「あ…すみません」
僕は何故か謝りながら後ろを向いて近くにあった
洗い立てのTシャツをパソコンから出て来た女の子に投げた
「もういいですよ」
僕はふりむいた
パソコンから出て来た女の子は座っていた
「すこしお話してもいいですか?」
「あ…はい」
僕は向かい側に座った
もちろん金属バットを近くに置いて
「とりあえず自己紹介からいいですか?」
僕はうなずいた
「私はシィル・リインスといいます」
彼女は手を差し伸べた
「僕は天野宗也です」
僕も手を差し伸べて握手する時…
ブシュ!!
その瞬間、僕の手の平から血が出ててきた
僕の手と彼女の手は僕の血に染まった
彼女は僕の血が付着した手をなめてこう言った
「これで契約かんりょ~う☆」
Tシャツ一枚だった彼女の服があっと言う間に赤い血の色ようなドレスに変わった
「なにをしたんだ!」
僕は彼女に言った
「契約よ!契約!」
「はぁ?」
「あなたは私と契約したから私のために力を毎日送るの」
僕は言っている事がわからなかった
とりあえず近くに置いてた金属バットで殴り掛かった
「!!!!!!!!』
痛い何故か彼女にバットが当たったはずなんだが
その衝撃は僕にくらった
「だ~か~ら!契約したって言ったじゃないの」
「どう言う意味だ!?」
「つまり私とあなたはもう一心同体なの!わかる?」
「なんだって?そんなのは嫌だ契約破棄だ!」
僕は必死だった、あの言葉を聞くまでは
「じゃあ死ぬ?」
「え!」
「契約を破棄するにはそれしかないのどうする?死んでみる?」
まさか…こんな事になるとは思わなかった
とりあえず僕は死ぬ事より生きる事を選んだ
「死ぬのは嫌だ!」
「なら契約を果たすことね」
「契約の内容は?」
「私から話すのは面倒くさいから、パソコンで見て」
彼女はそう言うパソコンを使って文字がびっしりと書いてある
ページを僕に見せた
「あなたが見てる間、私はあなたの中に入ってるから」
そう言って僕に向かって歩いてあともう少しで体と体が触れ合えるぐらいの距離になった
「ちょ!待った、このままだと…」
「ひょっとしてファーストキス?」
彼女が笑いながらこっちを見た
「じゃあ目を閉じて」
僕は目をつぶった…
何も感覚がなく数分がたった
「あれ?いないぞ」
僕はすこしとまどった
「もうあなたの中だから」
「あっ!ちゃんとパソコンは見といてね」
……騙された
っか今まで猫被ってたのか
僕はしょうがなくパソコンを見た
こうして僕は修羅の道を行くのでした