Neetel Inside ニートノベル
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おちんぽこのポエム
新年

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 色づいた季節は

 足早に過ぎ去って

 僕たちはいつもこの日に帰ってくる

 あの頃、隣のクラスの好きなあの子でシコった後の切なさは

 積もり積もったザーメンティッシュに埋もれて
 
 もう二度と見つけることはできなくなったけど

 あれから何度も見たはずの初雪が降る度に

 大人子供の胸の奥はなんだかキュッと締め付けられる 

 まだ誰も踏み入れたことのない新雪の野を探すように

 僕はいまだに新しいおかずを探している

 今年もまたひとつ歳をとって

 性機能は少しづつだが着実に衰えて

 それでも日課のオナニーはまだ止められそうにない

 葉っぱをなくした街路樹みたいに

 誰も見向きもしてくれない俺のおちんぽを

 ここにちょうだい、なんて言ってくれる

 ドスケベな彼女もまだできそうにない

 アラフォーでもこのさい文句は言わないよなんて

 今思えば小さな妥協を自らに納得させたのは

 もうずいぶんと昔のことだ

 クリスマスは今年もひとり

 年始はシコって寝正月

 寂しさには慣れてすぎた一方で

 歳のせいか寒さには敏感になったと思う

 凍てつく空気にちんぽを晒しても

 ちじこまって昔のように野外オナニーはできなくなった

 こうやって雪が溶けていくように

 ヌレヌレでドロドロな僕の下腹部で真っ赤に滾る性欲も

 やがては消えてどこかへ流れていくのかな

 でも、雪が溶ければ春が来るから

 小さなつくしのようにちんぽも再び大地に立つし 

 行き遅れた変態処女とうっかりドッキングして

 ようやく蕾が花開くこともあるかもなって

 相変わらずそんな目標だか願望だかもはや分からない空想に耽りながら

 ブス系の素人モノで一発抜いて

 これはもう一歩間違うと純愛かもななんて

 馬鹿な感傷にひとり笑い 

 毛布をかぶり、温めた牛乳を飲みながら

 パイオツとちんぽこから等しくミルクが出るのなら

 全ての赤ん坊はフェラチオの練習をしていると言っても過言ではないなんて 

 常軌を逸した変態ジョークがいつも通りドバドバと脳内からあふれ出してくる

 なんだかこれも悪くない人生な気がしてきたよ

 あんたはどうだい?

 今晩は積もりそうだから明日は朝から雪かきだ

 シコったし僕はさっさと寝ることにする

 おやすみなさい
 
 よい一年を
 

       

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