Neetel Inside 文芸新都
表紙

犠牲者が増えていく前に
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中央線沿線◯◯寺
おしゃれな街、住みたい街上位常連の街。
北口のロード、横丁、南口の駅ビル、頭線、でかい公園と都心へのアクセスもよく
こじらせたファッション女子がセレクトショップを中道通りに出しそうなそんな街
そんな街に似つかわしくないようなネオン看板があるのをご存知だろうか

「 ソープランド 」

高架の中央線から下り線南方向を眺めていると嫌でも目に入る看板である。
駅の東側方面ヨドバシカメラの裏辺りから雰囲気が怪しくなるのだが。
その周辺が小さい規模だが飲み屋、風俗街となっている。
そこを南に歩き高架をくぐると店へ行ける。

多角経営のグループで宝石商やボクシングジムなども経営しているアレである。
昔は違うグループが経営していたようだが・・。
それも20年ぐらいは昔の話(よく知らない)

曰く

50代のばばぁ出てきた。

抜かずに出た。

妖怪屋敷のほうが度胸試しにはもってこいだろ?

という風評がネットで目立つ、なぜなのか
風俗店といえば目線隠し口元隠し、修正とはいえ嬢を見て選ぶスタイルが多い
しかし、この店それが無い、同じグループの他店にはあるのでこの店が特殊なのである。
条例や法律上の縛りによりソープという風俗そのものがいろいろな制約を受けて存在している。
そのなかのひとつと考えていただきたい。

古いビル、通りから曲がったところに入口があり多少の配慮が見られるが大丈夫かなここと思わせる外観
6000円の表示実際に払う金額は+11000円である。
中に入ると右側に受付があり予約の有無を確認される。

「本日ご予約でしょうか?」
「いいえ、予約なしです。」

新規は予約したところで嬢の名前はわからないのだ。
指名はシステム上可能だが一度ガチャでレア引きしないと良嬢と遊べないえぐい。
順番に処理していく昔ながらのスタイルといったほうが良いのか・・。
穴さえあれば誰でも良いなら安い・・・のか?
一定の年齢に達したら多分相手に求めるものが柔らかい穴だけになるのだろう・・。

「では6000円お支払いください、残りの料金は直接嬢へお渡しください」
「はい」
「ではそちらで掛けてお待ち下さい」

料金のやり取りは店舗の場所や業態で変わるのでなんとも言えない。
正解はないのだ。

テレビが有り飴のはいった器、灰皿などが置いてある。
すぐに氷のはいった麦茶と冷たいオシボリを渡される。

「どうぞ」
「どうも」

渡されたオシボリで掌や顔を拭きつつ麦茶を飲む。
なんとも言えない時間、部屋の温度は程よく冷えており快適である。
午後5時過ぎという時間帯だったが自分以外には誰もいなかった。
スペース的には10人程度は入れるキャパはあるがそんなに客が居るとも思えない。

吉にはパチンコ屋が多く勝った日のじじいの性欲のはけ口としては
最高なんだとおもう。
廻りにはホテヘルやピンサロがあるけれどじじいは若さについていけない諸事情もある。

「お客様どうぞ」

5分ほどでのれんの奥に通され嬢と対面する。

「お・・・」

言葉を飲み込んだ。
良く見て40半かな・・。
柄物のキャミソールワンピースにメガネ。
阿◯ヶ谷姉妹がイメージに近い、許容範囲かこれ?

「ども、よろしく」
「よろしく~暑いですね-凄いですよね」
「ソウデスネ」

と手を引かれながら階段を上がる。
二の腕の背面側の皮膚を見る。
全身手入れをしないと自分で見えない二の腕の裏側は年齢が出やすかったりする。
うーん30点・・。
4階まであるようだが3階奥の部屋に通された。

狭い
部屋は固定の割当らしく私物の小物がベット脇に置いてある。
ベットに洗い場、スケベイス、二人でギリギリの浴槽、言い訳用のサウナ設備

「ちょっとまってて入浴剤取ってくる!」
バタバタ
「猫飼っていて餌食べなかったりー」

マジでどうでもいい話をまず先制パンチ5分ほどされる。
割当なら入浴剤は部屋に置いとけよ・・。

「いつもおっぴろげでフローリングに猫が寝ているの」
「へぇ」
「猫の形に床が熱くなってるのよwwサーモグラフィーで見たら猫の形になるんじゃないかしらww」
(たのしそう)

いわゆる香箱座りする猫が暑さで手を放り出して寝転ぶさまを振り付きで表現してくれるのだが
もうこの時点でかなり限界が来る。
お前の猫の話を聞きに来てんじゃねーよと。

セルフで脱いだシャツや下着はハンガーに掛けてくれて、パンツ類などは適宜置いてくれる。
ダンジョン周回プレイを効率化したような動き。
経験値いくら稼いでるのか・・、私TUEEEEにはならないんだぞ。

「脱がせてね」

ということでキャミを脱がす。
シミーズと言いたくなるが心の奥底に封印する。
ブラはない。
若さはないがおっぱいはそこそこある、トップとアンダーの差からするとD~くらいはあるんじゃないかな。
中年特有の下腹出っ張りもあるのだが・・・。
下半身を鍛えてないとお前もこうだぞと言われている気がした。
痩せているというより標準体重の女性が年相応に老けたらこうなるよの見本体型。
腹筋が弱いと下腹の支えがないからぽっこりしちゃうだらしない感じになる。
この辺で足洗わせて受付とかにすればいいのに・・と思ってはいけない。
少ないながらもポツポツある情報を見ればわかる伝説のN嬢ですね、クォレハ。
そしてなんとも言えない黒赤のTバックを履いています。

「どの入浴剤が良ーぃ?」

6種類ほどの入浴剤を選ばせてくれる。
ほぼバスクリン

「うーんおすすめで」
「えぇーどれもおすすめなんだけど」

トラップ発動!入浴剤小話

入浴剤は嬢の負担で自分で好きなものを買ってくるのだ。
日に何度も風呂に入る嬢特有の入浴剤小話をしてくれる。
皮脂が落ちきってしまい油抜きになるので肌を保護するためソープ嬢は入浴剤に敏感なのだ。

「じゃぁこの限定っぽいICEBOXのやつで」

トラップ発動!限定品小話アンド食べ物は入浴剤駄目な客の話

「ほほぅ限定いいよね~」
「そうだね」
「これ限定でもう売ってなかったのよ、私が買ったときはまだ一列あったのに」プンスコ
「へぇ」
「この赤い限定のマークとか目立つから棚のとこでも目につくよね-
 限定とかオーガニックとかすぐ飛びついちゃうのほほほww」

どうでもいい話やめろや

「ICEBOXの入浴剤ね~飲んじゃ駄目だよ」キリッ
「あっはい」
「前、お客さんに食べ物は入浴剤違和感あるって言われたことあるんだけどそんな事無いよね~無いよね?」
「よくあるミント系も食べ物ですし塩、バスソルトもまぁ食べ物から作りますしね」
「だよねー!バスボムとかもそうだよね~、おかしくはないよね」

この時点で勃たせることができるやつは多分男優の素質がある。
繊細なメンタルコントロールを要求される。
この時点で時間の感覚を失う、ナチュラルボーン時間つぶし。

「じゃぁ脱がせて」

そう言って後ろを向いてパンツ脱がしサポートをさせられる。
背中はちょっと骨が出てるなぁ・・。
老け味ある。

彼女、陰毛はワイルド系をキメております。
そこもナチュラルなのね。
手入れしたほうが良いんじゃない?

「じゃこっちに移動しましょう」

洗い場に移動してもマシンガントークは終わらない
これは強制講習会なのだ。

椅子に座りまず掌を洗ってくれる。
そこでホームページ、サイトを昔開設していた話にすり替わっていた。

「いまはSNSとかブログがあるけど昔はコツコツホームページつくって上げていたのよ」
「風俗指南というかエッチのいろは的なそういう奴、そういうの昔は珍しくてテキストベースだったからアダルトカテゴリに入れられなかったなぁ」
「へぇ」
「SO-NETとBIGLOBEでミラーページになってて一日5000アクセスくらいはあった」
「テキストベースで写真とか全然乗せてなかったんだけど質問とか全部答えてた。雑誌や取材の依頼
 お店からリンクの依頼とかもたくさん来てたけど断ってたわ~」
「唯一写真をQV-10で撮ってトップに置いていた。
 出身半分沖縄なんだけどそのへんの離島で逆行で裸で撮ったやつをww」
「当時の。。今のケータイとは比べ物いならない解像度のデジカメだからモザイクみたいになっちゃって
 なんども見ようと頑張る人のおかげでアクセスが増えた」

まじでどうでもいい話である。
しかしQV-10・・・?
PPCのMacやWindows95の当時で外部記憶媒体なしのケーブル接続シリアル通信のアレよな?
液晶モニター付きの民生デジカメとしては初のアレ
電池を飲むカメラとしても有名
5~6万したこれを当時買えるという事は
2018-1995=23年
そして当時から風俗嬢ということは”少なく”見積もっても45・・・だな
脳内でくるくる回る。

実はコレ喋りながらプレイをこなしていく
足を洗って、金玉、竿と洗ってくれてたわし洗を腕でやる。
抜けていく時ちょっとあそこを触るが特になにもない虚しい。
硬い毛ではないので不快ではないがトークが長過ぎる。
頭に流し込んでくる感じで精神力が試される。

ここで一口パクリ
上手くも下手でもないがチュパチュパ

「うーむ、あなたおちんちんの大きさどのサイズだと思ってる?」
「Mサイズ?」
「違うと思うなぁ」

なんか始まった。
新章突入である。

「あなたのおちんちん、コンドームサイズは多分Lつけたほうが良いわよ」
「ほーん」
「竿があって先のはんぺん部分があるでしょ?Mサイズはこの先の部分が太くなってないのが多いの
 サイズが合ってないと気持ちよくないし、苦しいでしょ?」

そう言われてもマックスサイズ測り合ってコンドーム買う人なんて普通しないからわからんわい
あったらホモだろ・・・。

「おちんちんは何時まで成長すると思う?」
「えっ海綿体ですし圧力かかってればいつまでも大きくは出来るんじゃないですかね」
「うーん私の感覚だと30中盤までは大きく出来る」
「あなたのおちんちん根本がくびれてるでしょキツイコンドームつけすぎてるんじゃない?」
「ちゃんとしたサイズに戻せばここも戻るよ」

つけてへんわい!付ける機会無いんじゃあるならこんな所こんわい!
これいる?
この辺で入浴剤投入と歯磨きうがい
ICEBOXの臭いわかるぅ

ここから混浴になり
足をバスタブの上において所謂潜望鏡のスタイルになる。
よく見えるポジションになると再度サイズの検討に入られる師匠
気持ちいいとは言えない微妙な時間
なぁにこれ
潜望鏡って足辛いから嫌いなんですけど。

「あなたに彼女が出来た時にセックスが気持ちよくないと続かないでしょ?
 コレはそういうことなの」

説教タイムキター
すべてを超越してどうでもいい、ちなみにこちらから攻めるタイミングはほぼない

お風呂から上がり水分をバスタオルで拭き取る。
水滴の拭き取りサポートしてくれるが
「乱視入っててよく見えないのよね」
とのこと話を聞いてない

まぁ温めなので特に汗がでることもない

「じゃぁこっちで横になってね」
「はい」

ここで照明を調整しだす。
長いww微妙な加減が師匠には存在するようだ。
匠の技で薄暗く調整される。

「コレがそのXLサイズのコンドーム買うときは覚えていてね?」
「はい」

もう俺は従順な生徒だ、ここで逆らうと意味のない説教が始まる気がする。

気合で勃たせてコンドームをつけてもらう。
プロはすげーんだな。

「どう?苦しくないでしょ?これが重要なの」

と言って俺のちんちんを操縦桿よろしくぐるぐるする。
なにこれエースコンバット?

「ね?ずれないでしょ?強引にMと言いはる人はつけてあげるんだけどここでうーんとなるのよ」

ですよね、そんな操縦桿みたいに普通ぐるぐる動かさないから・・。

「Mでピッタリの人は20人中1人ぐらいしかいない」

この世にまた新たなトリビアが生まれた
自分がMサイズと思ってるちんこはそこまでMサイズでもない

あくしろよ萎えるんじゃ

そのまま騎乗位で入れる。

「サイズが合ってるとまんこの温度も感じれるでしょ?」
「はい」
「ふふん」

正直変わらないと思うんですが・・。
温度に関しては素材の熱伝導率や薄さのほうが重要でしょうよ・・?
マーンは特にゆるゆるガバガバでもない。
面白みもないが。

 個人的には安易な挿入は嬢がテクニックを磨く機会の損失だと思う。
金の卵を生むリピーターを増やすためには何度でも味わえる飽きさせない物が必要であり
飲み屋ではないのでトークを求めてるわけじゃない。
別に惚れないけど気持ちいいんじゃぁ!!!を目指せばいいのに。
”ホテヘル、デリヘルで誘う子はスマタや手、口であまり出来ない”
入れて出させるほうが簡単ですし。
まぁ大体正常位を誘う、足腰に負担のある騎乗などより勝手に男が動く正常位のほうが圧倒的に楽であるから
そしてマグロでもプレミアム感を出せるから。
遊びとしてはクソだぞ覚えとけ。

そういった意味で外れのソープ嬢はマジクソ、入れるのは予定調和なんだからちっとはなんかしろよ・・。
それなら多少でも責めれるヘルスのほうが楽しい。
ソープの場合一連のプレイルーチンが有り時間の枠内でいろいろこなすからトークに時間を割くと
こちらからは何も出来場合が多い。

俺の場合早漏なので楽しくないのもある。

「じゃぁ上下変わろうか?」
「はーい」
射精感を我慢しながら入れ替わり一応チューをする。
これいる?
虚しさを感じる、虚無の波動を感じる。
メンタルに掛けたバフは今解かれた。

頑張ってさいど挿入をする。
ぶっちゃけもうチョロチョロでてるが気合でなんとかする。
早く出して終わりたい気持ちでいっぱいです。
覆い被さるようにしてとりあえず腰を振った。
顔は見ない
これはそういうものなのだ。
ちなみにこの状態でも結構喋っています。

「はぁん、いい気持ちいいいよ」

演技入れると大体の人が声がワントーン違うので感じてないなら声だすなよ。。

知ってるでマンさん気持ちいいときはあんま声ださんのじゃ
男も声出さないでしょ漏れる声はあるけど

「どう良かった?出した時コンドームが膨らんだ感覚あったでしょ?」
「はい」
「それがサイズあってる証拠なの」

もう俺は弟子なので口答えはしないのだ。
んなもんわからないが一回は出たのでよしとする。
戦略的撤退。

でた精液を回収してもらいティッシュで拭く

「コンドームは今回コレだよー」

と言って箱を見せてもらう
不二ラテックスの赤いチェックの箱
そしてまた講義が始まる。

「先走り汁出る方?」
「うーん、まぁまぁです」
「アレは何のためにでてると思う?」
「えぇ潤滑ですかね?」
「違うのよ、アルカリを中和してるの妊娠できないのはその中和が出来てないことがあるの」
「入れてドッカンで終わるようなセックスでは中和してなくて妊娠できないから気をつけるのよ」

洗い場に移動しアフター洗体しながら素晴らしい講義をしてくれる。
後で調べるとムチンの一種で潤滑の役割もあるじゃねーかクソ・・・。
そもそも師匠は妊娠したことあるんですかね?
そして楽しい性生活を勉強しに来たわけじゃないんですがね・・。

「これは欧米では性教育で学ぶこと、性教育では大事なことなのに!日本が少子化するのは当たり前よね」

無駄に熱い

「あなたも将来息子に教えるかもしれないんだから覚えとくと良いわよ」

熱い持論を語る師匠
ヒューかっこいい

「この前この話をyoutubeで出したりすればいいじゃないと言われたんだけどぉ」
「そうですね」
「顔出しで?私が?なんてホホホーん」
「ですよねー」
「私は誰でもを救いたいんじゃない、私の手の届く範囲の人たちを救いたいのよ!」

なんかかっこいいセリフ出ました。
今なら魔王も倒せそうです。
ついでにビームとかでねぇんかな?

風呂から出てバスタオルで体を拭き着替えを始めるとちょうど時間が来る。
テクニカルすぎてキモい。

「名刺大丈夫な人?書いてあげる」
「はい大丈夫ですよ」

手書き名刺を渡される。
コンドームのサイズのメモと携帯番号、メールアドレス付き
うーんこの

別れ際に飴ちゃんを渡される。
キシリトール配合だから食べ過ぎるなと注意を受ける。
いや、もう完全におばちゃんの行動様式

一緒にもとの一階のれん前まで移動する。

「相撲残念だよねぇ値段割引すればいいのに」
「ソウデスネ横綱いませんしね・・・」
「だよねぇー」

俺はry

「バイバイーまた来てねー」
「アリガトー」

俺は生き抜いたのだ。
ついでによくわからないお土産システムにより洗剤やら何やらを貰い終了退店となる。

二度と来ねぇ

吉の空気は美味いなぁ
同じ60分ならシンデレラ修正されてるとはいえチ◯◯とか行けば17000円+ホテル代で20代女子大生が来るのによ
なにをしてるんだろう、虚しくなった。

限界のバトルだった。おわり

       

表紙

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Neetsha