誰にも逢いたくない
誰とも話したくない
出口の無い部屋に
一生涯閉じこもろう
だけれども人間は
空を見なくちゃあ生きられない
天井一面に空を書こう
雲も鳥もUFOだって書こう
幸せの時間に思いを巡らせて
もう戻りはしない朝焼けを目に浮かべて
そしてそのまま朽ちていこう
今は一人
いつか一人
ふと気が付くと
やっぱり一人
文芸新都 |