Neetel Inside 文芸新都
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朝酒日記
3月31日

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占い師の話によると、僕の左手はもう土になっているらしい。その切断されたところから芽が出でて、木になって、花が咲いて、枯れて、その残滓が今の僕の左手らしい。
それじゃあ僕の元の左手はどうなったんですか、と聞くと、占い師はどこかで木になって、手が花咲いているよ、という。「桜の花みたいに、あんたの手がぽとぽと落ちてるぜ、けひひひ、ひ」と笑う。
その光景はシュールでとても面白いと思う。僕の左手が花咲いて、地面に落ちて這いずって。そしてどこかで花咲かせたり誰かの代わりの左手になるんだろう。多分水平線の向こう側で実っている左手に思い馳せる。

さて、暗がりの灯りは寂しいらしく友人を欲しがっている。それが空に浮かび上がって、次第に星になったらしい。元々は風船乗りが星を作ったっていう話もあるけど、前者の方がロマンチックで僕は好きだ。
春が近く、街には突風が吹いている。そのせいか外は人だらけでゴミゴミしている。こんな日は部屋で籠っているのが一番だ。少しだけワインを飲んで、ちょっぴりすっきりした脳みそで考え事。

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