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★文芸・ニノベ作品感想★
12月3日ニノベ作品感想

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★12月3日ニノベ作品感想

最初、3日の夕方ぐらいまで0更新でこれはやばいと思ったが…。
夜22時過ぎからバタバタと更新が相次ぎ、結局7作品まで増えました。
合わせてる訳じゃないと思うが、みんなもうちょっとばらけて欲しいなぁ。
さて次回ですが…。
サイコロの出通りの月5回ペースなら12月7日にすべきなのですが、ちょっと間がなさすぎる。
これ書いているのがもう6日ですしね。
というわけでサイコロ1回分(6日)飛ばします。
次回は12月13日更新の文芸作品の感想を書きます。
どうぞよろしくお願い致します。


今回は以下の作品感想を書きます。


「七聖剣」
「平和と混沌の学園」
「オピオイドの繭」
「天に輝くものすべて敵」
「ドン亀のヨーチン」
「俺と不機嫌な男の娘」
「何か書いたの置いておく場所」

     

「七聖剣」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=15522




滝杉こげお先生作品。
新作のようですがリメイクみたいですね。
リメイク前のは読んでいませんでした。
七聖剣…ロマサガの七英雄みたいな感じ?
直球ですが中二病テイスト溢れる良タイトルです。

■第一章 『試剣 白鶴』
魔王を倒し、その体に封印した勇者。
しかし勇者が死ねば、魔王の魔力が暴走して半径10キロが吹き飛ぶという。
王様から「帰ってくんな」と言われる。
勇者は自由を求め、魔王をちゃんと封印する為、七つの聖剣を探す旅に出る。
オーソドックスなゲームファンタジーですね。
「『欠』能力者バトル」の外伝と言っても通じそう。
ただ、そのまんまゲーム内の世界に入る「『欠』能力者バトル」と違い、こちらは純然たるハイファンタジーの模様。
これをハイファンタジーと言って良いものか悩みますが、そう仮定しましょう。
ハイファンタジーの対義語としてローファンタジーがあります。
いわゆる異世界トリップ物、もしくはその逆に異世界人が現実世界に来るもの。
ハイファンタジーは、完全に異世界ファンタジー内で完結した世界。
つまり世界の理、歴史、文化、言語、全てが現実世界と異なるものです。
でもこちらの「七聖剣」の世界は、パッと見た感じ、ドラクエとかFFの世界をなぞっただけの良くあるゲームファンタジーですよね?
…としか読めない時点で、続きを読む気が半分ぐらい失せるのです。
「ああ、またかー」と。
いや、ありきたりな舞台設定でも良いんですよ?
しょせんライトノベルですし、子供向けで分かりやすい世界。
なろうの異世界トリップ物だって良くある世界設定ばかりですしね。
あとはキャラクターや話の展開でどう個性を出せるかでしょう。
ただ、今のところ何の捻りも見られない。
タイトルとなっている「七聖剣」ですが、最初の一本が『試剣 白鶴(じけん はっかく)』って…日本酒かよw いやそっちは「はくつる」と読むけど、もうちょっと別の名前はなかったのかwww

>なんとも締まらない旅の始まりである。

まさしくその通りで、WEB小説として、次の更新に期待させる引きでもない。
作中のキャラが言うのはいいけど、読者にまでそう思わせちゃいかんでしょ。
もしかしたら私の感想日に合わせ、急いでリメイクしたのかもしれませんが…だとしたら拙速かな。もうちょっと練って欲しい。
同じファンタジーでもまだ「『欠』能力者バトル」の方が面白いです。
あちらはノーサイドの存在が個性となっているし、欠能力というものについてもちょっと面白く感じているところですしね。
私、あれを「コロコロみたいだ」と感想書きましたよね?
別に褒めている訳ではなく、最低限コロコロ読者(小学生)なら何とか騙せるかなという意味です。
こちらはコロコロ読者すら見向きもしません。
まぁ、まだ感想を書くほど話が進んでませんが、ここまで読んだ限りでは、つまんねぇなぁとしか。
締まらない感想で申し訳ありません。

     

「平和と混沌の学園」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17052



崩砂糖先生作品。
可愛らしい女子学生二人のTOP絵。これは嬉しい。
ニノベなのに表紙も挿絵もない作品が多すぎますからね。
FAを贈りやすいし、作品イメージを掴むのにも役立つ。
是非、絵に自信がない方でも挑戦して欲しいところです。

■第01話『新しい風』
おお、これは面白いですよ。
第一印象としては…アニメですけど、「キルラキル」みたいな感じかな?
一見平和な学園。だが元々は荒れた学校だった。
二十年前に現れたカリスマ的新入生によって一つの秩序がもたらされたのだ。
昼は平和な学園、だが夜は暴力の支配する混沌とした学園となる。
夜にガス抜きさせることで、昼は行儀良くしましょうって伝統なのね。
主人公は“戦える”美少女高校生、愁井(うれい)こよみ。
彼女が本能寺学園…じゃない、陽光が丘高校に新風を巻き起こしてくれるようです。
文章も平易な表現であっさり風味、読みやすいです。
続きが楽しみですね。

■第02話『もう一人のルーキー』
いやいやいやw
何となく01話を見て「キルラキル」みたいだなぁと思ったんですが。
さっそく鬼龍院皐月様みたいなのが出てきたw
うん、皐月様への忠誠を誓う四天王のように、ツバキ様に忠誠を誓う三馬鹿ってところですね。
この学園のルールが「温い」って事に対するツッコミがありましたね。
うん、だよねー。私もそう思う。
本当に荒れてたら昼夜関係なく荒れるだろう。
大人しいよこの学園の生徒達。

■第03話『激震の地下闘技場』
ツバキさんちょっと小物臭が滲み出てきています。
文章上の表現は大物感をまだ漂わせてますが、台詞がちょっと小物臭いぞw
これは負けフラグ!?
如月と名乗るファイターが現れ、ツバキの手下三人を一蹴してしまう。
02話でせっかく紹介した意味ねーw
あっ、こいつらかませ犬ポジなんだな。
それとも挽回できるのかこの三人…?

■第04話『始まりの終わり』
如月とツバキのバトル。
ツバキ負けるかなーと03話で思ったが、危なげなく勝利。
如月の方が思ったより小物すぎた。
ただ、ここまで見て特にこよみもツバキも凄いと感じられない。
というのも、「天才」で片付けられているから。
天才というだけで細身の美少女がこうも都合よく鍛えられた男に勝てるんなら、「凛ちゃん奮闘記」の凛ちゃんはとっくに世界最強である。
何故こよみとツバキがそんなに強いのかって描写に説得力を持たせて欲しいところです。

■第05話『動き出した生徒会』
管理された平和に違和感を持つ主人公。
いいねーそういうストーリーになっていくのかな?
と、そこへ。
学園を支配する生徒会からこよみへ、生徒会へ入らないかという勧誘。
まぁ、断るんだろうなーw

■第06話『宣戦布告』
タイトルで既にネタバレw
はい、断りました。
こよみの強さや情報力の秘密は明らかにされておりませんが、読者にも分かりやすく伏線であるとのこと。
そしてこよみと生徒会役員みのりとのバトル。
中々軽快な描写で見所がありました。
文章だけでも十分に情景が想像できるし読んでいて楽しい。
水夏は満艦飾マコみたいなポジションになるのかな?
何で一般人の彼女が会ったばかりの主人公にそこまで強い友達意識を抱いているのかが不思議ですけど。
普通に考えたら人質要員かな?
または友情を築いたところでバッサリ裏切る要員?
はたまたラスボス?

■第07話『群雄割拠』
一気に登場人物が増えていますねー。
その紹介だけで終わってしまいました。
でもやはり、新しいキャラクターをこんなに大勢出してしまうと、一人一人の印象が薄まります。
全員なぎ払われるんだろうなーとしか思えないw
読みやすいのは良いのですが、スケール感が小さい。
展開が読めちゃうのは残念。
予想を裏切って欲しいところ。

■第08話『部活荒らし』
あーなるほど。
こよみの強さの秘密は合気道だったのか。
確かに何で細身の女子が強いのかって説明としては分かりやすい。
そういえば01話で野田を倒した時も相手の力を利用したっぽかったですものね。
ハッキリと明言されていなかったけど、今回で明らかになりました。
ここらで格闘技の知識がある人からツッコミが入りそうな気がしますがどうなんだろう?
私は全然詳しくなくて、バキはピクル編入るぐらいまでしか読んでいない。
合気道についての説明はされませんでしたが、冗長になりかねないし、敢えてしない方がいいかもしれないですね。
ここまで最低限の文章で進めていてテンポ良いです。

■第09話『愁井こよみVS保志圭次』
あっさり勝利。
予定調和ですなー。
バトル描写はテンポ良くてとても読みやすいです。
句点(。)を多用して、短文で切って表現する文章。
これがバトルにおける読者の息継ぎとなっている。
勢い良く見せていると思います。
そういえばシブク先生の「剣と槍。抱くは大志」でも多用されていましたねー。
あれも戦闘描写では秀逸なのです。
ところでやっぱり「やり返さないんじゃなくやり返さないんだよ」は「やり返さないんじゃなくやり返せない」の間違いだよね?

■第10話『放課後ガールズトーク』
こよみが戦う理由について。
確かに10話にしてまだ明かされていませんね。
謎めいたミステリアスな美女というポジションを維持しています。
作者がこよみ好きなんだなーというのが良く分かります。
今のところ全ての登場人物はこよみの引き立て役ですから。

■第11話『放課後ガールミーツボーイ』
うーん、確かにそうですね。
昼間は行儀良く授業を受けていて、夜は喫煙飲酒や売買春や麻薬取引や銃刀法違反している。
それが秩序というのだから歪にして恐ろしいものです。
あれですね、メガテン的なディストピア的秩序です。
学校内なのにバーが経営されているw
未成年飲酒を堂々とする滝川アヤキという少年が登場。
こよみの中学時代の先輩。
なるほど、こよみの情報源は彼という訳ね。
昔は強かったが傷つき引退した先代主人公みたいな風格がある。

■第12話『いざ、決闘の舞台へ』
こよみとアヤキのやりとりは中々微笑ましい。
牙を抜かれたようなアヤキの発言に、こよみはイラついているようだったが。
ちょっと冷血な感じがしていたこよみだったので、アヤキにからかわれて感情を露にしていて良かった。
私、こういうやり取り結構好きなんです。
クールビューティーが軟派な男に翻弄されて徐々に心を開いていくのが。
主人公が人間味のない嫌な奴になっちゃうところだしね。
さて、決闘で戦う予定だった相手が変わります。
横槍してきたのは合気道の使い手。
やはりバトルの魅せ方、テンポが良いですねー。
楽しいです。

■第13話『二人の合気使い(前編)』
合気道対決。
こよみの合気道は空手とのミックスのようです。
そしてこの学園を変えるための手段としてしか考えていない。
武道を利用しているに過ぎないと。
何でもありの実戦だし、落ちている特殊警棒を拾って使うのも躊躇ない。
一見卑怯に見えるが、勝利のためなら何でもするという姿勢はむしろ潔い。
こよみの執念の秘密がますます気になるところですね。
二十年前のカリスマ新入生がらみかな?
その時に辛酸を舐めた人の娘とかだったりして。

全話読みましたが、やはり思うのは二つ。
・テンポ良くて読みやすい。
・ベタで展開も読みやすい。
読みやすいのは良いけど、展開まで読みやすいのはちょっとなー。
良い意味で読者を裏切って欲しいというところ。
今のところはちょっとスケール小さい「キルラキル」ってところです。
それでも十分に面白いんですけどね。
って、コメ返も読みましたけど、これスマホで書いているの?
それは単純に凄い。
スマホで小説書こうって発想が私まったくないんですよね。
3DSで漫画描いている人もいるそうですけど時代は変わったなぁ。

※4日になってまた更新され、「3日に更新」という状態でなくなりましたが、作者さんとコンタクトが取れて感想UPするオッケーが取れましたのでそのまま載せています。

     

「オピオイドの繭」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=16904


えーと、前の感想では第二章の途中まででしたね。
このニノベ感想に合わせて良く更新して下さっているので助かります。
作者名、一路魔絵より変更、黒兎玖乃と明かされています。
この作品に本腰を入れるということなんでしょうか?
何故名前を変えていたのか知りませんが、その方が潔いかと思います。
黒兎先生の本気やいかに。

終末的な世界において、絶望することなく人生を謳歌しようとする武藤と明穂。
緊張感なく秋穂とふざけあっているのは本気で馬鹿しちゃおうというノリな訳か。
まぁ、確かにあてのない旅に出ている時点でそういうメンタルかなぁとは思っていた。
私でも例えば余命があと何ヶ月とか言われたら、大人しくベッドで死を待つより、どこかで野たれ死んでも良いので好きな事して生きるだろう。
と、そういうメンタルがマジに必要な世界のようです。
コソ泥少年ナオトに連れられ、彼の妹と出会う。
妹は繭化のために歩けない体となっている。
それだけならまだしも、名前まで繭化されているという。
繭化というのは単なる体の病のようなものではなく、存在すら滅するようだ。
名前が奪われるってどういう状況なの?
仮に少女が「あきほ」という名前だったとしたら?
ナオトが秋穂に対して「あきほ」と呼びかけたら、ちゃんと言葉としてその場にいる全員に伝わる。
でも妹に対して「あきほ」と呼びかけた時だけ聞き取れなくなってしまうって事?
じゃあ空に向かって「あーきーほー」と誰に対して言うでもなく叫べばどうなるの?
…ちょっと無理がない?
ファンタジーとは思っていたけどここまでファンタジーとは。
繭化という現象、理不尽極まりない。
寓話めいてきましたね。
貪欲に何かを欲する人間でないと、生きることを諦めた者から繭化していく。
そういう世界のようです。
聞き分けの良い人ほど早死にしそう。
じゃあ生き残ってる連中みんな私みたいに図太いゲスばっかりじゃないの?w
そろそろ世紀末覇者が出てきてもおかしくない!w
あー、第二章のタイトルはそういう訳だったのね、なるほどなるほど…。
秀逸でした。
やはりこの独特の世界観は素晴らしいと思います。

さて、第三章は途中みたいだし、他の小説もあるんでまた今度読みます!
今回は二章の途中から読んだけど、久々だったので更新分が分かり辛かったんですよね。
一章づつまとめて読みたいです。
次の感想書くタイミングまでに三章全部更新しててねん♪

     

「天に輝くものすべて敵」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17082




顎男先生ならきっと合わせてくれるものと信じていましたw
しかもおいおい、いつのまにか11話まで進んでいるじゃないの。
これは食いでがありそうだぜ、じゅるり…。

■01.転校生は兵隊さん
安心の顎ブランドですが、最初の赤木とくるみ先生の漫才は若干くどく感じました。
おいおいお前ら観客冷めてんぞ、もっとどっかんどっかんさせぇや! と、さんまの後釜になるだろうと将来嘱望されていた「ぜんじろう」みたいにつまらんツッコミしちゃいそう。
そういえばぜんじろうって最近全然見ないけど今頃何してるんだろう。
…と、小説そっちのけで昨今のテレビ業界の闇について思いを馳せるほどに退屈してきたところ。
突如としてぶっこまれるSF設定。
ええ~~今度は宇宙戦争かいな!?
宇宙(そら)いっぱいに驚きの声が響き、ワイプで輝くような笑みを見せる上岡竜太郎「やるやんけ」
スペースコロニーから来た美少女戦士愛馬ちゃん。
自爆が芸風なのか、私の愛馬は凶暴です、なのか?
月の代わっておしおきよ! されちゃうのか!?
今度こそ最後まで心ぴょんぴょん跳ねさせてくれるんだろうなー?

■02.炎の転校生(♀)
国電パ~ンチ! は、目にも止まらぬ速さでファスナーを下ろした!w
愛馬ちゃんは中々のツンデレのようですね。
それ以外の脇を固める賑やかしも多彩です。
幼馴染でボケ倒しまくる桃子。
同じく馴染みの高知。
踏まれる溝口。
そしてひたすら一人ボケツッコミを繰り返していた漫才師のような主人公・赤木ですが。
露出狂の変態マゾ犬のようですw
男のサービスとか誰得。
のっけから軽妙な顎リズムだ。

■03.寮生になってみた
寮に引越す赤木。
一階に女子、二階に男子って…一つ屋根の下に性少年達を同居させて問題ないの?
とらぶるなの? ラッキースケベ期待していいの?
少年誌の皮を被ったエロ漫画を死守ってそういうメタファーだよね?
やべぇ、のんのんじゃなく、ぴょんぴょんしてきた。
ただ、顎先生の実生活を絡めてきているらしき描写もちらほら。
それが逆に不安要素。

■04.女の子は夜出歩いたら危ないんだゾ!
色んな顎作品でよく「虐げられるモブ」はいるんだけど、溝口はそういうポジションみたいね。
ダウンタウンとかでもそうだけど、何かいじめみたいで笑えない時がある。
沢村~では割とそういうモブが輝く要素あったけど、こちらは望めそうにないしね。
溝口は最後まで虐げられるんだろうな…合掌。
愛馬は何やかんやで馴染んどるやん。
桃子のボケ倒しは…可愛いけどこれあかんやつや。
これが幼馴染で将来の嫁さん候補…?
何だリア充かよと最初思ったけど…。
ドンマイやで~赤木(ニッコリ)
焼き魚にケチャップという発想…!(白目)
顎男先生、だから実生活絡めるの微妙に重いんで勘弁して。

■05.ヒロインを尾行してみる回
深夜に出歩く愛馬。
ストーキングする赤木と桃子。
レンタルビデオ屋であれこれ眺める愛馬。
いちいち漫才する赤木と桃子。
何にも起こっていない回なのに、顎男先生の文章のおかげで面白いw
桃子はうざいけど漫才のボケ相方としては優秀。
怒りのロードショー的な回でした。

■06.愛馬の悩み
シリアスな話していたと思ったら何だこれwww
愛馬が戦えなくなった理由はうんうんなるほどなーと納得。
何となくそうじゃないかなーと思っていたんだが、これガルガンティアだ。
宇宙戦争で人間味がなかった戦闘機パイロットが、自然溢れる世界で生まれ変わったように人間らしくなっていくという。
ガルガンティアのんのんびより風味ってところでしょうか。
いやしかしギャグって分かってるけど、青いお兄さん方、簡単に発砲しすぎでしょw

■07.とりあえずくるみ先生は役に立たない
愛馬の安眠の為、部活をやろう!
と、赤木が提案するまで。
顎先生は溝口に何か恨みでもあるのか…。
死体蹴りやめーや。

■08.即興劇
演劇部に引っ張られる愛馬ちゃん。
新キャラの桜庭さんは実に強烈な個性だ。
顎先生がこの話に結構力を入れてきているのが分かる。
主人公もヒロインもいきなり霞んじゃうようなキャラだけどどうなることやら。
あっ、私、この桜庭ってキャラ凄く好きですよ。
愛馬ちゃんがクッソ可愛い人見知り&乙女になってたし、桜庭登場は吉と出たと思う。
一気にこの物語が面白くなってきました。
頑なだった愛馬ちゃんの心が蕩けてくるやもしれない。

■09.喰って帰ろうぜ
桜庭はやっぱりかなりの強キャラですね。
あっさりと愛馬が兵士である事を見抜いちゃった。
カツ丼食べるのさえ可愛いし、桃子とかいうぐう畜はほっといて彼女をサブヒロインに昇格させましょう。
一方、愛馬はへたれだの人見知りだの言われていますが…。
桃子より身長も低いんでしたっけ。
ビデオ屋でも恋愛物に頬を染め、お姫様に憧れるロマンチスト。
元来は繊細な少女なんでしょうねー。
やはり大正義ヒロインですわ。

■10.そして日常
愛馬はキュアプリンセスとキュアフォーチュンを足して2で割った感じだと思う。

■11.愛馬のお願い
桜庭の脚本www
ここまで徹底して狂言回し的存在で、個性の乏しかった主人公(名前忘れた)
実は演劇経験ありという過去が出てきました。
あーそうだよね、じゃなきゃ何で桜庭みたいな変人と親しかったのかという説明がつかないもんね。
この主人公なら面倒は全力で回避しようとするから。
女装、頑張れw

>とにかく、主人公役が愛馬、幼馴染役が愛馬、そしておまんじゅう役が桃子ということになった。

愛馬2役なの?
ここは誤字かな? 珍しい。

さて…。とりあえず全部読みました。
全体の印象としては「滅神~」より更にライトですね。
1話あたりの文章量も少ない。
より顎シリーズ初見の方にも向いている内容かと。
今後の展開予想としては…SF成分とか宇宙戦争設定は背景としてあるだけで、作中には出てこないのかな?
出てきたとしても物語の締めに少しという感じでしょうか。
続きも期待しております。

     

「ドン亀のヨーチン」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=16891



ヤーゲンヴォルフ先生ェ…。
Twitterでコメントつかない事を良く嘆いてらっしゃいますが…。
言うまでもなく、小説はコメントつかないもんです。
1回あたりの更新で0コメとかざらで、何十回も更新してようやく1コメついたり。
ついたと思ったら「つまらん」だったり。
それで当たり前だし、明確に「つまらん」ってコメはないじゃないですか?
むしろ賞賛コメが多い。
全然気に病むレベルではないと思うんですよねー。
むしろ新都社文芸・ニノベ界では中の上の人気だと思いますよ、割とマジで。
私もこちらの作品楽しみにしていて、FA贈るほどです。
モチベーションは強く持って更新して頂きたいところです。

■5/武島の娼婦
面白いwwwww
私は娼館の経営者と同じ立場な訳ですが…。
こういう兵隊さんなら大歓迎ですね。
軍隊と性に関しては、昨今ますます暗く、誤解されやすい話になりがちです。
日本と韓国における従軍慰安婦問題を持ち出すのは野暮ってもんですが、そのイメージが強くつきまとってくる。
だからWWⅡにおける軍隊と性の実態というもの、戦地や占領地域における娼館がどういうものだったのか?
これを客観的かつエンタメとして描ける作家さんは貴重です。
鱶爾は主人公補正をきかせて美人な娼婦と楽しい一日を過ごします。
大半は上田のような憂き目にあってると思いますがw
現代の日本でも「娼婦を選べない昔ながらの置屋」ってのがあります。
大阪の南部、信太山新地とか有名ですね。
10年以上前に行ったことありますが確か15分7500円だった。
そこはやり手ババアが機械的に女の子をあてがうシステムで、飾り窓やショーウインドウのようにライトアップされた玄関先で客を待つ飛田や松島新地などとは違うんですね。
顔バレを気にしている女性は信太山を選ぶそうです。
だから顔バレを恐れているというだけで、決して美人がいない訳ではない。ブスも多いだろうけど。
話が逸れました。
兵隊が女を買うというのは結構情緒的な部分があります。
娼婦は、貧困ゆえに、両親や旦那に売られてきたのかもしれない。
兵隊は、明日は死体となっているかもしれない。
現代よりもシビアな状況で出会っているのです。
何ともドラマチックじゃありませんか?
現代の兵隊(ブラック企業社員)が風俗大好きなのにも理由があるのです。
一期一会、刹那の快楽、生きている実感。
稼ぎの全部を女に突っ込んでも惜しくないって感じでしょうね。
提示された料金の三倍を惜しげもなく払った鱶爾の心境が私にはよーく分かります。
男として一皮剥けましたね。
北方謙三じゃありませんが、だから童貞はソープに行けばいいのだ。
戦闘やミリタリーに興味ない方もこの章は単独でも読めるのでおすすめです。

■6/極北の輸送作戦
鼠輸送の潜水艦バージョンですな。
やはり大まかにでもWWⅡの戦史を知っていると楽しいヨーチン。
北中支と書いて「ペコポン」って…アニメ版ケロロ軍曹かwww
原作漫画&実際には「ポコペン」の筈ですが、自主規制というか配慮したのか…?
鱶爾と美禰。五銭硬貨をくくりつけた人形、天照旗と帽子を振っての別れ。
前話から続く、情緒的で美しいシーンでした。
こりゃあ死ねないな!
でも友軍のダイマン軍はまったく頼りにならんようです。
先行き不安すぎる。
しもつき一号は補給先のキス島へ向かって北上する。
寒さの描写は真に迫っています。
この世界の地図は明らかにされてませんが、極北とあるから緯度的にはアリューシャン列島あたりになるのかな?
道中、ダイマン艦隊と遭遇するが、かなりの無警戒ぶり。
なるほど、士気は高いかもしれないが、錬度は低そうだ。
結果、先走ったダイマン艦隊が囮となって、しもつき一号の補給任務は成功する。
が、案の定ダイマンは大敗北を喫しています。

■7/金髪の乗客
作者コメント:緊迫感が圧倒的に足りん。

ってことだけど…いやいやいや。
十分、緊迫感ありましたよ?
潜水艦らしく駆逐艦から逃げ回る。
ダイマンの金髪美女士官を救出したは良いが、貴族のお姫様らしく足を引っ張る。
駆逐艦相手に虚実織り交ぜた読み合いの末、何とかかんとか逃げ切るまで。
金髪美女士官は良いキャラしてますが、単に足引っ張り要員で終わっちゃうのかな?
恐らく、匹腹とのロマンスについて語られるとは思うけど…。
やはり思うのは、これだけリアリティを持ってミリタリー物を書くのは大変だろうなということ。
私もそこそこWWⅡの架空戦記物などは好きなので読みますが、書こうと思っても書けないと思う。
様々な潜水艦に関する知識、風習、戦術などなど。
多角的な知識が必要だろうなと感じさせられます。
単純に凄いなーと思いますよ。
軍隊講座も需要あるんだから続けて欲しい。
続きも楽しみにしていますよ!

     

「俺と不機嫌な男の娘」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=15699



初見の作者さんですね。
タイトルはいかにもラノベって感じです。
私も堤真一に似ていると言われたことがありますが、口だけ出川哲郎とか言われたら立ち直れませんわ。
主人公はパーツフェチ職人のようです。
人物の顔のどの部分が芸能人の誰それに似ていると即座に判別できてしまう才能の持ち主。
何と言う微妙な能力でしょうかw
そのため、美形へ対する要求レベルがとんでもなく高くなってしまった。
学校でかなりの美人と思われる人であっても、しょせん地元の高校レベルであれば欠点を見つけてしまう。
テレビに出てくるような完璧な美人、全国ネットレベルでないと美人判定ができない。
と、そんな主人公が、ネットで見つけたかなりの美少女。
でもその美少女、実は女装子だったのである…という筋書き。
まだ始まったばかりですから、これからって感じですね。
気になるのがロータータグが仕込まれていること。
エロに寛容な作者さんのようです。
とりあえずエロ展開来たら更新してくださいw

     

「何か書いたの置いておく場所」
http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=17131



短編集ですね。
初見の作者さんです。

■『口は災いの』
霊に取り付かれた人の話。
描写は頑張っているけどそれだけ。
パニックホラーの序章とか言われたら納得する。
え、これで終わりなん?って感じ。

■『たった二人の最終決戦』
ツナグかシゲルかはっきりしてくれw
解説見たら理解したけど初見じゃ誤字としか思えんw
ウルトラマン的世界。
怪獣の正体は実は…って話。
タイトル被せるぐらいならバーダックの話を見習って欲しいかなぁ。
登場人物達は盛り上がっているけど、説明不足ゆえに感情移入できない。

■『すかれない』
私も実家の一軒家で飼っている犬に嫌われているんですわ。
背後を振り返ったほうがいいかもしれないw
異形の正体に説明がないのでモヤモヤする。

■『ひかのあり』
これが一番良かった…というか、落ちもしっかりついていて怖かった。
ホラーですねーぞぞぞ。
寂しい冬の夜に読むべきじゃなかったw
こういう小品をコンスタントに書けるなら次も期待できそうです。
注文をつけるとすれば、解説を読まなきゃすっきりしないのはちょっと残念かなー。
理想を言えば作品だけで勝負して欲しい。
解説つけるとしても「世にも奇妙な物語」でタモリが最後にちょっと一言言うぐらいで丁度良いです。

       

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