職人人の一種である亜人職人人が造ったガラス製の仮面
被った対象を亜人に変える効果を持つ。
着用時に肉体に負った傷や病は内臓や欠損を含めどんなものでも全て回復するが、既に傷痕になったものは治らない。
着用中は仮面の存在を本人しか認識できず。本人にしか外すことはできない。
亜人の形態は個人で固定されていて獣人に変化する者が次に仮面を被った時にドワーフに変わることはない。
亜人が被ると元の種族や血統を無視して本人の性格的なイメージに合った姿に変身する。
魔物や職人人に変身したケースも確認されている。
稀に性別すら入れ替わる。
ただし一定時間仮面を着用し続けていると仮面をつけていたことを忘れて身も心も変化後の亜人になってしまう。
一度完全に亜人になってしまうと元に戻す方法は顔の肉ごと仮面を削ぎ取る以外に無くなる。
仮面は使えば使うほど顔にぴったりと馴染むようになり、亜人の肉体もより研ぎ澄まされて動くようになるが、同時に仮面との同化に要する時間も短くなってゆき、最終的には被った瞬間完全な亜人と化す。
既に仮面との同化により亜人と化した者に更に仮面を被せた場合、変身は亜人化した対象のイメージが優先される。
現在確認できるこの「仮面の重ね掛け」を行った最大枚数は三枚。
(人間→エルフ→エンジェルエルフ→黒兎人と変化)
亜人職人人はこれを不規則に作製して無作為にバラ撒いているとされるが、目的は不明。
未だコンタクトを取れたという記録は存在しない。
甲皇国はこの亜人職人人を人間種の優位性を揺るがしかねないとして、懸賞金をかけて指名手配をし、仮面の破壊を推奨しているが、未だその足取りは掴めず、仮面もまた強力な効果故に高値で取引されている。
長時間仮面を被っていると時折幻聴や幻覚、強い既視感や漠然としながら抗い難い望郷の念を覚えることがあるとされるが、詳細は不明。
更なる情報求む。
ミシュガルド合同調査報告所3
獣変の硝子面
○使い方(一例)
・敵の罠にかかって大ピンチだったけど、亜人に変身した時の能力で切り抜けられたぜ!
・この仮面さえあればどんな怪我でも即回復! 向かう所敵無しだオラオラ! うわあああ仮面が外れない助けてくれええええ!!
・まさかあの○○が人間だったなんて! 俺達をスパイしていたのか!?
・俺は人間をやめて亜人になって畑を耕し牧歌的な生活を営むぞォォォ!!
・男だけど兎人(♀)になってするモフモフはン゛ギッモ゛ヂイイ!!!
・えっ僕って昔は大いなる森の精霊だったんですか? 今は超強い竜人族なんですが。
年齢を操作するアイテムがあるなら、種族を変えるものがあっても面白いなと思って作りました。
ご自由にお使い下さい……。