消失点
そして全ては消えていく。
過去とはそういうものだ。
透視図法の絵画のように、すべての過去は一点において消えていく。
僕が思ったことも、僕が残した意味も、僕が望んだ価値も、僕が見た夢も。
そして僕が残した言葉も、誰かに届かなければ消えていく。
願わくはこの駄文を読んだ人々が、何か意味や価値を見つけてほしい。
そしてそれが誰かに伝わり、それが誰かを変え、また誰かに伝わり続けることを。
文芸新都 |