自由律俳句をつくろう!
新都社のみんな(※現役の人もかつて書いてた(描いてた)よーって人も、もちろんご新規さんも)で自由律俳句をつくって、気軽に掲載してみよう! 読んだ人は「しみるわ……」「感じ入るわ……」など、なにか感想をコメント欄に書いてみよう!(気が向いたらでいいですがモチベーションアップのためになるべくお願いします)
――そんな趣旨の、誰でも投稿可能な場所をつくってみました。文藝新都に置きましたが、漫画の作者さんにも参加してほしいと強く願うものです。
『自由律俳句ってなに?』
「いやさ、そもそも自由律俳句ってなに? 美味しいの? どうすりゃいいの? てかなにをしたいの?」
そんな諸兄の心の声が聞こえてきます(思い込み)。
自由律俳句とは。
【5・7・5の定型に縛られないもの】
【季題(季語)などにとらわれず、感情を自由に表現するもの】
……というような感じのものです。
これだけ読んでもなんじゃそらなので作品を引用してみます。
【まっすぐな道でさみしい】(種田山頭火)
【咳をしてもひとり】(尾崎放哉)
【まさかジープで来るとは】(せきしろ)
【つぶ貝を噛むと生々しい味だ】(又吉直樹)
【君にとってのパフェみたいなもの】(ひだりききクラブ・すずめ園)
上記の作品は自由律俳句のカテゴリーで書かれているものだと思いますが、なにかが“しみて”きませんか? ありますよね、圧倒的な“自由さ”が
――。
あと、個人的には下記のようなものも自由律俳句と言えなくもないんじゃないかな〜と考えています。
【ずっと真夜中でいいのに】(バンド名。正確には語尾に「。」が付く)
【明日の風に吹かれないで】(東京03の2016年に行われたライブツアーのタイトル)
単なるキャッチコピーではダメだと思いますが、自由なリズムのある短文で、読んだ人それぞれに「しみる……」となんらかの情景を思い起こしてもらえれば、それは自由律俳句と言えるのではないでしょうか。きっとそう。間違ってたら、ごめんなさい。
個人的には、【ずっと真夜中でいいのに】からは、親しい友人、あるいは恋人と一緒にいる真夜中の時間が永遠に続けばいいのに、という緩い願いが感じ取れて、しみました。読む人が違えばまた情景も変わるでしょう。そこが自由律俳句の面白いとこだと思ってます。
『概要・ルール』
具体的な投稿方法を下記に記載します。
1.パスワードを公開して、誰でも自由律俳句を投稿できる場所にします。ログインの際は作品IDとパスワードを入力してください。パスワードは作者コメント欄に記載します。
2.投稿の際は「本文データ」→「データ形式:テキスト」を選択して自由律俳句を貼り付け(一回で何本投稿しても自由です)、「本文データ登録」を押してください。「先頭ページ番号」はなにもいじらなくて大丈夫です。
3.アップロードされたら、「セパレータタイトル(必須)」に【詠み人名(作者名)】(例.藤沢 あ、このページをつくったのは藤沢です今さらですけど)を入力して、「ページ」を一番最後の数字に設定して「セパレート」ボタンを押してください。これであなたの自由律俳句が世界に放たれることになります。
4.age更新はすみませんけど原則しないでほしいです。あまり頻繁にage更新されると他の文藝新都作品の迷惑になる可能性を考えてのことです。自分の作品を目立たせるためにはage更新が良いのは考えるまでもないことなのでそこは申し訳ないのですが……。age更新は藤沢が適切と思うタイミングでやっておきます。数日置きくらいですかね。
5.「今北産業」「新都社のアップロードシステムさっぱり意味分からん」「ヘタにいじってページの順番メチャクチャになっちゃったりしたら怖いし……責任持てないし……」そんなふうにアップロードに抵抗を感じる方は、気軽に藤沢のTwitterまで詠み人名と作品を貼り付けたDMを送っていただければ、私の方で代理掲載します。ホントにお気軽にどうぞー。やりますので。作品数増えることの方がうれしいので。ここまでの説明も分かりにくいかもしれませんし。その責は私にあるので。作品に私のTwitterのリンク貼っておきますので、そこからどうぞ。
『テーマ』
さて、自由律俳句ってどういうもの? という触りは上記で作品を引用するなどして述べましたが、それでも、何も無いところから自由律俳句をつくり出すのはたいへんだと思います。ほとんどの人はつくったことないと思いますしね。そして私も。
なので、つくりやすくするために、テーマを設けることにしました。作品ページの章タイトルにテーマを設定しておきますので、そのテーマから自由律俳句をつくり出してみてください。あなたが。
別にテーマに沿う内容にする必要はないです。なぜなら自由律俳句は自由なものだからです。あくまで、テーマを設けるのは、句を詠みやすくするためです。たとえばテーマが『ランドセル』だとして、実際に詠んだ句が【お茶請けに置かれたシュークリームがやさしい】これでもいいわけです。なにも関係なさそうに思えますね。でもいいんです。自由だから。その人にとっては『ランドセル』がテーマで思い浮かんだ句がこれだった、というだけのことです。
ちなみに、テーマは一定期間ごとに更新していこうかと考えています。月1くらいを想定してます。
テーマは私が適当に考えますが、もしこんなテーマいいんじゃない? って提案があったら、私のツイートにリプしてもらえたら候補の中に入れさせていただくかもしれないです。お気軽にどうぞ。
『心づもり』
これは大事だと思うので書いておきたいんですが、別に各人の句の出来不出来なんてどうでもいいと思っています。そもそも出来不出来なんてないです。
自由律俳句として一度生み出して、人の目に触れてさえしまえば、あとは読んだ人の心の中でそれぞれの情景が映し出されるのみです。
これは競うものではないのです。あくまで“しみる……”を創出するための場所であり行為です。
もちろん、セパレートで各作者ごとにページをつくる以上、そこにつくコメント数はある程度偏るでしょう。それは普通のことだし仕方ない。ただ、仮に自分の詠んだ句にまったくコメントが付かなかったとしても気にしないでほしいと願うのです。読んでる人は確実にいるし、表出はされなかったとしても、読んだ人の心の中に自分の句が広がっている──そう捉えてほしい。ヘコんだりコメントの多くついた人を妬んだり憎んだりする必要はなにもありません。それはもう自由じゃない。コメントがつくようにがんばる、なんて必要すらないと考えています。まるで新都社のシステムを否定しているようでさえありますが、そう考えています。
ただ、当然ながらコメントがついたほうが嬉しいしやる気も出ます。当たり前です。真理です。なので、読んだ方はなるべくコメントをつけてもらえるとありがたいです。最初のほうにも書いたので繰り返しになってしまいますが……大事なことなので。
これも大事なことなのでもう一度書きますが、出来不出来なんてないです。誰でも気軽にやりましょう。
自由律俳句をガッツリ詠んだことのある人はそれほど多くはないと思っております。(もしいたらあなたにはアドバンテージがあります! それを活かしてガンガン詠んでください!)自分でちょっと詠んでみても思うんですが、小説とは勝手が全然違います。すなわち、漫画が得意な人でも小説が得意な人でもあんまり差がないんじゃないかな? と考えていて、そこが自由律俳句を広く募ってみようと考えた根拠でもあったりします。間口は広いはずです。
詠みましょう。そして、もし自信がついたら、ネットで検索すると自由律俳句のコンテストなんかもいくつかあったりしますので(先に引用したせきしろさんが主催してるコンテストもあります)、そういうところに送ってみるのも楽しいと思います。
詠もう! 自由律俳句!
よろしくお願いします。その他不明点あったら、私のTwitterまで連絡ください。
藤沢