Neetel Inside 文芸新都
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人が怒るとき
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これはある朝の満員電車内での出来事である。
駄洒落ではないのである。

いつものように人がごった返し、汗と雨水を混ぜて2日間ぐらい放って置いた臭いのする車内。
乗り込むだけで厭な気分になるのは当然である。

そんな中にとんでもない卑劣漢が居たのだ。

なんと彼奴はあろうことか吊革の真下に居るのにも関わらず、小生に凭れ掛かってくるのだ。任天堂DSをプレイしながらである。

しょうがないので小生もPSPを鞄から取り出し隣の女子高生に凭れ掛かったのだ。

するとどうだろうか?女子高生は小生を見るやいなや鞄でどついてきたのだ。

別に小生は助平心を出したとかそんなんじゃない。これはマジである。

なのに鞄でどつくとはこれは如何なる禍事だろうか?そんなことがまかり通るのか?

いや、絶対にありえない。だって最初に凭れて来たのは小生の隣の学生じゃん。

小生悪くないじゃん。

だから小生は目的地である新宿駅で降りたのである。

だっつーのにその女子高生は小生が下車して階段上って出口に向おうとしているところに手を掴んで

「ちょっと、触ったでしょ」

などと言いけつかるのだ。

小生が「いやっ、いやそれはっ・・・隣のっ・・学生がっ・・・・・」

と簡潔に理由を述べている途中なのに

「あ?ふざけんなよお前。」

などと高圧的な態度でものを言いやがる。

さらにさらにこの女子高生は信じられない腕力で小生を駅長室へつれて行こうとするのだ。

もうこうなったら仕方がない。しっかりとしたものの見方をできる大人に話をせんければ埒が明かぬと思い

駅長室に渋々ついていくとどうだろう。

小生の簡潔で非常に理解しやすい説明を聞いたというのにこの駅長

「でも、触ったって言われてますしねぇ・・・」

とかぬかしやがって、女子高生もそれに漬け込んで小生をさらに捲くし立ててきやがる。

厭な満員電車に乗ってこんなに厭な時間を過ごすのは小生もうたまんないのであったので

女子高生の提示した条件で示談した。財布からPCパーツ台になるはずの\50000が消えていった。

もーいやになっちゃったし、お酒でも飲んだらなんだか脱ぎたくなっちゃって

脱いで騒いで楽しくやってたら、今度は警察官に捕まえられて、拘留されて、とうとう腹が立ったらちんこ勃っちって

しゃーないからかいたら、すっきりしてすんなり寝れた。

でも小生、今思い出してまた腹立ったからまたかいて寝るわ。


おしまい。

       

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