Neetel Inside 文芸新都
表紙

ファッキングパパ
八発目 リビングルームで、少女とファッキングパパ

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 豪奢な家のリビングルーム。
 大きいソファには、中年男性とパジャマ姿の少女が座っている。



「なぁ、もうそろそろ寝ないのか?」
 中年男性がパジャマ姿の少女へテレビを見ながら話しかける。
 テレビには、何がそんなに面白いのか、大勢の芸人が集まって「わはははは」と大きな声で笑っている。
「うん。だってママが、アメリカで今居ないし。もうちょっと起きてるよ」
 そう言うと、少女は大きな伸びを一つして、チャンネルを取ってボタンを押した。







「こら! もうよしなさい! 夜も十二時を過ぎてるじゃないか」
 中年男性は父親が子どもを叱りつけるときのような、厳しい口調で少女を叱った。
「いいじゃん! どうせ、お父さんもまだ起きてるんだし!」
「そんなの理由にならん! もう遅いから寝なさい」
 少女はそんな中年男性の言葉に、耳を貸す様子もなくチャンネルのスイッチを切り替える。
「ったく、父親の言うことも聞かないで!」
 そう声を荒げると、中年男性は乱暴に上体を動かし、むんずと黒い鉄アレイのような形をしたものを手に取った。
「もう、後悔してもしらんからな!」
「ふん! うるさいよ。文句があるならかかってきな!」
 少女も鉄アレイを取り出し身構える。
 部屋中には一触即発の不陰気が漂う。
「おら!」
 中年男性の野太い声が響き渡った。
 バキッ、ドシッ、と金属が皮膚と肉体を通じて骨へと当たった音が響く。
「キャッ!」
 少女の短い叫び声が上がる。
「おら! さっきまでの勢いはどうした? 俺は本気だぞ! 大人しくパパの言うことを聞いてれば死ななかったものを!」
 中年男性が更に「オラ!」という掛け声をかけて、殴りかかる。
 中年男性の目は、瞳孔が開き充血をしていて、狂人の目へと変貌をとげている。
 ゴツン、ゴツン、ゴツンという音が響く。
「……」
 少女は声を上げなくなってしまっていた。
 そんな、ほぼ無抵抗状態の少女に対し、これでもかと言うほど、中年男性は容赦なく殴りかかる。
「も、もう……や、やめて。し、しん……死んじゃう」
 命乞いをするか細い声が、少女の口から出た。
 しかし、目を剥いて少女を殴りつける中年男性にはその声は届くことはなかった。
「オラ! 死ね、死ね、死ねーーーー!!!!!」
 中年男性が口元に狂った笑みを浮かべた。








































「よし! 勝ったぞ!」
「もう。パパ強すぎるよ~。……格闘ゲーム」

       

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