Neetel Inside 文芸新都
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短編小説っぽいもの
ざけんなよ!! 第2話 秋はどんな季節?

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オープニングソング

♪チューリップとバラ/ぐろいチューリップ
 ―1年生レベル―

 なんなんだー なんなんだー
 チューリップと花が
 たむあみだー NAMUAMIだー
 チューリップはぐろいー
 彳(ぎょうにんべん)はいらないのー
 宀(うかんむり)でちょうどいいー
 なんなんだー なんなんだー
 ほんとうにー なんなんだー

 第2話 秋はどんな季節?

 枯れ葉が一枚落ちていく度に
人は・・・・寿命が一年縮まるという。
と、この前座犬がいっていた。
そういえば近所のナンシーもこういっていた。
「私はね、枯れ葉が赤く紅葉してくる頃が本当に"秋"って感じがするの!
だって、人は秋の季節を迎えると、とてもロマンチックになるもの。
だから枯れ葉は見られるのを恥ずかしがって、赤っぽく色が変わるのよ。」
「誰がそんなきれいごとををいえっていったんだよ!」とついついつっこみを加えてしまった。
 しかし、もう秋なのか・・・秋といえば紅葉の他になんだろう。
松茸、秋刀魚、栗、焼き芋、
秋には秋にしか食べられない美味しい食べ物が出てくるために、食欲をそそられる。
だから食欲の秋というのか。
 そういえば秋といえば座犬の誕生日らしい。
座犬は自分が産まれた生年月日を忘れているらしい。
しょうがなくオレは座犬の誕生日プレゼントを買いにゆくことにした。
しかしオレは座犬になにを買ってあげればいいのか分からない。
オレはしかたなく、座犬に欲しいものはあるか?と聞いてみることにした。
座犬はこういった。
「んー、あれだワン!
あの・・・・なんっつーかー・・・・あれだよあれ!
とにかく"あれ"を買ってこい!」
オレは"あれ"を買ってくることにした。
 オレは秋葉原の石丸電気にいって店員にこういってやった。
「あれありますか?」
「あれってなんです?あれだけじゃわかりませんよ!まったく!」
オレはその店員の言葉をそのまま座犬にいってやりたかった。
しかたなく座犬も一応犬だから、散歩用の首輪を買った。
そして座犬の野郎にむりやり首輪を着けていつぞやの話のように公園デビューをさせた。
 そこにはいろんな犬を飼っている人々がいた。
ゴールデンレトリバーや、ミニチュアダックス、101匹ワンちゃんで出てきたやつや、
キャバリエのCMで所ジョージといっしょにいた犬もいた。
その時座犬はキャバリエのCMで所ジョージといっしょにいた犬にしゃべりかけた。
「お前のご主人、所ジョージじゃん。」
オレ自身も気付かなかった。
でも、よく見たらその飼い主は近所のおっさんだった。
そう、同じ種類の犬を飼っていただけなのだ。
座犬は妙に首輪を気にしていた。
首輪を着けられたのがどうも気に入らなかったらしい。
 その後、座犬は自ら首輪を取り外しやがった。
犬のくせになんて器用なのだと、度肝を抜かれた。
今年で19歳を迎える名夜座健はいった。
「座犬なよ!」ってね

エンディングソング

♪名夜座健のマーチ/モンテスキュー

       

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