Neetel Inside 文芸新都
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短歌集
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高邁の行くか炸裂ウイルス君雪解け汚水をすすり歩け
小鳥なき耳響き突く高音の響き渡り春の川
爺ちゃんの鼻触りては秋空の乱れる空はわが心でありつつ
木漏れ日にあたりつつ虫歯菌歯痛みつつ咲きゆく枯れ木かな
暗雲の雲行き見ればざわつくな胸を握り抑え落ち着き保て
雲空の父吸い吐くタバコかと吸うたび汚れる雲と体かね
風巡り命芽吹く深緑の暑さ枯れししわが身かな
鏡箱其の出立は貴女夢みし妖艶顧み月に重なりつつ
ぼんやりと光る街灯ただ一つ今は忘れたいあの日の思い出
輝けるあの雲は何紅の星が一筋人を抱く
お風呂にて輝く禿や光だし水面光りスペクトラム
あふれだす黒い煙黙々と流行病の旅は何処へ
ゴミ箱をけってみりゃ何もなし心のちりのかすにもならん
春は過ぎ夏も過ぎてね秋過ぎる冬を過ぎ切る頃にはもう
政治がなんだかわからぬが君はいつでも笑顔やね
石鹸を握り泡出すお風呂場でもうつかりたいあの大海原で
満月の月を見たしその時間雲に隠れて影も見させず
街灯に近づく私虫かてと暗闇月光嘲笑うひとり
今晩わ私は誰かと言いますと誰でもないただのわたしです
体中むしかいてみれば垢が出る私だったことに変わりはないよな
アルコールつげつげと言酒を飲む私の目に酒などない
石像が公園にておいてある変わりたいよ変わりたいよ
新聞をひとさらみるがなにもない事実はなき白紙の印字紙
たやすいはず君のために言っているその言葉にはなにがある
紅葉が僕らの体を包んでる枯れ葉むしり集め火をつけさららに
素晴らしき美しき彼女に乾杯をヘアピンとれば酒などいらない
不安からつい声が出る冬の空紙ぺら一つなんで変わるのか
貴女から赤く染まる紅葉のそのひとつを頬張りたい
排気口青々染まる粒子たち汚いものはすべて人間の
仏頂の面した男が苦笑いらいむ色した樹木にて
星々がきらっと輝く十二夜で願いが叶うはずがなく
法華経を聞いても訳がわからない弟子の教育モットせねばね
高々と花がはえたる小高丘それにしてもわたすはまだひとり
赤ちゃんはぎゃあぎゃあぎゃあと泣くばかりそれで何が悪いのか
鼻につくアイツの顔思い出すああなんだか腹が立ち
輝いて見えるあの子本質はただ一人の子供なんです
カーテンの隙間から見るあの景色今はもうただビルに囲まれ
ぽすとにははがきが一通入ってる誰の宛名かわからないけれど
平行の針葉樹林がそびえだつ人は賑わい僕はベンチ
ただの森小鳥がつーっと飛び出した驚く私見つめる小鳥
アスファルトこつこつならしあるいてく中華のけむりが上がるこのごろ
灰皿にかすかに残る夢のあと彼女はもうそこにはいない
蕁麻疹ホロホロ出てく涙には私にはない馬鹿の思い出
旅人は行く末分からず歩いてる濃い霧からはただ何も残らん
空模様ぬらぬら揺らぐこの頃は月も雲隠れただ一つの影
かねが鳴る廃墟の裏の小学校廃墟板張りの二人警備の夜
原稿の穴をうめてはうめられぬ何も浮かばず夜はふけて
月の裏見せて見せてと願いますなにも変わらぬあなたかな
本を買い積んで積んで無駄になる知欲しいけれど読む気にならんな
行く末がわからずわからず迷い込む林の奥のベンチに座る
熱い目が僕らをいつも待っているその目の先は誰もいないけれど
桜ちり禿とてなった枯れ木にはのいつかの春の寂しさ残り
耳の奥遠くから聞こえるその声はいつしか消えた僕の本音
枯れた手にドライフラワー落ちてくるいまにもまして水をほしがり
平和の音ゴンゴン鳴るよいつまでも人は一度も聞いたことないね
優しさは失ってから気づくもの気づかされたのはいつ何度目だ
父の声遠のいていく母の声今頃気づく後悔ちゅう心
わが身かな自分自身を棚に上げ死に行く心わが身かな
けしかすは丸めてみると一つになり人じゃ無理だなけしかすいかだ
金を欲し金をもらえばなにもせず金の数など権威に過ぎない
湿原の春風を浴び生きていく目標だけ立て死んでいく

       

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