act.2「Good bye my...」全四話
・十一月中期―文化祭―
雪野殺害犯は須賀だったという真実に辿り着く杉原。しかし、それを告発するつもりはなく友人を護る為に雪野殺害の真実を隠蔽するという決断を下し、事件は終結を迎えた。
かのように思われたが、文化祭初日に須賀の下へと入ってきた電話。それはあの殺害を知っているものであり、そしてそれを「とある人物から聞いた」と言う者からのものであった。
そして裏切られたと感じた彼は文化祭終了間際に杉原を呼び出し、そして突き落としを決行するも、抵抗されそのまま奈落へと落ちて行った。
自らを守るためとはいえ、友人を突き落してしまった彼は衝撃を覚え、そして同時に水島沙希に言われていた一言を思い出す。
――貴方は、人を一人殺す事になる。