僕はあたまがガンガンギンギンしている。それはまさに君たちのせいだ。
"君たち"とは複数人いるようで、実は一人かもしれない。その見分け方は膨大な情報網から探し出す事は極めて面倒で困難なことのように思われる。だからか僕はいちいちそんな事はしない。
ただ、複数人であるか、単数人なのかはっきりしない場合において、僕はあなたのことを、君たちと呼ぶ事にしているだけなのである。
僕は何となくではあるが、君たちにむけて、いやもっと多数複数人に向けて、作品をつくったり、描いたりしている。
それこそ、創作する事は僕にとっては半ば義務的なルーチンワークであり、それが僕の生活の中で避けられない出来事として確立しているようなところすらある。
君たちは僕の作品を読んで、ああだこうだ、と言ってくれる。
ありがとう、それはうれしい。別に嬉しいコメントだけを感謝しているわけではないが、嬉しいコメントの方が僕にとっては有り難いものである。苦しいコメントも、ちゃんと目を通しているし、それについては僕も考えさせられる事が多い。
君たちは非常に僕の作品に興味と関心を持ってくれたからコメントを残していってくれてるのだろうと、思う。
もしくは、君たちは、僕が今後作品を描かなくなるように、もしくは、描いてくれるように密かに願ってコメントを残しているのかもしれない。
そういうことについては、君たちの勝手にしてほしい。
僕はまず、そんなことについては関わりを持てないし、持ちたくない。
僕は友達が多く作れるような良い性格ではないし、内向的で陰湿で、手紙を書かせたら君たちをクスッと笑わせられる程には愉快にかけるだろう。
しかし、人前に立たせ口頭でしゃべらせたのなら、小さな声でまごついていて、まるでそれはインコのようね、と馬鹿にされるのが事の顛末のように思われる。
まあ、つまり、僕は友達と呼べる者は一人しかおらず、性格が良くないと自覚しているところがある。(また、その友達においても絶対の信頼などは抱けずアヤフヤである。)
ひとつに、僕は僕が描くマンガや文章、その他の表現方法で作った作品を観賞してもらって、君たちを元気づける事ができたら僕自身がおそらく世界で一番嬉しいし、楽しいから、僕は僕の作った作品をこうして公開しているのだ。
しかしまだ、そのような人が一人もあらわれていないという実感があり、僕にとっては、それが複数ある中の一つの動力源になっているのかもしれない。
君たちは僕の作品の感想とはちがったことを吹っかけてくることがある。
例えば「この掲載方法は規約に反していて、私はそんな作品をみないし、コメントも寄越すつもりはない。規約は絶対なり!!」というような文言文書を君たちは送りつけてくる。
僕は思う。
例えば僕が小学3年生くらい(小学生)だとして、学校の帰り道、草道をしていた時に目の前5m先程にとんでもないエロ本が落ちていたとする。僕の眼にはほぼ肌色の紙面がちらついており、心の奥底ではぜったいに中身をみてはならないような気がしている。
しかし、僕はその中身にとてつもなく興味があるのだ。
僕が授業で習っている道徳やら、休み時間に野球をして遊んでくれている純真な友達たちが脳裏によぎる。
それにたとえば、両親とか・・・。
僕はここで分かれ道に立たされている事に気付く。
僕の心はその本の中身を見たいと猛烈に思っている。
しかし、僕の周りのたくさんの出来事やら人たちがそれについては反対しているように感じる、もしくは反対している。
僕はこの本を見ることも、見ないことだって出来る。周りには誰もいないし、葦の茂った原っぱに居るので人目にはつかない。
ここからは僕の、ただの僕の意志によって行動できるのだ。
周囲の約束事を守ろうが、破ろうが、自分の勝手であるのである。
そこで君たちに問いたい。
君たちはエロ本を見るかね?見ないかね?
どうでもいいが、人は色んな性格を持った人がいるし、犯罪だって軽々行う者だっている。
安全に守られた論理だけが働いているわけではない。
モノの見方だって人様々である。のに対して、新しい価値観でもって人を納得させる事のできるほどの力、、なんていうのはどうだろう、、。
君たちは作品を観賞する側であるかもしれないし、モノを創る側の人間かもしれない。
あくまで僕の意見だが、君たちの"一方的な"規約の倫理は正直いってダサいし、目も当てられないくらい想像力の無い行為だなと思う。
君たちは"なぜ規約を守らねばならないのか"を語る。
その理由は、"他の皆が守っているのだから、そうしろ。"といった半ば暴力的で一方的だ。
自分の考え・意見なんて一粒も、微塵も入っていない、いわば文言のような、、いや、怪文書のようなものであった事も示しておく。
ビルエヴァンスの「ピース(平和)」でもyoutubeで聴きながら、すこし精神を落ちつかせてみてはどうか?平和的な解決方法だと思うのだが・・・。
「あんな弱小作家のやってることなんて到底くだらない、この世にとってなんの価値もないことさ、、。」
と一言つぶやけるくらいの余裕を持てたら、また今度は僕から「お願いします、この作品読んで下さい・・」と
これまた君たちにとっては、とんでもない怪文書を送りつける事もありうるだろう。
どうだろうか・・・
なあ、世界はそのように廻ってしやいないか?