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番外編 JERSEY PAPER ~東北宮城とジャージペーパー~

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番外編 JERSEY PAPER ~東北宮城とジャージペーパー~

 
1.作者すごくかわいそうだなぁと悲しい気持ちで読んでいたのにジャージペーパーでクソ吹いた <2014/01/05 10:06:15> [12]vopBlR7/Pさん

2.ジャージペーパーの時点で反省してねぇwwwwwwwww <2014/01/05 13:34:50> [13]eikWOGV1Pさん

3.ジャージペーパーは関係ないだろ!いい加減にしろww <2014/01/05 14:07:54> [14]KUjiXo9.Pさん

4.なんかワロタ <2014/01/06 02:46:43> [15]1hBH/5I0Pさん


 まず始めに、たくさんのコメントありがとうございます。
 今回の番外編はコメント返信ではなく、コメント返信パート2でちらっと出てきた「ジャージペーパー」についてコメントを頂きました。今回はナゼ東北宮城がジャージペーパーと呼ばれるかを紹介して行きたいと思います。



第1話 尿と言う名の波にのって

 オレは普通の学生だ、特に目立つ訳でもなく、いじめられている訳でもない、学校に行く楽しさが分からない。でも唯一楽しみと言える事、それは・・・ ・・・。

「おっはよう、宮城君~~~」
「おぉ・・・ ・・・、おはよう・・・ ・・・」

 その子は元気にあいさつすると、軽快なステップで学校に向かって行った。
 今元気にあいさつした子は、同じクラスM子ちゃんだ、このあいさつこそがこの学校の唯一の楽しみだ、しかもM子ちゃんとは1週間後に行われる運動会の選手宣誓を一緒にする事になっている。今日は (総練習だからM子ちゃんと選手宣誓できるぞぉぉ~~~)
 そんな気持ち悪い事を考えながら学校の門の前に着くと、門の前で生徒が怒鳴られている様子がうかがえた。
 うちの学校は毎日日替わりで門の前で公開持ち物検査が行われる。不運にも今日の担当は、《持ち検の鬼番長高松》だった。この鬼番長以外に子煩悩で、近所の公園や遊園地、夏休みなどは、ネズミのテーマパークで、度々目撃されている。そんな事はどうでもいい、さっさと高松を無視して学校にいかなくては、サッと、高松の横を通り過ぎた瞬間怒鳴られていた生徒がオレに向かって、

「おっ、おい、宮城、助けてくれよ。」

 その瞬間高松が恐ろしい形相でこちらを睨みつけた、睨み返す勇気などある訳もなく、オレは、

「無理」
「えっ、宮城・・・ ・・・」

 その怒鳴られている生徒と言うのも、学校で1番うるさいとして有名なR太だった。うるさいならまだしもデリカシーがない、頭で考えたことをすぐ口で言ってしまう、こいつに泣かされた女子は何人いるだろう。

 教室に到着すると友達のF太と少し話をした、すると担任が

「総練習が始まるから着替えろよー」

 と、オレ等に一言告げてさっていった。
 一応男子は教室女子は3階の個室で着替えるため当たり前のように教室を出て行った、オレ等は自分の机にかかっていいる、周りの皆が着替えを済ませると各自急ぎ足でグラウンドに向かって行く、オレも着替えが終わると教室を出て行った。長い廊下を歩き、錆びた手すりに手を掛け、階段を下りようとした時ヤツは来た。
 ヤツは非常に残酷で、いつ、どこで、何をしていようと、容赦なく襲って来る。

 
            ―――――尿と言う名の波にのって―――――

 
 
 皆さんスイマセン、どうやらこの話続きそうです。
 なんで一つにまとめられないかな・・・ ・・・
 読者様の反応によっては、「スーパーマリオ 始」より優先的に作品上げていきたいと思います。
 
 こんなダメ作者とダメダメな作品を今後もよろしくお願いします。

  

     

JERSEY PAPER ~東北宮城とジャージペーパー~

    第2話 白い尻尾

 「・・・ ・・・、こんな所でヤツが来るなんて・・・ ・・・。」
 
 ここは、20歩ほど先にあるトイレに駆け込みたいとこだが、20歩歩くまで持つかどうか・・・ ・・・。
 しかし迷ってる時でもヤツは、オレから外の世界へと出たがっている、どう行けばいいのだろう。
 まず、ジャンプしながら進み着地の時の衝撃をやわらげるため爪先から着地し、5歩程度でトイレに着く、しかし問題はここから、トイレに着き爪先立ちになりできるだけ速く進み、1番手前のトイレに駆け込む・・・ ・・・、完璧だ、オレの作戦に抜かりはない。

 フワッとマリオばりのジャンプを見せると、完璧な着地、思った以上にうまく行っている。予定よりも早く着きそうだ。2歩、3歩、4歩目の着地を終えた瞬間。

 「オーイ、何やってんだ宮城」

 R太だ・・・ ・・・、最悪だ、オレの学校生活も終わったな・・・ ・・・。

 「ワリィけど、オレトイレだから、じゃな」

 ドタバタとトイレに駆け込むR太、股間を押さえていた様子から、どうやら《小》の方らしいな。
 4.5歩ほどでトイレの前に着いた時、爪先立ちなんかやっていたら、ヤツが外の景色を見てしまう事になる、もしそんな事になったらオレはこの学校で生きて行けない。

 ・・・ ・・・、オレも男だ、一か八かで行くしかない・・・ ・・・、大きく深呼吸をした。

 「3、2、1、・・・ ・・・ハッッッ」

 ダダダダとトイレの中に入ると、1番手前のトイレのドアの前に立った。
 
 (やった、オレはヤツに勝ったんだ)

 勝利の余韻に浸ることなく、ドアに手を掛けた、開かない・・・ ・・・。するとそのトイレの中から声が聞こえた。

 「入ってまーす。」

 R太の声だった、マジかR太、本当にオマエは何らかの危害を加えるんだな。
 3つあるトイレの真ん中のトイレから、ぬっと誰かが出てきた。

 「おっ、宮城、トイレ空いたぞ」

 高松だ・・・ ・・・、マジか高松、普通教師は教員用トイレを使えよ、生徒が教員用トイレを使うとスゲーー怒るくせに。
 何がともあれ一応救われた、トイレの中に入り鍵を閉め、便器に座った。

 「温い(ぬくい)・・・ ・・・」

 きばっていると、R太がトイレから出る音が聞こえた。

 「オーイ、宮城、練習まで5分しかないから気よつけろよ。」

 何、後5分しかないのか、結構ヤバイな。
 10秒後、ヤツが出て行くのが分かった、トイレットペーパーで拭き取ろうとしたが、うちの学校のトイレットペーパーは、廃品回収で貰った安物だから中々きれない、やっとの思いで拭き取ったが、何か尻に残った感じがある。

 「総練習まであと3分です、校内に残っている生徒は、直ちにグラウンドに集合するように。」

 校内放送の声にビビリ、尻の残った感じが何なのかを確かめずにグラウンドに向かった。

 グラウンドに着くと遅れてきたとばれない様のコッソリ1番後ろに並んだ。

 「これから、○○○校の総練習を始めます。まず、選手宣誓、代表の方お願いします。」

 さぁ、オレの出番だ、ちょうど校長の前にいるR太余りに感動したために「ブラボー」とか騒ぎやがれ。
 ドキドキしながら起立し、生徒の横を通っていった。

                ザワ    ザワ
                   ザワ
 おやおや、オレの凄さにざわついてやがる。
 校長先生の前でM子ちゃんと顔を合わせた時、M子ちゃんはなぜか、ハッとしたような顔をしていた。

 ザワ    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ
    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ    ザワ

 生徒に背を向けた時、グラウンド中がざわついた。
 (さすがにおかしい、背中にゴミでもついてんのかな・・・ ・・・) 

 そして大きく息を吸い、第一声を出そうとした瞬間。

 「オイ、宮城、何で白い尻尾ぶら下げてんだーーーー」
 「オイ、やめろよ、宮城がかわいそうだろ(笑)」

 R太達の言っている意味が分からなかった。次の瞬間R太が興奮しながら立ち上がり、

 「だってよーー、アイツ右側の短パンから、トイレットペーパー出てんだぜーーーーー、なっ、皆にも見えるだろーーーーー」
 
 オレはぞくっとした、そんな事がある訳ない、半信半疑で短パンの右側を軽く触ってみた・・・ ・・・。
 ・・・ ・・・、何か薄くて軽い物が手に当たった。
  
 「マジか・・・ ・・・」

 声にならない声を出し、顔を下に向け一人で悲しむオレを複雑な顔をして見ていたM子ちゃんは、

 「・・・ ・・・えっ・・・、 ・・・あっ・・・ ・・・、ゴメン」

 そう一言残しM子ちゃんは友達の方へと消えていった。

 その日オレは早退した。  



 これで分かっていただけたでしょう。「ジャージペーパー」の意味が・・・ ・・・。
 もうこの先は思い出したくありません、思い出したい物もあるけど。

 これからも東北宮城とこんな作品をよろしくお願いします。

       

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