俺LV.1「は?別にふざけてなんかないよ」
女僧侶LV.36「これは現時点で最高の防具なのですよ。優先順位から考えてまず私たちの中の誰かから装備すべきです」
俺LV.1「そんなの不公平だよ!俺もパーティの1人なんだから俺が着たっていいじゃんか!」
女魔法使いLV.40「何言ってんの!糞の役にも立たないアンタに装備させたって何の意味もないでしょうが!」
俺LV.1「何でそんな酷いこと言うの!?そうやって良い装備を独り占めする気なんだろ!ずるいずるいずるい!」
女僧侶LV.36「いい加減にしてください。あなたがそうやって目先の損得ばかり考えて行動するからいつまでも魔王を倒せないんじゃないですか」
俺LV.1「何言ってるか全然分かんないよ!カッコいいから欲しいって言ってるだけなのにみんな酷いよ酷いよ!」
女賢者LV.55「あの、お2人に聞きたいのですが。ちなみにそれはどなたに装備させようと考えてるのでしょうか?」
女僧侶LV.36「パーティで一番レベルが高い女賢者さんに装備して頂くのが最もふさわしいと考えますが」
女魔法使いLV.40「そうね。異論は無いわ」
女賢者LV.55「そうですか。では、このローブは私のものということですね。これは私から俺さんにプレゼントします」
俺LV.1「えっ本当!?わーい!やったー!」
女魔法使いLV.40「ちょ、ちょ、ちょっと待ちなさい!アンタ一体何考えてんの!?」
女賢者LV.55「俺さんは一番レベルが低いんですよ?一番防御力の高い装備をしてもらうのは当たり前でしょう?」
女魔法使いLV.40「それはこいつの自業自得でしょうが!!」
女僧侶LV.36「・・・女賢者さんがそう言うのでしたら私は何も言う事はありません」
女賢者LV.55「決まりですね。さ、俺さん。このドラゴンローブに着替えてください。きっと似合いますよ」
俺LV.1「わーいありがとう!でも、じっと見られると恥ずかしいよ・・・」
女賢者LV.55「恥ずかしがってる俺さんを見てるのが楽しいんです。さ、早く着替えて着替えて」
女僧侶LV.36&女魔法使いLV.40「・・・・・・・・・・・」