待ってました、酒場に勇者がご到着。私はこの日のために修行を積んできたんです。あれは過酷な日々でした。昇竜拳が難しくて左手に豆ができたこともありました。なんでか波動拳になっちゃうんですよね。ダルシムのドリルキック、撃ち落としてくれるわ昇竜・・・はどーうわあうわあうわぁうわぁぅぁ。無念。ストリートファイト（町内喧嘩）で労災おりますか？てかうちの道場社保完備されてなかった。さらに無念。
思えば私が武闘家を目指したのは、鶴仙流の天津飯様に憧れてのことでした。おでこのマークですずめも怖がる。稲作農家なら一家に一台必需品。いまではCDにお株を奪われた？いやいやまだまだ三つ目が通る。そんなことより餃子ですよ餃子。キョンみたいな外見だけど。あ、キョンってキョンシーのことね。餃子萌え～。私も「天様」と呼ばれたい。ということで名前を「てんさま」にしてみました。てへ。
そうこう物思いにふけっている間に、なんとガッツマンみたいな屈強な大男が呼ばれていきました。戦士さんです。がーん。私選ばれなかった。どぼじて。あとの２人は魔法枠だからたぶん無理でしょう。こうなったら覇王の卵ゴッドハンド５人目としてついていくしかないか。それとも餃子と一緒に６人で？・・・後のロト６であった。横一列に並んだら画面がちらちらしてレムオルかけられたみたいになるかもしれないなんてことは気にしない。エグゼドエグゼズ敵のフラッシュ攻撃！実はマシンのパワー不足。ちなみに有限会社レムオルというところが架空請求やっているらしいというもっぱらの噂。ぜったいDQからとってますよね。ほかでこんな単語聞いたことないですもん。悪いことする気満々なネーミングである意味あっぱれ。
ところで私が選ばれなかった理由ってなんなんだろう。名前の差かなあ。戦士って名前がなんかいいんですよねきっと。戦うサムライ。弁護士、税理士、戦士。戦士も国家資格です。それに引き換え私は武闘家。おまえは吉野家かと小一時間問い詰めたい。松屋はちがうよ。家じゃなくて屋だもん。やだもん。
手品師風のおじさんと浮浪者風のおじいさんが呼ばれ、４人パーティが店を出て行った。全員男だなんて、このプレーヤーはうぶな小学生男子だな。遊び人女なんてとてもではないが入れられないだろう。そして、宿屋でベッドが１つしかないことなんか気づきさえしないだろう。こういうのはだいたい年齢を重ねるにつれて女性を選びたくなるものなのさ。大きなお友達ともなれば、仲間どころか勇者本人まで女。どうだまいったか。女装趣味です、本当にありがとうございました。
私は気を取り直して、次の勇者が来るまで車で待つことにしました。
