Neetel Inside 文芸新都
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Ideal and Reality
第一章 灰色

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霧に閉ざされた街。-ミスト タウン-
不運にもそこに訪れてしまった男がいた。
その男の名はグローク・アーラスト。
グローク「不気味な街だ。変なところに着ちまったな…。」
この男、グロークは仕事である重要なミスをしてしまった。
そのむしゃくしゃした気分を忘れるためにバイクで当てもなくバイクで走り続けていた。
時計で時間を見た。

――12時25分

今から戻るとしてもだいぶ時間がかかるだろう。
グローク「とりあえずホテルでも探して、そこで一泊しよう。」
バイクを適当なところに置いて、街を歩き始めた。
しかし、一向にホテルなど見当たらなかった。
そんなグロークの目に入ってきたのは誰も住んでいなさそうな廃墟。

ホテルを探すのを諦めたグロークはその廃墟で夜を明かすことになった。
グロークは扉をゆっくり開けた。やはり誰も居なさそうだ。
若干罪悪感を感じながらも寝室を見つけ、寝転んだ。

とてもジメジメしている。そりゃそうだ。
もう何日、何年も外に干していないのだから。

グローク「(もう歩くのは御免だ。今日はここで我慢しよう…。)」

――時計は1時を示していた

     

(ブキヲテニトレ ブキヲテニトレ)
グローク「っ!!」
妙な夢にうなされて魘されてグロークは起きた。
愛用の灰色の衣は汗ではびしょびしょだった。

グローク「何だよ、今の夢…。」
偶然グロークの眼に大きな時計が入った。
――4時
外はまだ真っ暗だ。
不思議ともう眠れそうにはなかった。
(バキッ)
何かが大破した音がした。
それに気付いたグロークは玄関に向かった。

―そこには白目をむき、ズタズタの服を着た男が今にも自分に襲い掛かりそうな感じで立っていた。

危険を感じたグロークは逃げ出した。
男は予想通り追いかけてきた。

寝室に逃げ込んだグロークは急いで扉の鍵を閉めた。
その時あの言葉が頭をよぎった。
(ブキヲテニトレ)
グロークは無我夢中で武器になりそうなものを探した。
クローゼット、棚、机…

あった。
大きな拳銃。弾が2発入っていた。
その拳銃を見つけた瞬間男が扉を体当たりで壊した。

やるしかない。
グロークは男に拳銃を向けた。

     

――グロークは男に銃を向けた。
仕える弾は二発だ。何とかこれだけでアイツを仕留めよう。
しかし拳銃なんて使うのは初めてだ。
二発とも外してしまったら・・・。
グローク「クソッ!」

(ドンッ)

眼を閉じて男に一発撃ち込んだ。

外れた/(^o^)\
男はこちらに向かってナイフを向けてきて、襲い掛かってきた。
その攻撃によってグロークの左肩が負傷する。
グローク「っつ・・・・!」

残っている弾はあと一発。
外す訳にはいかない。

眼を大きく見開き、狙いを定めた。
グローク「喰らえっ!」
(ドンッ)


中ったのだろうか。
グロークは眼をゆっくり開けた。
――男は倒れていた。
グローク「(やった…。俺GJ!)」
とりあえず外に出た。
そしてグロークは気付いた。
これって人殺s…(ry
まぁ、正当防衛で通るだろう。多分。

       

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