Neetel Inside 文芸新都
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ぽに☆すた
<黒歴史編>第4時間目〜ゲーム〜

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「おはよ、美樹」
「おおっ。瑠奈Aが現れたぁっ!コマンド……たたk」

朝から電波を発しまくっている綾香を、私は愛情がこもったこぶしで軽く小突いた。
目に涙をためてこちらを見てきたのをスルーして、私はため息をついた。

「また何の新しいゲームをやったのよ……」
「ん?ド●ゴンク●ストだよ。しかもかの有名なⅤだよ」

んなこと知るか。やはりさっきの涙は、寝不足のあくびだったんだな。
と、目を放した隙になにやら意味分からぬことを呟き始めた。
やはり電波っ娘だな。

「くらぇっ、ベギラ●ン!」
「なんでいきなりそんな上級な魔法使えるのよ」

なにやらかめ●め波みたいなポーズを決めている彼女と一緒に居るのが恥ずかしく、自分の席にこっそり帰ることにした。
すると、倉西君と美樹がなにやら話をしていた。

「団長腕章って一回してみたいですよね~」
「草加さんが団長なら、俺は喜んでS●S団に入るね!」

こっちの話題も変わらないか……。

「朝からまた濃い話してるな」
「あっ、瑠奈ちゃんおはよーです」
「ちぃ~っす。高岡」
「瑠奈ちゃんはしてないよね?隠し事」

背後から急に声がしたので驚き勢い良く振り返ると、そこには綾香がいた。

「いきなり人の背後に立たないでよね」
「オヤ●ロ様だと思ったでしょ?あうあう」

このアホは放っておくことにして……。

「でさ~疑問に思うことがあるんだけどさ~」

この子……強引に自分のペースに持っていったな。
さすがというべきだろうか。――それは個人的に不謹慎だな。

「ドラ●エではさ、ザオ●クとかで死人が復活するけどさ、実際あったらすごいよね」
「おっ、とうとう早瀬もゲーム脳になってきて現実とゲームの区別ができなくなったか?」
「ちっがーう!ゲーム上での話しだよ」
「確かに、実際だったら棺桶の中に死体入れてたら、腐っちゃいますよね」
「でしょ~?さらにはさ、敵モンスターを倒したらお金もらえるけど、何で敵が持ってるんだって思う」
「わかるわかる。だから、ゲームによっては敵からお金落ちないよね……シビアだよ」
「村長のグラフィックが、ハゲ親父ばっかりなのには笑ったな~」
「うんうん。死にそうになったらエンカウント率上がるし」

話は終わることなどなく、ますますヒートアップする。

「ところでさ、ビア●カとフ●ーラ。どっち派?」
「私はビ●ンカですね~。幼馴染は萌えるです」
「私は当然フロ●ラかなっ。お金持ちだし、逆玉だよ」

話はわかる。分かるんだけど、話に入ることで私もこいつらと一緒になるのは嫌だ。

「あっれ、瑠奈空気じゃん。話し分かってるんでしょ?参加しようよ」
「まったくわかんないわよ」
「全く~素直じゃないんだから」

今度こいつが忘れものしても絶対貸してやるもんか。

「武器に鉈とかスタンガンってほしいよね。あと金属バット」
「ラスボスとの戦いが屋根の上とか」
「宇宙空間での金属の塊同士の熱い戦いとか」
「とかちつくちて って呪文ありそうですね~」
「ちょっと今回も落ちないわよ」
「ん~なら、この話からリレ●ト!」

読者様は、天井に頭をぶつけたようだ。

       

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