Neetel Inside 文芸新都
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パワーつけろよ
3節

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「おはようございます。」
会社に着いて、はじめての角を曲がると英子に挨拶をされた。
こいつはいつ見てもはちきれんばかりの胸囲をしている。
「おはよう」とあいさつを返す。すかさず後ろからもう一つ
「おはようございます。」こんどは美子からの挨拶。
こいつは凄い谷間だと毎回感心せずにはいられない。
「おはよう」と言いつつ谷間のチェックは欠かさない。
三歩ほど歩いたところで右から
「おはようございます。」椎子からの挨拶。
こいつはとんでもない乳をしていると会社中で評判だ。
「おはよう」と言いながら舐めるように乳を見る。

丁度トイレの前に差し掛かったところで
「おはようございます。」禰子の明朗なあいさつ。
こいつは挨拶も明朗なら乳も明朗と言ったところだ。いさぎがいいや。
「おはよう」と負けじ明朗とあいさつをする。
少し窓の外を気にしながら歩いていると窓の外から突然の
「おはようございます。」飯子からの挨拶。
こいつは窓ふきのバイトなのだがその窓に押し当てている乳で窓を拭いているんじゃないかと
もっぱらのうわさ。
「おはよう」とあいさつ。
社長室の前を通ると丁度人が出てきた、すかさず
「おはようございます。」が飛んでくる。社長秘書の江府子だ。
こいつは社長秘書の名に負けていない程の乳をしている。さすがは社長秘書だ。眼鏡もかけている。
「おはよう」と眼鏡を見ながらあいさつをした。

今日の夜ごはんは茄子にしようかな。などと考えつつ歩いていると
「おはようございます。」ジーコの声。
こいつは茄子でもはさめそうな乳をしている。男のくせに。
「あ、どうも」とあいさつをした。
この床のタイルは一体誰が敷き詰めたんだろう、なんて考えていると
「おはようございます。」英知子からの挨拶だ。
こいつは名前のとおりエロい。俺は入社三日で襲われた。乳もHカップあるという噂だ。
「おはよう」あの日のことを思い出しつつも平静を装って挨拶をした。
あ、清掃員さんだ。
「おはようございます。」愛子という名前である。清掃員さんは。
こいつは清掃員さんの作業着を着ているがその乳のあまりの大きさのせいで作業着のジッパーがしまらないのである。
「おはよう。」今にもこぼれそうな乳をみながらあいさつをした。

私が所属している部署までは結構かかるのだ。と言っても五、六分程度だけどね。
「おはようございます。」と、いう挨拶。誰が言った。恵子が言った。
こいつはまさに爆乳というのがふさわしい。
「おはよう」といった。
壁の小さな染みが妙に気になるときがある。ふと、目につく。
「おはようございます」俺はびくっとしてしまった。得子が笑っていた。
こいつは笑っている。笑っていると同時に動く乳は俺に遊園地のジェットコースターを連想させた。
「おはよう」頭の中ではすごいスピードでコースを駆け下りている。
ジェッ、ジェッ、ジェット~♪などと自作の即興歌を歌っていると
「おはようございます」笑子がブスッと俺にあいさつをした。
こいつは笑子という名前のくせに全然笑った顔をしない。しかし唯一乳だけはアッパレとしている。
「おはよう」乳に向かって言うつもりでおれはあいさつをした。

ふぅ、やっと俺の部署だ。あまり人に言いたくないような部署。扉の前で少し立っていると
「おはようございます。」会濡子がおれの脇をすり抜けつつあいさつをする。
こいつは今まで気付かなかったが今脇をすり抜けたとき、丁度斜めからみたときの乳のラインがすごく綺麗だった。そして大きかった。
「おはよう」小さな発見に感動しながら俺は挨拶をした。
会濡子に続く形でおれも部署に入る。すると
「おはようございます」部署一の美人、王子からのあいさつ。
こいつは顔だけでなく乳も部署一。
「おはよう」部署一に負けないような笑顔でおれも挨拶。
ガツン。俺の背中の筋肉に扉が当たる。扉の前に立っていた俺が悪い。
「あ、大丈夫ですかおはようございます。」火子が言う。
こいつは見るたびにゾクゾクとさせる乳をしている。犯罪級の乳だ。
「おはよう」と声を上ずらせて俺は言う。
自分の椅子に着く。向かいの机から声がした。
「おはようございます。」球子が言う。
こいつはとてもいい体をしている。喧嘩をしたら負けそうだ。負け相談。カイマンカイマン。
「おはよう」ハングリーバグ。

少し伸びをしたところ手が何かに触れた。やわらかい感触。
「何するんですか。」嗚呼子が言った。
こいつの乳におれの手が触れていた。悪いことをしたと思った。
「ごめん」謝ると鋭い右ストレートが飛んだ。俺の顎は鈍い音をたてた。とんだ朝の運動になってしまった。
いててて、と顎をさすりつつとりあえず書類に手をつけようとしたところで
「おはようございます。」甘くとろけるような声の持ち主、衛州子の挨拶。
こいつは声と合わせて極上の腕を持ったパティシエが作った最上スイーツの様な乳を持っている。
「おはよう」顎の痛みが和らいだ気がした。
けどやっぱり痛い。痛いに決まってる。お茶がほしい。ようしお茶を頼もう
「おはようございます」お茶くみ係の裕子ちゃんのタイミングのいい挨拶。
この娘は貧乳なんだ。
「おはよう、悪いけどお茶くれない?」
「いいですよー」と言って給湯室にすぐ向かう裕子ちゃん。いいこちゃん。

お茶をとりあえず待っているとすかさず
「おはようございます。」武威子からの挨拶が槍の様に襲いかかる。
こいつは乳がでかい。更に堅い。先が尖っているのだ。すでに何人もの上司が死んでいる。
「おはよう」気に触れないよう気を使ってあいさつをした。当然の行為。
お茶のいいにおいがしてきた。給湯室の方を向くと
「おはようございます。」いきなり留子と眼があっていきなりの挨拶。
こいつは同期なんだが一つ年上なので、どうも集団からあぶれてしまっている。乳もあぶれてしまっていた。
「おはよう」しかし俺はそういうの気にしないタイプなので構わず挨拶をする。
お茶がきた。おいしいな。ほっこりするな。このまま寝たいな。と思う。
「おはようございます。」起きろとばかりに性子からの挨拶。
こいつはなんなんだ?誰だ?こいつ。
「おはよう」いぶかしげに俺は挨拶をした。いったい誰なんだろう。性子なんて変な名前だ。そもそもこの会社は
名札なんてみんな付けていない。でも乳はすごいな。

ふぅ。一息をついた。そして後ろから声。
「おはよう。」歪子からの挨拶。挨拶。あ、い、さ、つ。
こいつは巨乳、いや、それより少し上くらいの感じはあるが如何せん形が汚いのがいただけない。
「おはよう」蔑み気味の挨拶になってしまった。これはだめだ。これはいけない。
また感じ悪い奴だと思われてしまう。と考えていたら後ろから凄い声。
「おはようございます。」絶斗子からの挨拶。
こいつはもう凄まじい。まずこれを読んでいる人、一番凄い乳を想像してほしい。それの三倍を想像してほしい。
こいつの乳はその想像を軽く絶するのだ。恐ろしいことだと思う。
「おはよう」乳の勢いに圧倒されて、たどたどしい挨拶をしてしまった。

会社に入ると挨拶は大事だ。挨拶は、僕は大事だと思う。よくそう思う。今もそう思った。

       

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Neetsha