Neetel Inside ニートノベル
表紙

☆厨2☆
─君とダンス─

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「よろしくおねがいします。」

新学期の始まり
高校2年生の春、転校生がやってきた。
ちなみにこの転校生が例のアイツ

時は
──
少し遡る

車から降りてきた人は、それは
とてもとても
「ゲキマブ」だった

なんていうか
あれだ
「ゲキマブ」


それじゃちょっとわからないか
ほらさ
ほらほら
あれだ
ほら
「ゲキマブ」

そんなコトばっかり考えていて、ボーーーーーとしている俺に
スラっとしていて髪は金髪ツインテールでゲキマブ女が近づいてくる
年は・・・・オレと同じくらいだ
そしてこう呟いたんだ


「胸はB・・・・いやA・・・・?いやギリギリ・・・・・・」


すまん今の俺の発言だ
意味のわからないコトを言っている俺に対し若干戸惑い気味の彼女はこう呟いた。


「久しぶり・・・です。」


・・・・・・・・・・。
俺は目を点にした。
・・・・・・・・・・・・。
は・・?
が、次の発言で俺はさらに目を点にすることになる。


「10年ぶりですね・・・ぼっちゃん。」


・・・・・・・・・・。
さっき言った通り俺はさらに目が点になった。
江頭2時50分をテレビで初めて見た時くらい
目が点になったよ。


まず俺は状況を整理した
俺はリンボーダンスをしていた。
スクランブル交差点のド真ん中で
しかも
どしょぶりの中
そしたら変な車が邪魔してきて
それに対して俺はキレたんだ
だから文句を言ってやった。
「死ね!このやろうっ!!」
そしたらいきなりドアが開いて
ものすごくゲキマブな女が後光を射して大光臨!
俺タジタジwww
女俺に近づく
そして衝撃発言

「死ね!このやろうっ!!」

↑上の台詞関係ない

「久しぶりです。」

俺ビックリ
初めてテレビで住谷くんをご拝見になった時くらいビックリ
そしてさらに其の後
「10年ぶりです。ぼっちゃま。」
俺びっくりびっくり
江頭2時50分がパナウェー●研究所に一人で突入していった
ってニュースで見た時くらいびっくりびっくり


で、俺はなんでパニ喰っているか
それは
この台詞達がいけないからだ
「久しぶりです。」
「10年ぶりです、ぼっちゃま」
この台詞達にちょっと今から突っ込みを入れていきたいと思う

まず
「久しぶりです」
この台詞

俺はこの人に一度も会った覚え無し
忘れてるだけだろって突っ込みたくなるが
お枚等(って誰だよ、読者だよ)もご察しの通り
美人なら忘れる訳なし

そして
「10年ぶりです、ぼっちゃま」
・・・・だと・・・・??・・・・・
オレのメイドかなんかか?



「ぼっちゃん、家に帰りましょう」



「?!」

・・・・・・・
ブツブツ状況整理をしていたら
髪は金髪ツインテールのゲキマブ女がまた意味不明な台詞を発した
が、オレはすぐにこの言葉の意味をすぐ理解できた



「じゃ、お乗りください」

オレはにやにやしていた
「はい、喜んで」

ニヤニヤと君の悪い不気味な笑みを浮かべ
オレはこのゲキマブ女の車に乗った
そして動きだす
さらばスクランブル交差点
さらばリンボーダンスの道具達
後で迎えに行く

外は相変わらずどしょぶり
車は道を走る
オレは窓を眺めるフリをする
頭は窓で
ひとみはミラーに写る金髪ツインテールのゲキマブ女

そういうキモイ、お前等にありがちな行為を5分以上続けていると
ミラーに写る金髪ツインテールのゲキマブ女がとてもセクシーな口を動かした
「本当に久しぶりですね」
それに対し
オレ黙る
頬をゆるめて
オレ黙る
頬をゆるめて
オレ黙る
それ見て女は当然困惑

その後も会話(?)が続いたが俺は何ひとつ彼女の言ってることが理解できなかった。
が、今から起きることはオレにも理解することができる
何が起こるか
それをオレは理解することができた

しばらくの間沈黙が続いた
オレはずっとにやにやしていた。

そして

「つきましたよ、ぼっちゃん。」

「(お、ついたかwww)」

「足元にお気をつけてゆっくり下りてください。」

「(よっこらSEX)」
オレは金髪ツインテールでスラリとしていてオレと同じくらいの年のゲキマブ女の言うとおり
足元にお気をつけてゆーーーくりと下りたった
そして首をキザっぽく上げる
そこにあった世界
オレに飛び込んだ素敵な世界

そう、それは、そう、それはそれは
とてもとても


「オレの家じゃねえかああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


「ぼっ!ぼっちゃん?!」


はぁはぁ
はぁはぁ
オレとしたことがキャラでもないのにDQNでもないのに
ものすごくバカでかい声を上げてしまった
冷静になれ
KOOLになるんだ
素数を数えてKOOLになるんだ
1、3・・・
・・・・・・・・
・・・フゥ
安心しろ、たかがステージがちょっとちゃっちくなっただけだ
ダブルベッドからものすごく汚くてオレの男汁がどばあーと染み付いてる布団が置かれてる
ベッドに変わっただけだ
全然問題ない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない
S●Xできるなら問題はない


「じゃ、また会いましょうぼっちゃん」


ブ~~~~~~~~~ッ


「帰るなよおおおおおおおああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

第2話
─キモヲタと美人運転手─
       ─終─



第3話
─君と放課後─
  に続く。

       

表紙

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Neetsha