Neetel Inside 文芸新都
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【18禁】ちんちん小説集
なまはげペニス

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 なまはげをご存知だろうか。
「泣く子はいねえがあ!」「悪い子はいねえがあ!」と叫びながら、家々を練り歩く恐ろしい鬼のことだ。あれはただのお祭りの際のコスプレなどではない。中には本物の鬼が紛れている。台詞も少し違う。
「勃つ子はいねえがあ!」「悪い子はいねえがあ!」
 なまはげを見て、ぎんぎんに勃起している子のちんちんをもぎとってしまうというのだ。

 僕がその「裏なまはげ」の話を親戚のおじさんから聞いたのは8歳の時だった。以来30年、「裏なまはげ」を待ち続けた。そしてとうとうその日が来た。親族が集まった家になまはげ達が訪ねてきて、甥っ子や姪っ子が怯えている。しかし雰囲気の違うなまはげの一団が入ってきた際に「勃つ子はいねえがあ!」と言ったのを僕は聞き逃さなかった。

「ここにいるがあ!」私は30年分溜めた叫び声をあげた。ちんちんはぎんぎんにぼっきぼっきしていた。

 親族はドン引きしていたが、「裏なまはげ」達は小躍りして僕に襲い掛かってきた。振り回す棍棒や日本刀を、僕はちんちん一本で振り払っていく。やがて僕に勝てないと分かったらしい「裏なまはげ」達は膝を屈し「王よ」と言った。
「王よ、あなたを迎えに来ました」
「行こう。どこまでも」

 以来僕は、なまはげ達の国で王として暮らしている。一日二食のまずい飯がつく。一日三回なまはげ達が僕のちんちんを、こう、いろいろ、やっていく。

       

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