一人の男が自分の傷口を縫っている。
男は傷を縫うたびに顔をしかめる。
それを見た一人の少女が
「私が治してあげようか?」
と言う。
彼女は自分の唾を男の傷口につける。
すると傷口は見る見るうちにふさがる。
しかし男は
「ありがとう、でもこれは好きでやってるんだ」
と言って傷をほじくり返してまた縫い始める。
少女は男の苦痛そうな表情のどこかに
淫靡さが隠れていることに気づき顔を赤らめる。
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