Neetel Inside 文芸新都
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脛毛王女と巨乳爺や【完結】
瓶詰めの幼女【20/3/26】

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幼い子供の頃月並みにひとりの女性に恋をした
相手は隣の席に座っていた可愛い瞳の弘美ちゃん

つたない言葉を駆使して思いは伝えたけれども
「気持ちが悪い」と罵倒され
一方的に振られた

それからずいぶん時間が流れて
その間 何度も恋をした
どこか初恋の人の面影がある毛も生えていない幼女たち

愛があれば歳の差なんて関係ないと人は皆口々に言うけれど
幼女に恋する僕の目だけは世間から褄弾かれた

どこに向ける事も出来ない恋心
溜まりかねた無意識で
恋するあの子に手をかけた

純粋な恋心は打ち砕かれ
冷たくなるあの子の前で止め処ない涙を流した

静かに朽ちていく美しい体
見るに無残な心持になり
かなり大き目のガラスの小瓶に
ホルマリンと共にあの子を沈めた

僕が悪いのか世間が悪いのか
卑猥ない恋など一体誰のものなのか
愛した女性とただひとつになりたい
それだけなのに
たまたま愛したその女性が
毛も生えない幼女だっただけなのに

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も・・・

純粋な恋心は打ち砕かれ
その度大きめのガラスの小瓶は
ただただ増えていった

瓶詰めの幼女たちに静かに囲まれ
どうしたものかと思いながら
地獄とも天国とも分からぬ中で
永遠の愉悦をから哂う

ある日であった可愛い瞳のその女性

いつものように恋に落ちた

だけれどいつもと少し違った事に
その子だけは手にかけられぬ

「コレが本当の恋なのか」と立ち返った我が家で
かなり大き目のガラスの小瓶を全て叩き割った僕は
その毛も生えない幼女の両親をさらに大きなドラム缶に入れ殺した

そして静かにどこかへ消えていった

幼女の手を引いて消えていった

この世のどこかにあると言う「真実の愛」だけが求められる世界

その世界で2人は今も幸せに暮らしていると言う

       

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