Neetel Inside 文芸新都
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そして俺はカレーを望んだ
『最悪の可能性』

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『最悪の可能性』



 常識ってさ、言ってしまえば線引きだよね。こっからここまでは許すみたいな、不可侵領域とも言えちゃうそれ。人間って実はすげえバカだと思うんだわ。で、そこに常識っつー“おおよそ”の行動原理があるおかげで、インテリぶっていられる。やっていいことダメなことが最初から決まってんだから、そりゃあ楽だ。なんも考えないでいい。もちろん俺も例に漏れずそんな常識を当てにして今まで生きてきたわけなんだけど、さて、よく考えてみようじゃないか。
「あわわわわわ」
 目の前に変な粘液を飛ばしまくる触手を何十本も携えたおもっきしグロテスクな肉塊が現れた場合、それは果たして常識か、否か。……ふっ。
「否ァー! これ否! すげえ否! さすがの俺もこれは否! 夢なら覚めてぇー!」
 まあね、俺も現代に侵されたナウいヤングなわけだしね、能力とかそういうのは割かし理解があるつもりよ。まあ、あってもいいか、みたいな。だけどね、さすがにこんなパワー10くらいのレジェンドクリーチャーが目の前に現れたら腰が抜けてもおかしくないわけですよ。現在進行形で。
「落ち着け! ひとまずここから逃げるぞ!」
 隊長が俺に励ましの言葉を投げかける。隊長……足めっちゃ震えてる……。
 俺と言えば、尻餅をつきながら遅々とした動きで怪物から離れるのに精一杯。もう無理。誰か助けて。恐い。……けど、目が離せなかった。俺の意思とは関係無しに、目が怪物から離れない。まるで全部を見逃さないと言わんばかりに、俺の目には怪物の姿しか映らない。と、目の前の怪物に変化があった。一本の触手がゆっくりとした動きでこちらに近付いてくるのだ。なるほど、パワータイプは往々にして遅いというテンプレをこの怪物も守っているというわけ――。
 ――どごん。
「そんなわけ、ないですよねー」
 俺の頬を掠めるように、触手が物凄い速さですぐ傍の床にめり込んでいた。そこには、さっきまでサングラスAが立っていた場所であり、リノリウムを突き抜けてコンクリートまでもが破壊されるくらいの力を与えられたサングラスAが今人間と言える姿をしているかと言えば間違いなくぐっちょぐちょなわけで。
「あ……う、あ……」
 手にぬめった温かい液体がへばりついていた。見たくないのに、これから現れるモノがどんな状態なのか想像出来てるのに。ゆっくりと床から引き抜かれる触手には、真っ赤なものが一面にこびり付いていた。
 さっきから、“あの時”の光景がフラッシュバックのように脳裏を掠め続けている。もう止めてくれ。思い出したくない。だけど、この光景を見ていたら、勝手に、見えてしまう。
 気付けば俺は嘔吐していた。びたびたと床に吸い込まれる嘔吐物は、カレー色をしていて。……おいおい、俺はギャルゲーのトラウマ持ちヒロインかよ。なにこんなとこで浸ってんだ。リバースしてる場合じゃないでしょ。今は逃げることが先決だろうに。
「ちくしょうがああああ!」
 俺は恐さを打ち消すように叫びながら立ち上がる。
 そうだ、サングラスAには悪いけど、俺には帰ってカレーを食べるという使命があるのだ。すまない、君の犠牲は無駄かもしれない。むしろ俺のトラウマを呼び起こしてくれた時点で邪魔だったかもしれない。けど、忘れない。君の犠牲は忘れない。俺に子供が出来たら教えてあげよう。名も知らぬサングラスAがいなければ、パパは死んでたのさ、ってね。
「やっと立ったか、逃げるぞ!」
「おっすおっす!」
 声がしたほうを振り向けば、割と遠くの方で隊長が俺のことを待っていてくれた。ああ、逃げたかったんだろうなあ。だがしかし、それでも待っていてくれたことに俺は心の中で感謝の念を送りつつ、怪物に背を向けて廊下を駆け出した。
「この先にエレベーターホールがある。ひとまず上へ行って、指示を仰ぐ」
「え、上? このビルから逃げるんじゃねえの?」
「あの怪物をそのままにはしておけん。何かしらの対策をしなければ、最悪、このビル内だけでの問題ではなくなってしまう」
「あー、それは困るなー」
 帰りたいんだけどなあ。ぶっちゃけすごい逃げたい。でも、「じゃあ隊長だけでB級モンスターパニック映画の主人公になってね!」なんて言えるわけもなく。さすがにね、俺のことを待っててくれた人を置いて俺だけっていうのは心がズッキン痛むわけですよ。
 そろそろ息切れしてきたなあ、なんてのんきに考えていた時、やっとのことで開けた場所に出た。
 見れば、すぐ傍にエレベーターがある。なるほど、なんとか逃げられそうだ。しかしながら、一つ問題がある。俺は目の前を見て、三十秒くらい溜め息をつきたくなる衝動を抑える。いやね、一度や二度なら俺も我慢しよう。まあそんな日もあるよね、で済ませるわ。だけどね、三度目ですよ三度目。さすがの俺もこれには嫌な顔をせざるを得ない。
「なんで出会って初っ端から嫌な顔をされなきゃいけないのよ」
「何度も殺されかけてんだから当たり前でしょ! カレーのおかわりも三杯目までだよ!」
「原型留めてないのに仏の顔も三度まで、って言葉が頭に浮かんでしまう自分が嫌になるわ」
 目の前には、待ち構えるように銀髪女が立っていた。怪物ほどじゃないにせよ、ある意味コイツも怪物だかんね。怪物並みの赤い糸で結ばれてる気がする。なんで同じ日に三度も顔を合わせなきゃならんのか。
「って、お前に構ってる場合じゃあないんだよ! 俺は今怪物から逃げるので忙しいの!」
「怪物呼ばわりとは、いい度胸じゃない」
「お前じゃねえー! なんか触手みたいな触手がこの階にいるんだよ! いいから今は見逃してくれー!」
 カチャリと。俺の隣から銃のスライドを引く音。見れば隊長が銀髪女に向かって銃を構えていた。おいおい何やってんだよ隊長、今はそんな場合じゃないでしょ。
「今はそんな場合じゃないでよ!」
 噛んだ。
「今はそんな場合じゃないでしょ!」
「二度も言われなくともわかっている! いいから貴様はエレベーターのボタンを押せ! ここは俺が抑える!」
「あ、はい」
 俺は言われたとおりにエレベーターへ向かう。パァン。後ろから銃声が聞こえた。
 振り向けば、隊長が頭から血を流しながら倒れていた。
「死ぬの早すぎだろおおおおお!」
 超強面のくせに恐がりで弱くて、何がしたかったんだよ。……でも、別に悪い人じゃないんだろうね。俺が隊長の立場だったら、間違いなく真っ先に逃げる。でも、隊長は最後まで俺を待っていた。つまりはいい人だ。もしくは、正義なんて何の役にも立たないものを持っていたか。
 俺は隊長から眼を背けるように銀髪女を見た。何事もなかったように無表情。狂ってやがる。だけど、隊長が死んだことにあまりショックを受けていない自分にも気付いて、何も言えない。擦れてしまったのね、あたし。
「私に銃を向けるからよ。何十秒も銃を向け合ったまま立ち尽くすなんてナンセンスだわ。殺られる前に殺る、それが一番ね」
「血も涙もないとは正にこのことだわ。やっぱお前は好きになれんね」
「アンタに好かれるくらいならアンタを殺したほうがマシだわ」
「なにそれ今と変わんないんだけど」
 と、意味の無い会話を続けていた時、後ろから何か、形容し難い音が聞こえてきた。なにかこう、粘着質のものがのた打ち回るような、その、なんか卑猥な音。なんとなく嫌な予感がする。
 銀髪女を見る。なんか驚いてた。……あれ、やばくね。これってさ、つまるところの死亡フラグってやつじゃね? ほら、パニック映画でさ、その、アレだよ。平然としてるヤツの後ろには実は怪物が居て、もう一人が驚いてて、おいおい何をそんなに驚いて、あわわわわわぎゃあああああああ。的なアレ。
 俺は意を決して振り向いた。
「あわわわわわ」
 そこには、ついさっき見たばかりの怪物がいた。俺はすかさず銀髪女の後ろに回りこみ、状況を観察する。この時の俺の動きは間違いなく神がかっていた。
「あれは……まさか……って、なに私を盾にしてるのよ!」
「ちょっと待って欲しい、アレを見てくれ」
 見れば見るほど異形だ。3mはあるだろう天井に難なく触れ、それ以上に長い触手を揺らめかせている。そんな怪物の触手が、ゆっくりとした動きで隊長の死体に近付く。そして触れるか触れないかの距離、突如触手の先が裂けた。いや、あれは口か。マジか。ということはアレか。
「えぐい」
「えぐいわね」
 巨大な蛇のように口を開けた触手は、難なく隊長の死体を一飲み。ご丁寧にも硬い物を噛み砕くような咀嚼音まで響かせながら、食べてしまった。ああ、食べた。肉食かよ。自殺していいかな俺。この死に方はえぐい。
「ちょっとアンタ、アレはなによ」
「俺が知るわけないだろ。というかお前も今さっきあれはまさかとか意味深なこと言ってたじゃねえかよ」
「単に“そんな”気がしただけよ」
「わけがわからない。俺が知ってるのはだな、隊長達が口をそろえてアレを011って言ってたことくらいだ」
 ビクン、銀髪女の体が震える。……えっ、もしかして、感じてる? 俺の言葉で? うそ、マジで?
「何いきなり感じてんの! 変態かよ!」
「……やっぱり、あれは」
「はいシカトきましたー。俺が悪かったですー」
 俺のバカにするような言葉なんて聞こえていないと言わんばかりに、銀髪女はふらりと、怪物に向かって歩き始めた。自殺願望かよ。
 だけど、俺は止めなかった。そりゃあそうだ、人殺しはダメなことだもの。銀髪女は隊長を殺した。そんなヤツがどうなろうと、今更知ったこっちゃない。そうだ、人を殺すのはダメなんだ。それは俺が一番良く知ってる。……うん。
 銀髪女は怪物まであと何歩かのところで立ち止まると、何かを呟き始めた。
「ねえ、私がわかるかしら? それとも、さすがにもう死んでる? ねえ、お兄ちゃん」
「うわあ……」
 アレがお兄ちゃんって。さすがの俺もそれは引くわ。前々から狂ってるとは思っていたけど、まさかもう手遅れだったとは。いや、もしくは本当にアレが血の繋がった兄という可能性もあるね。どうりで銀髪女ってば怪物じみた強さを持っているわけだよ。兄がアレとか勝てる気がしないわけだわ。
 俺は一通り納得して、銀髪女を観察する。
「やっぱり死んでる、よね。……殺してあげる」
 肉親なんじゃねえの!?
 と、俺が叫ぶ前に銀髪女は空いた手でスカートの中から手榴弾っぽい物を取り出した。どこから出してんだよ。どうりで感じるわけだよ。
 銀髪女は両手が塞がっているからだろう、口で安全ピンっぽいものを引き抜くと、そのまま怪物に向かって力任せに投げた。手榴弾っぽいものは放物線を描きながら触手の中心にある肉塊へ吸い込まれるように飛び、文字通りそのまま肉塊に吸い込まれてしまった。肉塊おわったな。その吸い込むという選択はYESじゃないね。
 ……で。いつになったら爆発すんのよ。
 何秒経っただろうか。10秒? 20秒? 映画なんかだと結構な早さで爆発してたもんだけど、もしかして遅効性みたいなやつなのか。わからんけどそうに違いない。銀髪女には考えがあるんだろう。
「爆発、しない? なんで、そんな」
「めっちゃうろたえていらっしゃる!」
 どうやら不発、もしくは無効化されたらしく、一向に爆発する気配はない。爆発する気配はない、が、怪物が動く気配はあった。ゆらりと二本の触手が動いたかと思うと、その内の一本が先っちょを銀髪女に定め、ゆっくりと目標に向かい始めた。む、この動きはさっき見たぞ。いきなり速くなるんだよね。……さて、その事を銀髪女に言うべきだろうか。銀髪女を見れば、未だに呆然と怪物を見ているだけで、触手が向かってきていることにすら気付いていそうにない。
 確かに銀髪女は隊長を殺した。それは許しちゃいけないことだ。けど、目の前で死にそうになっているヤツを助けることが出来るのに、あえて助けないというのも、人殺しになるんじゃないのか。嫌なジレンマだわ。銀髪女は許せない、けど、死んでいいかと聞かれれば、それは違う。ああ、違うね!
「おい銀髪女! 右だ! 死にたくなかったら後ろに避けろ!」
「っ!?」
 俺の言葉にまたも身を震わすと、それが合図だったかのように銀髪女は銃を怪物に向けながら後ろに飛び退いた。――遅れて、破壊音。さっきまで銀髪女の居た場所には触手がめり込んでいて、粉砕されたコンクリートが辺りに飛び散る。
「礼は言わないわよ」
 銀髪女はそう言って、怪物に向かって銃を撃ち始めた。……その台詞自体がもうお礼となっていることにそろそろツンデレ共は気付くべきだと思う。銀髪女はいつになったらデレるんだろうかね。もうそろそろツンツンされ続けるのもつらくなってきたんだけど。
 なんて、ちょっと緩んだ気持ちを感じていた時だった。またも破壊音がホールに鳴り響き、コンクリートの破片が飛び散る。……あれ、と、不意に思い出す。そういえば、動いていた触手は何本だったか。そうだ、二本動いていた。一本は上手く避けてくれた。じゃあ、もう一本は。
 俺は捜していた。けど、見つからない。どこを捜しても、銀髪女の姿は無かった。あるのは、二本目の触手が、床にめり込んでいる光景だけ。“銀髪女がさっきまで立っていた場所に”。
「冗談だろ」
 触手がゆっくりと床から引き抜かれる。……ま、まあ銀髪女ならこっからひょっこりと頭を出して「危うく下の階まで貫通するとこだったわ!」なんて言いながら出てくるくらい余裕だよね。なんてったってこの怪物が兄貴だもんね。
 そう、別に触手の先っぽに銀色の繊維っぽい物がいっぱいへばりついてるとか、開いた穴から赤い液体が漏れ出してるとか、そんなのは見せかけであって、うん、僕達私達の銀髪女がそんな、無残にも潰されたわけじゃあない。うん。そうに決まっている。
 くぱぁ、なんて卑猥な擬音が似合いそうな具合に、触手が口を開ける。そのまま触手は穴に突っ込み、ぐじゅぐじゅとお行儀の悪い音を立てながら何かを食べていた。何を食べているというんだ。コンクリートか。コンクリートなのか。そんな物を食べたら腹を壊すとかそんなレベルじゃないでしょ。止めなさい。止めてくれ。
 触手が穴から離れると、何かボールのような物が上から降ってきた。なんだなんだと目を凝らせば、これも銀色の繊維っぽいものがこれでもかと付着している。なんかぐちゃぐちゃしとる。落ちた衝撃でか、ピンク色のでろっとしたものが流れ出てる。……暗く窪んだ二つの穴が、こちらを向いていた。
 ハハハ。限界だ。なんてことはない、これは。
「完全に頭だこれ」
 どっと、色々な感情が頭の中に溢れ出した。どうすんの、これ。もうどうしたらいいかわかんないんだけど。……何が神にも等しい能力だよ。なんも変わんねえじゃん。なんも出来てないじゃん。
 知らず知らずの内に涙が出てきた。別に悲しいわけじゃない。嬉しいわけがない。ただただ、理不尽な目の前の光景にどうしていいかわかんなくなっただけ。……触手がまるで落とした米粒を拾うかのように、依然として俺を見つめる頭を飲み込んだ。そのまま、開いた口が俺に向く。死ぬじゃん、俺。
 死ぬ。……あー、そうか、わはは。はいはい。わかってしまったわ。俺は死ぬ。死ぬしかない。何故なら、俺じゃない俺の為には、ハッピーエンドを望んで止まない俺は、ここで俺が死なないと、先に進めないんだ。
隊長が死んだ時点で気付くべきだった。それともサングラスAが死んだ時かな。人が死ぬのは許せないんだ、俺は。つまり、誰かが俺の目の前で死んだ時点で、この世界はおしまい。“ここ”以外でもっとハッピーな展開になるように、俺は体のいい踏み台になっちゃったわけだ。
「ははっ、わろす」
 呪いの言葉を吐きながら、俺は現実から逃避するように床へ視線を落とす。
 まさか自分が“そっち”側になるとは思わなかった。だってそうだろう、ちょっと前には他の俺が死んでしまう映像を見ているんだ。俺が“本筋”だって思っちゃっても仕方ないじゃん。ふぁっく。しっと。ちんこ。まんこ。
 ……はい、一通りの絶望終わり。俺は俺なりにもうちょっと役に立つような経験をしておくか。だってさ、ぶっちゃけ今の状況から逃げろって言われても無理だしね。仕方ないよね。“俺は”もう家に帰れないしカレーも食べられないけど、まあ、他の俺がそれを出来るなら別にいいか。なんて。なんて趣味の悪い能力なんだ。
「しかしまあ、俺ってば絶対にハズレ引いちゃったよね、これ」
 気を取り直して、前を見る。ものっそい近くに、口を開けた触手があった。透明な粘液が糸を引いていて、無数の牙がかなり奥まで生えている。
「うわあ」
 えぐい。と、やっぱ考え直して逃げようかなあとか思ってたら、いつの間にか目の前が真っ暗になっていた。遅れて、激痛が全身を襲う。
「が、あああああああああ」
 痛い。痛い。痛い。痛い痛い痛い。まるで何千もの針が体中に刺さったような、痛い、痛み、痛みが途切れない。思考が止まる。痛い。右腕の骨が砕けた音が聞こえた。痛い。続いて右耳が抉り取れた。痛い。左腕が千切れた。痛い。右目が鋭い物で押し潰された。痛い。上唇が何かに引っかかり鼻の上端部までめくれた。痛い。胴体から熱いものが零れ落ちていく。痛い。両足が取れた。痛い。全身の皮が引っ張られて裂けてゆく。痛い。痛い。痛い。
 殺して欲しい。痛い。すぐに死ねない。痛いのに。まだ意識がある。痛い。痛い。早く。早く死んでくれ。もう何時間も経った気がする。痛い。痛すぎて意識がハッキリしてしまう。痛い。痛みの神経よ焼き切れろ。もう痛い。痛すぎる。殺してくれ、殺して。
 頭が何かに圧迫されたような気がして、そこで意識が無くなった。痛い。


       

表紙

人大甲 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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Neetsha