ジャルグ・バンリオン
#15
◯バリシャノン 食堂(ほぼ満席)
エシラが食事のパックを持って一人で席につこうとすると
アイリーン
「エシラ! こっちこっち!」
向こうの席のディーアがアゴで行けと示す
エシラは渋々といった風に移動する
マハーを除くMS戦隊全員が腰掛けており、空いた席はアイリーンとニーヴの間のみ
エシラはやや躊躇ったのち腰掛ける
ニーヴ
「席を変わってくれ、ニグロの横は臭い」
ゾーイ
「おい、口を慎め! 差別発言は軍規違反だぞ」
ニーヴ
「ですが本当に黒人種特有の体臭は苦手なんです」
アイリーン
「いい加減にして!
エシラは、アンタの……その、指向を変えようがない事だって庇ったんだから」
ニーブ
「……!」
顔を紅潮させ立ち上がり、出てゆく
それに他のエグザップ乗りも従う
ゾーイ
「気にするな」
エシラ
「大丈夫……慣れてます」