全く何故か夏は暑い。
夏は何故暑いんだろう。何で夏なんだろう。
とか意味わかんない事を考えながら僕こと飯島白は家へ向う。
汗だらだらだ。凄く熱い。暑いじゃなくて熱い。
早く冷房の効いた家に帰りたい。
しかし帰りたくない。
「ただいまー」
僕は家に居るのは好きじゃない。
なぜなら変態な姉さんが居るからだ。
部屋に入り、まず最初に僕がするのは姉さんがどこにいるか捜す事から始る。
最近は大体クローゼットの中に居る事が多い。
「あっ……ふぅ! はっ…ぁああ……お、おかえりなさいぃ!」
案の定姉さんは僕の衣服の匂いを嗅いで自慰に浸っている。
僕は姉さんのさらさらとした長い髪を掴んで思いっきり引っ張った。
「んぁあ! 痛い!」
床に体を打ち付ける姉さんを尻目に僕はおやつを食べにリビングへ向った。
「ふぅー。暑い」
僕の姉さんは変態である。
実の弟である僕を性欲の対象としている。
毎日僕で自慰している。
夜僕の部屋で僕の寝顔を見ながら自慰をしていたことがあるくらいだ。
しかも目を覚ましても寧ろさらに興奮した様子で続けたときには虫唾が走った。
「まぁいいや。今日のおやつはドーナッツかぁ。ケーキがよかったなぁ」
みとぅお。
と、そろそろ姉さんが来る頃だろうか。
もぐもぐとドーナッツを食べていると姉さんが来た。
はぁはぁと荒く息をしている。太ももは姉さんので濡れている。
掃除しとけよなぁ。
途中なのかなぁと思いつつ冷えた目で姉さんを見る。
「ん……あ、し、白お願い……」
そういって姉さんは床に四つん這いになった。
僕はソファーに座っていて姉さんは床に四つん這いになっているので僕の方が上だ。
「何さ。どうして欲しいのかちゃんと言ってよ」
「わ、わかってるくせに……お、お願い!」
頭悪いのかな。
姉さんは匂いフェチでマゾだ。
「どうして欲しいか言えって言ってんだよ。帰るよ?」
「し、白の足で私の頭を踏んでください……汗で濡れた足を舐めさせてください」
足を舐めるって。どんだけだよ。
「姉さん駄目だよ弟にそんなこと言っちゃ。お仕置きだね」
足で姉さんの頭を床に押し付ける。
ぐりぐりぐりぐりと何度も。
「ん、ふぁ……あぁん…ひぃ、ィイよぉ! もっと踏んでぇ」
「変態だね姉さんは。実の弟に踏まれるだけで感じちゃうの?」
「は、はい……私は弟に虐められて感じる変態マゾ女です……だからもっと虐めてください」
はたしてリアルにこんなMっているのかなぁ。
姉さん以外いなさそうだ。
「んぐっ!」
わき腹を蹴って倒させた後仰向けの姉さんの腹を踏む。
「い、痛イィ!」
姉さんの腹を踏みながら空いてる片方の足を顔に突きつける。
「どうしたい?」
「ふー! ふー!」
必死に匂いをかいでる。
きもいなぁ。
「ほら」
顔に足を押し付けてあげる。
「んふぅー!」
さっきので絶頂を迎えたらしい。
どうしてあんなので迎えられるのか不思議だ。
姉さんに足を舐められながら思う。
憂鬱だ。