女心なんて俺が知るはずないじゃないですか
免疫ないんです
ピコピコン♪
『今日は20時には帰るよ(゚∀゚ )』
ピコピコン♫
『はーい、お仕事頑張ってね♥』
いかにも夫婦な会話だな
顔が思わずニヤける。
あれから、貞代とも大きな喧嘩もなく THE新婚生活 らしくなってきた。
なんか俺、幸せーーーー←
「あのぉ、田部先輩。」
我にかえる。
「あえっ、とっ。浦原さん?」
浦原 由利亜さん、今年入社したばかりの新入社員だ。
大きな黒目にくっきりした二重。パーマがかった明るい髪、そばにいるとなんかいい匂いがする。噂ではT大卒と才色兼備、なんでうちの会社に入ったのか疑ってしまう。正直かなり可愛い。
何より豊満な胸…
っと、あんまりそんなこと考えていたら貞代に殺られてしまうかな。
「田部先輩っ、あのー、」
「あぁ、ごめんっ。どうしたの?」
「会議の議事録作成してるんですけど、確認お願いしても良いですか?上手くまとめられたか心配で…。」
「あぁ、そんなに気を張らなくても大丈夫だよ。要点だけ合ってくれてれば問題ないし…」
ち…近い。
仕事とはいえ女子と近くで会話をするのはなかなか慣れない。
貞代以外女性の免疫がない上に、谷間を覗かせる格好されるともはや心臓に悪い。
「うn。。全然大丈夫だよ。」
「ありがとうございます。すみません…お忙しいのにお時間とらせてしまって…。」
「全然 全然、全くそんなことないから!!」
どっちかって言うと嫁とのLINEにニヤケてただけだし。。。
「あのぅ、田部先輩。」
まだいた!?浦原さんん!??
「今日のお昼、一緒に食べませんか?」
はっ!?
『今日は20時には帰るよ(゚∀゚ )』
ピコピコン♫
『はーい、お仕事頑張ってね♥』
いかにも夫婦な会話だな
顔が思わずニヤける。
あれから、貞代とも大きな喧嘩もなく THE新婚生活 らしくなってきた。
なんか俺、幸せーーーー←
「あのぉ、田部先輩。」
我にかえる。
「あえっ、とっ。浦原さん?」
浦原 由利亜さん、今年入社したばかりの新入社員だ。
大きな黒目にくっきりした二重。パーマがかった明るい髪、そばにいるとなんかいい匂いがする。噂ではT大卒と才色兼備、なんでうちの会社に入ったのか疑ってしまう。正直かなり可愛い。
何より豊満な胸…
っと、あんまりそんなこと考えていたら貞代に殺られてしまうかな。
「田部先輩っ、あのー、」
「あぁ、ごめんっ。どうしたの?」
「会議の議事録作成してるんですけど、確認お願いしても良いですか?上手くまとめられたか心配で…。」
「あぁ、そんなに気を張らなくても大丈夫だよ。要点だけ合ってくれてれば問題ないし…」
ち…近い。
仕事とはいえ女子と近くで会話をするのはなかなか慣れない。
貞代以外女性の免疫がない上に、谷間を覗かせる格好されるともはや心臓に悪い。
「うn。。全然大丈夫だよ。」
「ありがとうございます。すみません…お忙しいのにお時間とらせてしまって…。」
「全然 全然、全くそんなことないから!!」
どっちかって言うと嫁とのLINEにニヤケてただけだし。。。
「あのぅ、田部先輩。」
まだいた!?浦原さんん!??
「今日のお昼、一緒に食べませんか?」
はっ!?
これはどういう状況だ!!?
目の前には今朝コンビニで買ったおにぎりとパン、そしてあの浦原由利亜さんがいる
頭の中はこの2時間で起きた出来事をフル回転で整理する。
嫁との連絡のやりとりにうつつを抜かしていたら社内でもダントツ人気の浦原さんに先輩らしくアドバイスなんかしたりしちゃってからのまさかのランチ一緒にって。
まさかっ。
何かの罰ゲーム?
それともからかわれている?
そうだよな。こんなことおかしいに決まっている。
「田部さん、お弁当じゃないんですね。」
「え?」
「あっ、いえ。田部さん最近結婚されたってお聞きしてて、てっきり愛妻弁当かなって思ってたので。」
「あー、いや嫁さんも働いてて朝時間なくてさ。それに料理もそんなに得意じゃないっていうか。アハハハハ」
あー、上手く笑えてる気がしない。
緊張の汗が止まらない。
「…私なら、忙しくても作ってあげたいって頑張ります。」
ボソっと言う。
「えっ?」
「私こう見えて結構料理得意なんですよ?」
浦原さんはすぐに笑顔に戻ると弁当箱の蓋をあけた。
そら豆の入ったごはん、可愛らしいタコさんウインナーの隣には一口サイズのハンバーグが並んでいる。花形に切られたゆで卵がほうれん草ソテーのそばに並びお花畑みたいだ。
「す…すごい弁当だね。」
これが女子力弁当かっ!!?貞代には見たこと無い要素だ。
「ウフフ。結構がんばってるんです。良かったら一口どうぞ」
えっ?
俺今アーンされようとされてる?
いやいやいやいや、まさか
「はい、アーンしてください」
いやいやいやいやいやいや、深い意味はないって
てかこれ夢だって
迫るタコさんウインナー
そして全く目覚める気配のない現実感
一体なんなんだ?
目の前には今朝コンビニで買ったおにぎりとパン、そしてあの浦原由利亜さんがいる
頭の中はこの2時間で起きた出来事をフル回転で整理する。
嫁との連絡のやりとりにうつつを抜かしていたら社内でもダントツ人気の浦原さんに先輩らしくアドバイスなんかしたりしちゃってからのまさかのランチ一緒にって。
まさかっ。
何かの罰ゲーム?
それともからかわれている?
そうだよな。こんなことおかしいに決まっている。
「田部さん、お弁当じゃないんですね。」
「え?」
「あっ、いえ。田部さん最近結婚されたってお聞きしてて、てっきり愛妻弁当かなって思ってたので。」
「あー、いや嫁さんも働いてて朝時間なくてさ。それに料理もそんなに得意じゃないっていうか。アハハハハ」
あー、上手く笑えてる気がしない。
緊張の汗が止まらない。
「…私なら、忙しくても作ってあげたいって頑張ります。」
ボソっと言う。
「えっ?」
「私こう見えて結構料理得意なんですよ?」
浦原さんはすぐに笑顔に戻ると弁当箱の蓋をあけた。
そら豆の入ったごはん、可愛らしいタコさんウインナーの隣には一口サイズのハンバーグが並んでいる。花形に切られたゆで卵がほうれん草ソテーのそばに並びお花畑みたいだ。
「す…すごい弁当だね。」
これが女子力弁当かっ!!?貞代には見たこと無い要素だ。
「ウフフ。結構がんばってるんです。良かったら一口どうぞ」
えっ?
俺今アーンされようとされてる?
いやいやいやいや、まさか
「はい、アーンしてください」
いやいやいやいやいやいや、深い意味はないって
てかこれ夢だって
迫るタコさんウインナー
そして全く目覚める気配のない現実感
一体なんなんだ?
かつて、これほどまでにタコさんウインナーで悩んだ男がいるだろうか。
どうする!!?俺
どうする!!?
A:ここは、妻ある身として丁重にお断りする
変に意識しやがってる痛い先輩と思われる可能性アリ
B:軽いノリとして頂いておく
本当に食べやがったと痛い先輩と思われる可能性アリ
C:急な仮病でそれどころではない雰囲気を新たに作る
下手な芝居とバレルと痛すぎる先輩と思われる可能性アリ
どれもダメだぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!
それなら俺は、
パクンっ
我が人生に一生の悔い無し。
タコさんウインナーは口の中へと消えた。
差し出されたタコさんウインナーを素手でつかみとり、アーンを阻止しつつも後輩の気遣いを無駄にはしない
嫁にも後輩にも最大限の配慮をした選択だ
「田部先輩、食べましたね。タコさんウインナー。」
あ・・・れ?
浦原さんの笑顔が一瞬怖かったような。
「ウフフ。美味しかったですか?」
「あぁうん。すごく。ありがとう。」
気のせいか。いつもの浦原さんの笑顔だ。
結局、来週もランチを一緒に食べる話をしその場は終わった。
どうする!!?俺
どうする!!?
A:ここは、妻ある身として丁重にお断りする
変に意識しやがってる痛い先輩と思われる可能性アリ
B:軽いノリとして頂いておく
本当に食べやがったと痛い先輩と思われる可能性アリ
C:急な仮病でそれどころではない雰囲気を新たに作る
下手な芝居とバレルと痛すぎる先輩と思われる可能性アリ
どれもダメだぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!
それなら俺は、
パクンっ
我が人生に一生の悔い無し。
タコさんウインナーは口の中へと消えた。
差し出されたタコさんウインナーを素手でつかみとり、アーンを阻止しつつも後輩の気遣いを無駄にはしない
嫁にも後輩にも最大限の配慮をした選択だ
「田部先輩、食べましたね。タコさんウインナー。」
あ・・・れ?
浦原さんの笑顔が一瞬怖かったような。
「ウフフ。美味しかったですか?」
「あぁうん。すごく。ありがとう。」
気のせいか。いつもの浦原さんの笑顔だ。
結局、来週もランチを一緒に食べる話をしその場は終わった。