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新都社作品褒めまくり評論集
しょりっく先生の隠れた傑作「学園能力バトル『ロードスター』」/kumakatsu666

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しょりっく先生は、漫画「新都社打切りサバイバルレース」や、オフレポ漫画が評価されている。
それに比べて、漫画「学園能力バトル『ロードスター』」は、あまり評価されていない。

この事実に、私は異論を主張する。
なぜなら、『ロードスター』は、面白いからだ。
だから、私は今回、本作の魅力を読者様に伝え、評価を見直していただきたい。

本作を一言で表すと、(漫画「エアマスター」+漫画「ろくでなしブルース」+漫画「AKIRA」)÷3という、熱血不良学生SFバトル漫画である。

本作の世界感は、ある荒れた高校内での様々な対立(在校生グループvs転校生グループ、政府組織vs政府組織に人質を取られた女性とその仲間達)を、描いたものである。

本作の魅力は、①キャラの設定がしっかりしていること。②バトルが将棋のような頭脳戦であること。③恐らくしょりっく先生は、完結までの内容を全て考えてから本作を開始したこと。④例えの表現が上手いこと。⑤ギャグもたくさんあること。などである。

①は、外見、過去、技、能力、決め台詞、信念などがはっきりしていて、分かり易いことだ。私が一番好きなキャラは、ランブル氏だ。理由は、「外見」が私に似ていること、「信念」の運と確率だけを信じる、人生は不条理というのが赤木しげる氏のようでカッコ良いこと、「能力」の『悪運』をオフにすると起きる『悪運の超展開』であらゆる災厄(トラック、隕石、ミサイルなど)を呼び寄せ、相手も自分も死ぬリスクがある闘いをするところが、これもまた、赤木しげる氏のようでカッコ良いからだ。

②は、バトルの内容に、根拠と推論と主張がきっちりとあり、論理的で大人が見ても納得する説得力がある。恐らく、しょりっく先生は、本作のキャラの、ロイター氏のような性格だと思う。

③は、思い付き一発ギャグ作品しか出来ない私には、絶対出来ないことだ。しょりっく先生は、全ての伏線を回収しているのですごい。

④は、しょりっく先生は、漫画「刃牙」の板垣恵介先生や、漫画「アカギ」の福本伸行先生に、負けていない例え上手だと思う。私は、39話の『完全』の能力者による「できない人間」についての例えを読んで、私は自分が恥ずかしくなってしまった。

⑤は、高校生がいかにもやりそうなボケやツッコミというギャグが多くて面白い。15話で、ロイター氏と西村氏がカラオケに行って、ロイター氏が自分が歌が上手いと信じ自信満々で下手くそに「ポルノグラフィティ」の曲を歌っているのを西村氏が聴いて、氏が心の中でボロクソにツッコんでいるのが面白かった。あと、16話でロイター氏がジャンプを読んで、「ソウルキャッチャーズ」をベタ褒めしているのを見て、私はしょりっく先生の神海英雄先生に対する愛を感じた。

以上のような魅力が、本作にはある。
私は、本作には、しょりっく先生の評価されている他の作品にも負けない魅力があると思うので、読者様にも是非読んでみていただきたい。

私は、しょりっく先生に本作を早く更新していただき、世界最強の学生・西村猛氏が、『完全』の能力者を、破滅の拳でボコボコにするところを読みたい。

       

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