「少年よ。君の好きな女性のタイプはどんなんだい?」
「はぁ?一体何なんです?こんな場所でめかし込んで。まぁ僕は今24歳なんだけれども、自分より年上の女性が好きだね。うん。包容力があって甘えさせてくれる巨乳の年増がいい」
「そうか、ではまだまだ貴様は未熟者の子供じゃな」
「はぁ?一体何なんです?僕の熟女好みに難癖をつけるばかりか人間性まで否定してからに。そりゃあ貴方の年になって年上って言うと全身管だらけか下手すると土に還ってますけどね」
「ハハハ。私が老いている事と君の嗜好が稚拙な事は何等関係無いよ」
「じゃあ貴方の好みというか性癖と、そして僕が何て答えたらそんな馬鹿にした態度を取らなかったか教えて下さい」
「その二つの質問の答えは同じ。それは幼女じゃ」
「は?幼女?キモいんだけど」
「ははは。やはり君はまだまだ若いな。そして短絡的に物事を考え、固定観念に囚われ、本質をうやむやにして世間一般に流され量産されている一人じゃな」
「じゃあ何でなのか説明してみろよ」
「一つ問おう。初恋の女性は年上か?年下か?」
「年上だな。幼稚園の園長の奥さんだった」
「そうだろう。ではどこに惹かれた?」
「暖かく包み込んでくれて何でも許してくれたし、きちんと叱った後に優しくしてくれたしな」
「今の君の性癖と一致しておるじゃろう。つまりな、君は24にもなって幼稚園児と同レベルなのじゃ」
「それは極論だろう!」
「極論かな?よく考えるのだ。人間は一般的に大別して二つの物のどちらかを異性に求める。それはまず一つが同調、もう一つが欠落部分の補助じゃ」
「まぁ価値観が一致してるから落ち着くとか無いものを求めるとか言うからな」
「では君の年上好きは前者、後者、どちらだい?」
「うむむ・・・後者。」
「そうじゃろう。それを考えると幼稚園時代と全く変わっていないじゃろう?そしてだな、同調を求める輩は糞じゃ。自らの成長を見限っている現状満足の負け犬共じゃ」
「じゃあ何でロリコンが素晴らしいのだよ」
「この話の最も重要な部分はそこじゃよ。聞きたいか?わからぬか?」
「何となくわかる気がするけど語って欲しいな」
「人間は己が未熟な時は社会的、経済的、人格的、様々な面で秀でている人間を敬い、求め、欲すよな?」
「ああ、ガキの頃は社会人ってだけで格好良く見えたもんだよ」
「しかし自分があらゆる面で成長し、確立された人間となった場合はどうじゃ?」
「もっとすごい人に惚れるんじゃねーの?」
「いや、だから十分自分が凄くなったらって」
「ナルになっちまうのかな?」
「確立されて行くと同時に失う物もあるじゃろう。それが純粋さ、スクール水着の似合う純粋さじゃ」
「、、、」
「幼女の瞳に勝る輝きを持つ宝石は存在しない、幼女のおなかに勝る曲線美はないのだよ」
「えーと」
「どうじゃ?私の話は人生観を180度変える良い話だったじゃろう」
「帰るね」