僕の家のクローゼットで自殺していた絡まった女の子の日記
ゼンマイ式の体感に
どろどろのオイル流し込みましょう
狂った歯車が音を立てて
ギシギシと空回りを続けております
状態は悪化の一途を辿り
儚いエントロピーは何者かを置き去って
その後二度と現れることはありませんでした
空を仰げば憂鬱な雲がいくつか浮かび
それぞれが我儘にちぎれ飛んでおりました
目を閉じると暗闇がその辺の方を
行ったり来たりと繰り返すので
自分が今どこにいるのかわからなくなって
たまらなくグデーと
床へ寝そべっているのであります
夜明けは近いのでしょう
いつになっても何度繰り返しても
日の光というものは飽きもせず
私を責め立てて
それから逃れるよう私も
こんな場所でヒソヒソと暮らしているのです
影の中から出られないのならばいっそ
共に暮らしましょう
そのうち一つになって
心地よい毎日を送り続けられます