Neetel Inside 文芸新都
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黄昏スーサイド
Prologue

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「死にたい」


 その言葉を、僕は何度生み出しただろうか。
 そしてこれから幾つ生み出すのだろうか。
 その言葉は願望でしかなく決意ではない。
 僕は死なない。自分でも分かっている。
 生きる事はつまらない。
 そう言いながら気がつくと僕は笑い、明日が来るのを楽しみにしている日もある。
 どうして死にたいの?
 誰かが僕にこう聞く。
 さぁ、分からない。
 表面上だけの言葉ではない。
 分からない。
 分からない。
 分からない。
 僕はなぜ死にたい?
 それを分からないまま、そして知ろうともしないまま、僕はまたその言葉を生み出す。
 決して果たされる事はないと理解している。
 だからその言葉は、永遠に生み出される。


「死にたい」

       

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