「今日は、転校生を紹介するぞー」
_ザワザワ
こんな時期に珍しいわね。こなたが知ったら「時期外れの転校生!?それってヒロインか超能力者!?」なんて言い出しそうね・・・
「はーい、しずかにー。そんじゃ二人とも、入ってきてー。」
_ガラ・・・
「毒男だ。よろしくな。」
な、な、な、なあああああああああああああああああああ!!??
あいつは、あいつは今朝の失礼男!!!まさか転校生でうちのクラスに来るなんて・・・
いかん、冷静にならなくちゃ(汗 でも相変わらず腹立たしい顔をしてるわね・・・
いや、それよりも今朝のことが皆にバレてしまうことだけは避けねば・・・そうだ、それが一番まずい!!(汗
「ああぁ!!!お前は今朝登校中に曲がり角で突然ぶつかってきておいて挙句の果てに人を散々引きずりまわした高飛車ぽっちゃり女!!!」
「はあぁぁぁ!!!!!なによ、おかげでギリギリ間に合ったくせに!!てかぽっちゃりってなによ!!!」
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_き~んこ~んか~んこ~ん
「いや~、ヒロインじゃなかったけどこれほどおもしろいことってないよね~wwまさかカガミにフラグがt」
「だまれっ!!!てかなんでもう知ってるのよ!!??」
「お姉ちゃん、うちのクラスまで聞こえてたよ(汗・・・」
最悪!!ほんとに最悪!!!ああ・・・こんなことなら家からお守りもってくるんだった(泣 ほんとに嫌なことって続くのね・・・
「でもめずらしいですね、この時期に転校生なんて。それも二人も。」
「へ?二人?」
「そうそう。うちにも来たんだよ、転校生。」
_
「おい毒男・・・これはいったいどういうことかお?」
「ああ?なんのことだよ?」
「なんでブーン達が『彼女達』と接触してしまったお!?」
「な!?まさか・・・」
「そうだお・・・毒男が今朝ぶつかってしまったのは・・・」
物語は形をかえはじめた。大事な歯車がずれてしまったのだ。
「『かがみん』だお・・・」
~つづく~