とある公園。
俺はブランコにのったりしつつ、ぼけーっとしていた。
「はぁ……」
息を吐く。すでに寒い季節なので、少し白くなっていた。
「どうした。諦めたのか?」
神女がつまらなそうに言う。
とにかくあれから色々やってみた。
ナンパとかに生まれて初めて挑戦してみたが、まともに話すら聞いてもらえなかった。
道端歩いている小学生に土下座して揉ませてもらおうとしたら、神女に頭どつかれたりもした。
もう正直何も思いつかない。
どうしよう。
「つまらんの。もっと色々せんのか」
横で見ているだけのおまえは楽しかっただけだろうが、俺からしてみればトラウマになりそうな事件の連続だぞ。少しは黄昏させてくれ。
「私は用を足してくる。それまでに何か考えておけ」
なんと。神様でもおしっこするのか。少し興奮してしまうな。