Neetel Inside ニートノベル
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肛門のにおい
肛門◎

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僕は自分の肛門のにおいを嗅ぐのが好きだが、正確には嗅ぐことで本能的な安心感を得るためである。と自分では思っている。
次の予定がさし迫っててもなお敢えて時間を消費し喫煙所に寄る人間と似ているのではないか?吸えば安心する、落ち着く。僕は嗅げば安心する、落ち着く。

うんこを上手く拭き取れなかった時は、いつもより多い回数嗅ぐ。それを止めることは出来ない。
ズボン越しの尻穴に中指または人差し指をぎゅっと立てて、指先に残る臭気をさりげなく鼻の穴に持っていく。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕の妄想の中の彼女は僕の家に来て、たまたま僕と同じようにうんこを上手く拭き取れず、尻穴に残る僅かな残渣から生じる臭気を嗅ぐ癖があった。

座布団にあぐらをかいて座り、無造作に動きながら実は右手の指を尻穴に入れなんとなく鼻を掻くふりをしてにおいを嗅いでいる。

利き腕が右にも拘らず敢えて左手で僕に触れる理由はきっとそうなんだ。

でも大丈夫。僕もそう。僕も彼女の愛情に応える。もちろん、左手で。

       

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