Neetel Inside 文芸新都
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脳内麻薬が氾濫したら・・・
〜エピローグ〜

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 近年、私が入院させられていた閉鎖病棟に仕事で出入りをしていた事があるという方と知り合った。
ちょうど私が鉄格子の中に閉じ込められている時期のようだ。

その方の話によると、スタッフルームには病室内が監視できるモニター画面がずらりと並んでいるのだそう。

「私もその中に入れられていたのよ。精神病、ひどくて」
そう話すと、「あなたがそんな病気には見えないよ?」と、言っていた。

牢屋みたいなところに閉じ込められるほどのキチガイになったら最後、二度と正常には戻れないというイメージがやっぱりあるらしい。
私も最初はそう思っていた。
病室に入れられた時も、なんで私がこんな人たちと一緒にされるの?って…

私の場合は一時的に相当狂っていて、その様子を見た人は正気に戻ることがあるとはとても思えないであろうと推察できるが…
こんなキチガイがここまで回復することもあるんだっていう事を広く知ってもらいたくて、この手記を書きました。
そして、閉鎖病棟に入れられているのは不当に閉じ込められているとしか思えない人たちがほとんどだという事も…。

そもそも壊滅的に狂っておられるような方は誰もいなかったし、皆んな穏やかでいい人ばかりだったし・・・

家族には受け入れ難いクセなり、神経症みたいな事とかで不都合を被って連れて来られたのかなー…とか・・・想像してしまう。
認知症や身体障害者の方たちも・・・
福祉施設で働いてる人から聞いたんだけど、家族から「もう閉鎖病棟へ入れてください」と頼まれて連れて行ったりすることもあるのだとか・・・

コロナ禍で家族とずっと過ごす事がストレスって話をテレビで頻繁に聞くけど…なんだかモヤってしまいます・・・・・・


       

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