Neetel Inside 文芸新都
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パワーつけろよ
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やっぱねなんかパソコンあるでしょパソコン
まぁもっとガッツリ言っちゃうとインターネットなんですけどまぁそれにもうガッツリと依存。
依存してしまっているわけですよ。
そこでですね今の僕に必要なのはですねガッツ。
もうね目の前にあるパソコンのディスプレイをヘッドバッドで吹っ飛ばして
パソコン本体をベランダからブン投げてぶっ壊してうおおおおおおっと
外に駆け出して明日への希望を見つけるというそういった類のものが必要だと思うんですけども
現実にはそんな事できるわけがなくてですねもういっそのこと
自分から果てようかと思いまして首にカッター・ナイフをあてるんですね。


でもパソコン壊すような勇気すらない奴に死ぬ勇気(これを勇気を呼べるかはわかりませんが)なんか
あるはずもなくてですね「どあああーーッ!!!」みたいな奇声を
叫んでですねカッター・ナイフをブン投げるわけですね。
まぁそれがお気に入りのブランキー・ジェット・シティのCDにガッツリと
当たってその後へこむ事になるわけなんですけどもそれは又後の話でしてですね
とりあえずその場で三十分ほど自分の無力さや駄目さ、希望のなさ、思想の気持ち悪さに
打ちひしがれるんですけどもこの三十分がまぁ一日よりも長く感じるんですが
そこで一つ自分への解決策を示すんですね。そうだ。他の奴も巻き込んで死のうと
思うんですね。はっきり言って最低の人間なのです
そして立ち上がるときに先ほど自分のブン投げたカッター・ナイフで
傷つけたブランキー・ジェット・シティーのCDを見つけてまぁへこむんですけども
二十分ほどへこんでから立ち直ってですね
気合を入れるために髪の毛を剃るわけですねそして白いシャツにカーゴパンツと言った
いでたちに目の部分に布を巻いて津山30人殺しの犯人と言ったような
格好となっておじいちゃん秘蔵の日本刀を持って外に出かけようとするんです
ヤバイさらにヤバイバリヤバイとか呟きながら靴を履いて外にでるんですけども
家の前に黒い服に黒いズボンといった全身黒の男達が五人ほどいるんです
突然目の中に黒が入ってきたものだからそれはもう不吉なものに見えてしまって
「こいつらは悪い奴らだ!!絶対に!!」と思い込むのですね
そうだ悪い奴を殺そうとして死んだならかっこ悪くないし僕の小さな虚栄心も満足するだろうと
思って「くおおおおおーーっ」と奇声を発して斬りかかるんですね。
ほとばしる鮮血。「うわっなんだァこいつ!!」「ホアゥトアゥトル!?」等と
叫んでおられるたぶんこのよくわからない言葉を喋る人は南米系なんだろうな
等と考えながら一人二人と斬るのですね
「アレ使えよアレアレアレアレ!!」と恐らくこの中で唯一の日本人が叫んでいたが
アレのイントネーションが気に入らなかったので斬り捨ててみた
すると残った一人の恐らく南米系がアレを出した。
銃だった うわぁ本物かよこいつと思いええいもはや関係あるかと相打ち覚悟で
銃をもっとる相手に向かうわけです。どああーっ。
相手は当然のように引き金を絞ります。ここでお約束の安全装置が発動してしまったわけですね
弾は出ず、私の刀がおそらく南米系の左肩から右脇腹へかけてつきぬけるんですね
おそらく即死。
すると遠くのほうから黒いスーツを着た二人組が走ってくるんです
男と女。男は最初五人の黒づくめが死んでる惨状を見て驚いたようですが
状況を把握すると私に近寄ってきて三京だのクールだのエクセレントだの
英語で興奮して言ってるわけです。なんだこいつは。
すると女のほうが近寄ってきて「こんにちは私はCIAの秘密諜報委員です。実はこの黒ずくめの五人はですね国際指名手配のテロ・グループなのです。だから彼は貴方に感謝しているのです。」
等とわけのわからんことを日本語でのたまっていた。
どうやら俺は人殺しをしたつもりが人助けをしていたらしい。
そしてどうやらお金を一兆円ほどもらえる様だ。懸賞金ワンミリオンとか言ってたから間違いない。

       

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Neetsha