訪問ありがとうございます。
どこまで読んでいただいたのか、私の知る由もないことですが、このあとがきを読んでいるという事は、ほんの少しでもこの作品に興味を持ってくださったのだと強引に判断し、勝手にお礼を言わせていただきます。
ありがとうございます。
素人の分際で【あとがき】というのは生意気に思われるかもしれませんが、個人的には【あとがき】までが小説だと思っているので少し書かせていただきます。
早速、偉そうに言いますが、小説とは作者の心の叫びだと思っています。心に溜まった様々な鬱憤を吐出す為、小説に仕上げるのだと個人的に考えています。
前回は若者の力を表現したいと話を作り、今回は人と人との繋がりを表現するためにと話を作りました。
このテーマについては前作を公開する以前から、いつか書きたいと考えていたものです。
それでは、このテーマでどのように物語を組み立てていこうか考えたところ、前作は学生時代をベースにして自分の過去を振り返り、一作書かせていただきましたが、また同じ様に過去を振り返っていては芸が無いし、書いていて面白くないだろうと、今作は自分自身が置かれている現状を基に物語を書こうと決心しました。
そうして、作者の実年齢とほぼ同じ27歳の男女を主人公に抜擢しました。27歳を描くために、自分は勿論、身の回りに居る同年代の方々の話を聞き、彼等の現在抱えている悩みや今後の展望だったりを、積極的に作品へ取り入れてみました。
その結果、少し重苦しい雰囲気の作品になった気がします。その為、書いている間は自分自身、何となく重い気分になることもありましたし、今の私たちの世代は皆、悩みで一杯なんじゃないかと、一人で考えたりもしました。
ですが、そのおかげで作者の心の叫び、想いを作品へ込めるという事に関しては成功したのではないかと、個人的に考えています。
次回作に関して、構想は殆ど出来ていませんが、まだまだ叫びたい衝動は残っていますので、またいつか、新都社の場をお借りして書かせていただけたらと思っています。
ありがとうございました。