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ミシュガルド戦記
90話 血を沸き立たせるもの

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90話 血を沸き立たせるもの







 三国協調“ミシュガルド大同盟”結成と、大同盟軍による天空城アルドバランとそこを根城とする獣神帝討伐が行われるというニュースは、世界発行部数百万部に及ばんとするクラーケン新聞により、たちまち世に伝えられていた。
 同盟軍の旗艦となる大型戦闘飛行船Z-29が大交易所の郊外に停泊しており、その周辺にて主要三大国の軍だけではなく、冒険者を募る“傭兵募集”も盛んに行われているのだった。
「さぁさぁさぁ!」
 健康的に日に焼けた肌に真っ白な歯を煌かせた中年の男が、鎧兜に派手な羽根飾りなどをつけ、まるで大道芸の道化師のような出で立ちとなって、大交易所の群衆の前に勢いよく躍り出る。
 ハイランドでも傭兵王ゲオルクの側近としていぶし銀の活躍を見せているゴンザである。本来は陽気な性格であり、こうして見世物のように人前に出るのはお手のものであった。
「ミシュガルド大交易所の勤勉なる市民の諸君! しばしの間、ご注目あれ!」
 ゴンザの目くばせにより、同じくハイランド傭兵であるヒザーニヤが仰々しく飾り立てられた台車をガラガラと押し出してきた。台車の上には覆いに隠された何かがあるようだ。
「さぁ、ご覧あれ!」
 ゴンザが覆いを暴くと、光り輝く宝玉が現れる。
 群衆は色めき立った。
「おおおお!」
「なんて見事な宝玉だ!」
「ハイランドの傭兵さん、まさかそれが…?」
 群衆に尋ねられ、ゴンザはにんまりと白い歯を煌かせる。
「───そう、世に名高い…ハイランド王ゲオルク陛下が所有する王の証! この世に二つとない逸品! 天空城アルドバランへ入る鍵となるアスタローペの宝玉さ! つまりこれを握る我がハイランド軍こそが、この大同盟軍においても最も重要な役割を担っているという訳だ!」
 勿論それはレプリカであった。盗まれては一大事であるから、本物をこんな場所に持ってくる訳はない。それに本物はもっとくすんだ色をしているので、これはいかにもわざとらしい光沢をつけた見世物用というわけだ。 
「……さて、ミシュガルド大交易所の諸君! 実はこの宝玉は…傭兵王ゲオルク陛下から、ある御方へ譲られたのである!」
「ええっ…!?」
「でもそれってハイランド王の証でもあるんだろ?」
「そう。その御方とは、即ち、次期ハイランド国王…!」
 ゴンザが派手にパン!と手を叩く。
「ご紹介しよう! わがハイランド傭兵軍団長にして、ハイランド王子アーベル殿下であーる!」
「やれやれ…」
 はみかみながら、アーベルが群衆の前に現れる。ミシュガルドに上陸したばかりの頃の簡素な旅装ではなく、王子らしいパリッとした軍服──幾つもの勲章を胸に飾り立てた──をまとっていた。質実剛健でもってするハイランド王国であるから、これもまた必要以上に華美であった。
「おおっ、ハイランドの王子だって…!?」
「何か可愛い顔してるじゃん」
「へぇ、ハイランドって貧乏国家って話だったけど、王子ともなるとやっぱり羽振りは良いのかねぇ」
「それに…何かすげー良い女はべらせてんなぁ」
「おい、お坊ちゃん。もうそのねーちゃんとはやったのかよー!」
 などと群衆が下世話な野次をはやし立てていた。
 アーベルはゴンザやヒザーニヤだけではなく、たまたま交易所にいたハイランド出身の女戦士シャーロットも側にはべらせていたのだった。
「ふふん♪」
 シャーロットはかつての戦争時にはまだ新兵であったが、経験も積み、今やハイランド軍でも中堅を担っている女戦士である。ただこの時ばかりは派手なドレスで着飾ってアーベルの側で色気を振りまいていた。ただ、群衆の下世話な野次に内心腸煮えくりかえっているのだが、「私は経験豊富な女戦士なんだからその程度の野次なんて何でもないわ!」と、プライドゆえに顔には出さなかった。
「ふっ……」
 ずい、とアーベルは前に出て、群衆を睥睨する。
 その様子は王子然としており、明らかに群衆を見下している。
「どいつもこいつも…腐った目をしてやがるぜ」
 いかにも育ちの良い美少年然としたアーベルがそんなことを言ったので、群衆は度肝を抜かれる。
「俺はここに、俺の軍に相応しい兵を探しにやってきた」
 いつもは己のことを「僕」というアーベルだが、この時は「俺」であった。
「己の勇気を証明するためには命を捨てるのも惜しまない…本当の戦士を…だ!」
 いつの間にか、群衆はしんと静まり返ってアーベルの話に耳を傾けていた。
「だが、とんだ無駄足だった。ここには戦士どころか、魔物の餌にしかならないカスどもしかいない!」
 アーベルは宝玉を握り、高く掲げた。
「財宝か!? フン、確かに金はいい。傭兵として戦って報酬を得ていけば、自然と己の市場価値も上がっていく。まるで自分の価値まで上がったように感じることだろう」
 アーベルはシャーロットの腰に手をまわし、強く抱き寄せた。
「女か!? ああ、確かに女はいいさ。男なら誰だっていい女と寝たいと思うもんだ。だがいいか、お前ら…」
 アーベルは冷たい目を群衆に向ける。
「こんなものはクズ同然だ」
「クズって…!」
 アーベルはシャーロットから手を放し、腕組みをしながら傲然と言い放つ。
 シャーロットが抗議の呟きを僅かに漏らすが、アーベルは無視して群衆に向けて語り掛ける。
「……俺が戦うのは、こんなもののためじゃない───知っているか、お前ら。戦場のにおい・・・を。知っているか? 戦いの中、血がたぎり、総毛立ち、戦慄が走るのを。己の全てを賭して戦い、敵を打ち倒し、そして勝利の歓喜に包まれた時……かつて味わったことのない“戦士の愉悦”を…! 本当の戦士しか知りえぬ快楽! 戦った者にしか与えられぬ至高の愉悦を!」
 アーベルの演説に、いつの間にか群衆は固唾を飲み、握りこぶしを固く握りしめていた。
「……この泥の中から這い出し、本当の戦士となるか。それともこのまま泥の中で腐っていくか…。お前たちに選ぶ権利を与えてやる。進みたい奴は付いてこい。例え今はカスであろうと、俺が一人前の戦士に仕立ててやる…」
 それだけ一気に言い放つと、アーベルはくるりと背を向け、シャーロットを抱き寄せながら、颯爽と群衆の前から去っていくのだった。
 後に残ったのは群衆の歓呼のこだまであった。
「う──うおおお! なんてかっこいいんだ!」
「お、俺はなる!なってやる! 真の戦士になるぞー!」
「アーベル閣下! どうか俺も! 俺もハイランド軍へ…!」
「ハイランダー! ハイランダー!」





 ハイランド軍天幕に、けたたましい叫び声が響いていた。
「……女を何だと思ってるのよ!」
「ま、まぁまぁ…芝居のことじゃねぇか」
 シャーロットの怒りに、ゴンザは冷や汗を流しながらたじろいでいる。
 台本はゴンザであった。アーベルもシャーロットも演じていたにすぎない。
 だが、あの芝居のおかげで、ミシュガルド大交易所で腕に覚えのある戦士が乗せられ、続々とハイランド軍の傭兵となっていた。かつての戦争で数を減らし、それでも徐々に数を回復していたハイランド軍だったが、ゲオルクが床に伏せっている今、やはり戦力の補充は不可欠だったのである。
「僕もあの台本はどうかと思ったが、そのまま演じてしまった。すまない、シャーロットさん」
 アーベルもシャーロットに頭を下げる。
 すると、シャーロットは顔を赤らめもじもじと内股となっていた。
「あ……アーベル殿下はいいのよ! そりゃ何も聞かされていなかったからちょっとびっくりしたけど、よくよく聞いてみたらあれを書いたのはゴンザ副長だっていうし……」
「ちっ…トロル女が何を恥じらってやがるんだ」
「……ゴンザ副長? 聞こえてますよ~~? ああそうか、死にたいのか。死にたいんですね。分かりました。この戦斧でばっさりと──」
「わぁっ、待て待て、冗談だって、じょうだ──」
 天幕からゴンザの絶叫が響いた。






「真の戦士……戦士の愉悦か……」
 虚ろな目をした白髪の青年は、アーベルの演説を聞いてからというもの、かつてのようにめらめらとオレンジ色の瞳に闘志が戻ってきていた。
「何だか僕は……ずっと昔に戦士として戦っていたような気がする……」
 シャーレである。
 空っぽだった男は、クラウスから譲り受けた炎の剣メギドブレードを背負い、この大交易所で冒険者の真似事のようなことをしていた。簡単な魔物討伐の依頼を受け、日銭を少しばかり稼いではいたが、何ら記憶を取り戻すことはなく、仕事も面白いものではないから血が沸き立つこともない。
 狂戦士と呼ばれていたかつての彼の姿とは程遠かった。
 ミシュガルドの魔物は他の大陸のそれよりも強い。
 だが、少々強いと言っても知性も何もないただの魔物と戦って命を落としかけるなど、かつての彼であったなら考えられないことだった。もしかつての彼が今の彼を見たとしたら、「情けねぇ、軟弱者め」と激しく怒りを露わにしたであろう。
「でもやっぱり僕は……戦士なんだな」
 剣を握った時、命がけの戦いになった時、沸き立つ血が抑えきれない時がある。
 命がけであろうがなかろうが構わない。
 目の前の敵を何も考えずぶった斬ることしか考えられないことがある。
 ただ、何もかも忘れてしまったといっても戦いの恐怖は染みついていた。シャーレの戦い方は慎重なものになってしまっており、彼の本来の実力を全く発揮できていなかったのだった。
「……彼らと共に行けば、僕にも何かが見えてくるのだろうか……」
「ハイランド軍に入るおつもりですか?」
「え? あなたは……?」
 声を掛けられ、シャーレが振り返ると、そこには日焼けして固太りした見事な体格の人間の戦士が立っていた。年のころは三十歳に及ぼうというほどか。戦いに慣れた戦士特有の堂々たる余裕が感じられる。
「突然声をかけてすみません。私はロメオ・バルバリーゴと申します」
 ロメオは、恐らく今のシャーレよりも余程強いであろうし、年上であるにも関わらず物腰は丁寧であった。
「私もハイランド軍に入ろうと思っていたんですよ。そこの彼らと一緒にね。もし宜しければ一緒に行きませんか?」
「よう、お坊ちゃん」
「……ふん」
 ロメオの連れは、いずれもひとかどの戦士であろう。熟練の戦士の風格を漂わせていた。
 一人は逆立った灰色の髪をした長身の戦士。身の丈はあろうかという大剣を帯びている。ニヤニヤと笑みを浮かべており、不敵な様子。
 もう一人も銀髪で爽やかな雰囲気で長剣を帯びている戦士だが、どうも何か不満げな様子であった。
「ヨハン・ウルフェルトだ」
「……ウォルト・ガーターベルト」
「なぜ、僕を誘うのですか?」
 素直に疑問なので尋ねるシャーレに、ロメオはもっともらしく肩をすくめてみせた。
「傭兵契約というのは案外数が重要なんですよ。たった一人、後ろ盾のない者が契約を結ぼうとしても、安く買いたたかれるのです。でも何らかの実績を持っていたり、まとまった数の戦士であれば、少し条件の良い契約が勝ち取れる。要は頭数合わせってところです」
「へぇ……なるほど。じゃあ一緒に行くとしましょうか。僕はシャーレと言います。宜しくお願いします」
「ふふふ。話が早い」
 ロメオはにっこりと笑い、シャーレの肩をがっしりと抱き寄せた。
「さぁ、シャーレさん。我らメゼツ小隊の力の見せ所ですよ!」
「おう、行くぜ~~」
「ふん! そいつの名前は出すなって言っただろ!」
「メゼツ……? うっ、頭が……」
 四人はハイランド軍の天幕へと向かっていった。





 古代ミシュガルド文明の遺産・天空城アルドバラン…。
 重力制御用の黒柱が城郭下部で巨大な質量を持ち上げ、巨大な城郭が空に浮かぶという奇想天外な光景を見せている。
 その周囲には多くの知性なき飛竜、獣神帝が放った一つ目の魔物──血の使い魔──が漂い、蠢いている。 
 城の内部にも幾多の魔物が蠢いており、更に古代ミシュガルド時代から稼働しているという機械兵が「キルキルキル」と機械音を響かせて闊歩していた。
 その中で知性を持つのは、機械兵と魔物を統率する幹部たちのみ。
 城郭内のどこを歩いても“民”の声を聞くことはない。
 ただ、魔物の咆哮と、機械音だけが響く城…。
「これでは国とは言えない」
「くくく……そうかな?」
「知性なき魔物は“民”でありえない。野生動物を少々禍々しくしたものに過ぎない。だから貴殿が魔王であると言っても、ここは国ではない」
「ならば子を作るか? 俺とお前で」
「私は子を為せない……そんな資格はないのだ」
 アルドバランの獣神帝勢力とエルカイダとで同盟を結んだと言っても口先だけのことではないことを証立てるため、アメティスタは獣神帝とふしどを共にしていた。
「資格がないとはどういうことだ?」
「私はかつて、竜人の里を守るために甲皇軍と戦った。しかし守り切れず……多くの未来を担う子供たちを死なせてしまった。その時に思ったのだ。私には自らの子を抱く資格はないなと───だからだろうな、愛する男が別の女と子を為していても、嫉妬するどころかどこか安堵してさえいた。私には土台無理な子作りを、彼女が引き受けてくれたのだと。ああ、これで私の愛する男の未来はつながれたと」
「……」
「そしてこうも思った。愛する男の傍らに立てずとも、剣を捧げる騎士としてならば立つことはできる。彼はその剣を受け取ってくれた…。だから私は、最後まで騎士として戦って死ぬつもりだった…。それなのに、愛する男を死なせてしまったというのに、無様にも私だけ死にきれなかった」
「……」
「しかしながら、愛する男が死んでも、彼が為そうとしていた偉業は誰にも汚させはしない。アルフヘイムの平和のため、この身を捧げる。憎っき甲皇軍の連中も一人残らず殺し尽くすのだ」
「くくく…それがお前の望みならば、俺は惜しみなく力を貸してやろう…」
「私とお前に未来はないがな」
「構わぬさ。お前も構わないのだろう?」  
「ああ。私たちは、互いに利用し合う関係でいい…」
 獣のように交わりながらも、アメティスタの声はまったく平坦だった。
 情は一切通わすつもりはなかった。
(──少しは、情を通わせても良かったのだが…)
 獣神帝とは週に一度ぐらい義務的に交わっていたが、それでも一向にクラウスのことを忘れることはできなかった。クラウスには出会った頃から妻がいたし、彼と不倫の関係に陥ったことも一度としてないので、“過去の男”というにはおこがましい。クラウス以前を遡ってみても、情を交わしたことのある竜人の男もいるにはいたが、やはり今となっては語るに値しない男ばかりであった。
(──この男と寝ても、何ら心は動かなかった)
 何千年と生きているというまさしく魔王と呼ぶに相応しい男というが、寝てみれば別に他の男と大して変わるところもない。自分に女としての生き方は残っているかもしれないと期待すればこそ、やはり無いと突きつけられては失望も大きかった。恐らく誰と寝たとしても、クラウスのように心を動かされ、血が沸き立たせられるような男は今後現れないのであろう。
「やはり私にはこれしかないか……」
 ニコラウスが部屋から去って行った後、アメティスタは粛々と黒騎士の鎧兜を身に着ける。中でもすっぽりと頭と顔を覆い隠す兜である。これを被った時、アメティスタは女である自分を完全に打ち消すことができた。
 やはり、黒騎士の鎧兜は呪われているのかもしれない───。
 アメティスタは、心が急速に冷えていくのを感じていた。




「ニコちゃん!」
 けたたましい金切り声が響く。
 大交易所で各国の要人らを襲った獣神帝勢力の幹部──カラスの魔物が変化したという女戦士エルナティであった。忍術のような真似ができ、本来は諜報や暗殺などを担い、ひっそりと活動することを得意とする彼女だが…この時ばかりは潜んでいることなどできなかった。
「どうして……あんな下賤な竜人なんかと……っ!」
 エルナティははっきりとニコラウスに好意を抱いていた。
 ただのカラスの魔物だった自分に知恵を与えてくれた存在であるし、他の幹部よりも見た目が幼い人間の少女のようで可愛らしく、誰よりも愛されているという自負もあった。にも関わらず、ニコラウスがアメティスタの部屋に行ったことで、嫉妬と怒りが抑えきれなかった。
「くくく……あなたは本当にあの女とは真逆ですね」
 感情を表に出しすぎるところがね。
 そう言って、ニコラウスはエルナティを優しく抱き寄せ、甘い口づけを交わしてみせる。
「大丈夫。あの女とは同盟を結ぶために寝ただけです。私の心はいつもあなただけのものですよ……」
「本当? いえ、ごめんなさい。ニコちゃん……疑ったりして。でも、私を捨てないで……」
 エルナティの瞳は潤みを帯び、すうっと色がくすんでいく。
 ニコラウスお得意の洗脳術は正常に効いていた。
 これでまたエルナティは、忠実なニコラウスのしもべとして役立ってくれることだろう。
(……他愛のない。だが、あの女は……なぜ俺の術が効かんのだ……)
 ニコラウスはアメティスタをも洗脳しようとしていた。
 だが、なぜか通用しなかったのである。
(くくっ、愛ゆえにというやつか……?)
「まぁ、どうでもいいが……」
 ニコラウスにとっては、アメティスタが洗脳されてなかろうが、利用できればそれで良いし、彼女が戦いの中で死にたがっているのは感じ取っていたし、それで構わないのである。
「人間共が来る。持ち場につくんだ」
「分かったわ、ニコちゃん」
 エルナティが元気よく飛び立っていく。
 ニコラウスは不敵に笑みを浮かべ、天空城の頂から眼下を見下ろした。
 灰色の塊となった戦雲が天空城を包み込んでいた。
 人間どもが押し寄せてくる。
 それが何だというのだ。
 ミシュガルドの支配者は己である。
 古代ミシュガルドから伝わるすべての遺産を使ってでも、二度とあのくびき・・・には屈しない。
 かつて古代ミシュガルド人から受けた屈辱を晴らしてくれる。
 彼は彼で、人類への憎悪で、血を沸き立たせていた。





つづく

       

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