げた鶉のタマゴは、師範に命中し、爆発を起こした!
師範は、熱い黄身に触れたことで、やけどを負った。
「負けるかぁっ!!これで肉体強化だ!ビルドアップ!!」

ビルドアップ
分類:変化
属性/格闘
PP/20
「からだを きたえて こうげきと ぼうぎょを あげる」

師範の攻撃力と防御力が、すごく上がった!
「ヤバイな・・・。攻撃と防御を上げられてしまったか・・・。ならばでどろかけで命中率を下げてやる」
カズオは師範に向かって泥を投げつけた!

どろかけ
分類:特殊
属性/地面
威力/20
PP10
「てきの かおなどに ドロをかけて めいちゅうりつを さげさせる」

「うわああっ!!目が、目がぁ~!!」
師範の目に泥が入り、命中率が下がった。
「今のうちだ!背後に忍び寄りウッドハンマーをお見舞いしてやる!」
カズオは師範の後ろに忍び寄り、大きな木の棒で師範の後頭部を殴りつけた!!

ウッドハンマー
分類:物理
属性/くさ
威力/120
PP/15
「かたいどうたいをあいてにたたきつけてこうげきする。じぶんも かなりダメージをうける。」

「ぐえっ!!参った・・。」
いきなり後から攻撃を喰らった師範は、その場に倒れた。カズオも反動で動けなくなっていた・・。
「勝った・・、勝ったぞ・・!!」
カズオは勝利を確信した後、その場に倒れて動けなくなった・・。

しばらくして、師範が起き上がった
「なかなか強かったぜ・・。だが、次勝負するときは負けないぜ!」
その言葉にカズオは答えた
「こっちもだ。俺ももっと強くなって、あんたを超えて見せるぜ!!」
カズオはそう言うと、自分の家へと帰っていった・・。

       

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