自身の上達を図るためレポート形式で考え直してみようと思う
小説を書こうと思い至ったのだが全く上手くいかなかった。
なので体系的に小説の書き方を考え直そうとし、今回の話を書いてみることにした。
設計方法をしっかりすればモチベーションの低下などに左右されず小説をかけるんじゃないかなぁという発想でプロットの作り方を考え直すことにした。
今回は実験的に4000字ごとにシーンをまとめ、1シーンごとに展開させていく方式をとることにしてみた。
以下がそのプロットである。※このように、自分でコメントをいれながら省みてみる
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ありきたりな吸血鬼もの
登場人物
吸血鬼
vp-32
レヴィン・ホール
典型的な白人。金髪碧眼。
吸血鬼の子(半吸血鬼、成長を見ながら血を流し込まれる)
ユメ・ホール
※結果的に半吸血鬼とか関係なかった。話の流れ上改築
脳食い
脳を食うことを夢を食うことと相似して、獏人。獏男と名づけられる。バクマンににてると揶揄
タカシ
※なぜタカシなのだろう。名前が思いつかなかった。ここらへんの設定は黒歴史ノートみたいで見ると恥ずかしい
管理人(吸血鬼の子を生んだ)
小豆野弓
人間外(主人公と同じ種族)
キャッチコピー
vs人間。stand by 人外
※話を考えるときにまずキャッチコピーが思い浮かぶ。賞の投稿にも求められるしわりと決めといて損はないんじゃないか
0
プロローグ
月夜に吸血鬼が脳を食われているシーン。
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※ここらへんですでに叙述トリック使えないかなぁと陳腐な発想をする
プロローグを4000字もたすのは無理だったので最初は例外的に1000文字にする。
プロットの書き方が解からないので台詞とか行動を適当に想像しながらいれていく
読み返してみると自分の頭の中にあるものを断続的に書き込んでいるので、他人が見ても意味が解からないと思う
あまり面白くないと思うので読まなくていいとおもう。
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1000
獏人と吸血鬼が会う。出会い頭に吸血鬼であるといわれる。
どちらも自己紹介。
吸血鬼と証明するため、レヴィンはつめで机にアナを開ける。とん、とん、とん、と。
いわば仕事の先輩だ。気張らずに仲良くやろう。
4000
管理官の登場
脳食いとヴァンパイアがする仕事の説明。連続殺人犯が人外である。その特徴とは死体に脳が食われた形跡があること。
現場を巡る管理官、ヴァンパイア、脳食い。事件検証のようなことをする。
これらを見た後ふと脳食いに語りかけるヴァンパイア。
言外に(僕はその生物を応援したい気持ちでもあるんだ、というよ うに)
これで一応今日の仕事は終わりだろう。
ではよるところがあるのでよっていいかな?
時刻は夕方。
そういうと、管理官は気まずそうにでは私はここで、とあわてたように言う。
それをみてヴァンパイアは苦笑
8000
脳食いとヴァンパイアの二人はある小学校へと向かう。
待っていたのはヴァンパイアの娘たる少女だった。
きょとんとする脳食い。
いわば仕事仲間になるんだから、とまっていけといわれる。
幸せそうな親子を見る。
12000
事件が起こる夜を見回るヴァンパイアと脳食いは話しながら歩く。
脳食いはヴァンパイアから彼女にたいする説明をうけた。
人間に管理されてる吸血鬼もいわば種族。
種族を残すためには仲間をふやさなければならない。だが吸血鬼を増やすことは禁じられている。人間の血を吸うことも禁じられているので当たり前だがこれでは仲間を増やせない。これに対して人間側は情状酌量の結果、人間の子を一人吸血鬼用に与えることにした。それも子供、赤ん坊をである。普通の育てられた人間は、人間同士のコミュニティがある。吸血鬼に渡すわけにはいかない。だから、赤ん坊を渡すのだ。それを吸血鬼は自分で育て成長したうえで同属にする。
人間を食べる吸血鬼が人間に管理される。ということだった。
その結果が彼女なのだ。
人間をやめた自分がまるで人間のように後継者を育てている不思議。
その日の探索はからぶりだった。そのときたぶん吸血鬼は本気で探していないんじゃないか、と感じていた。
16000
脳食いと呼ばれる生物の考察。最近になって現れた生き物。思考という概念が現れた現在だからこそでる発想。新しい概念が生んだ生物。
なぜ脳を食べるのか?人間を食べ物にする生物。
おそらく相手は自分を探る存在を感じている?
そして軽視している?
※実際に書く段階でここが一番苦労する。脳食いの設定をまるで考えていなかったせい。せっかくのプロットなのに考えなくてどうするの、と自問。
20000
道すがら下校中の吸血鬼娘と会う。彼女は人外になるために育てられたといっていたが、傍目から見ると全くの普通。
それを見ているとふと悟った。彼は彼女を吸血鬼にしようとは思っていないのだと。
人間をやめて吸血鬼になり、人間を食い、その人間に倒され、そしてその人間を吸血鬼にするために育て、人間に憧れた吸血鬼。
友達と公園で遊ぶ彼女を横目に、脳食いはアパートへ。
24000
彼女は甚大なダメージを負わされていた。
焦る吸血鬼。
彼女を生かすためには吸血鬼にしなければいけない。
走り出す吸血鬼
28000
吸血鬼と脳食いの戦闘のあとが見れる。倒れる吸血鬼に近づく。
頭がかちわれていた。
体は色々なもので貼り付けにされている。
ああ、まけちゃったよ、という吸血鬼。強いなぁあいつ、と言う。
なんとか直そうとする脳食いに吸血鬼はいう。どうせ死ななきゃいけないのだという吸血鬼。
彼女を吸血鬼にしてしまったのだから。吸血鬼の個体数は完全に管理されていて、それ以上増やすことを禁じられている。だから後継者をとるということは、その後継者を吸血鬼にするときに自分は死ななければいけないということ。
彼女を吸血鬼にしたのだから、彼はまさに死ぬ気で戦闘に挑んでいたのだ。それでもまけちゃったがね。
でも・・・、逃げればいいじゃないか、という脳食い。吸血鬼になった彼女とあなたと二人で逃げれば。追ってくるやつは倒せば。
はは、と笑う。
仮に管理官を殺したとして、どうなる?その次点で自分が人間に反旗を翻したことがわかる。そうすると更に10人人間を送り込んでくる。その10人を倒すと100人。更に倒すと1000人。結局僕たちは殺されるさ。
それが人間だよ。自分に害をなす存在を倒すために学習し、更なる力を行使する。その戦いに吸血鬼はもうやぶれてるんだよ。だから、だめだ。
人間に。
でもあいつは挑む気なんだろうね、人間に。あいつは強かったけど人間はきっともっと強いよ。
君はどうする?
ああ・・・人間よりも強くなりたくて人間をやめて、人間を食って、人間に倒されて、人間に管理されて、そして人間を育てた。最後はまるで人間のようだった。
僕は結局人間に、なりたかったのかなぁ。
がぶ。吸血鬼の脳をかむ脳食い。
力がみなぎる。
※無駄に長いのはこの話を考えるときに真っ先に想像した部分がここらへんだから
人間が一番つえー!ってことを書きたかった
32000
知覚される力。思考。
次に相手が行く場所に考えが及ぶ。力がみなぎる。
向かうと彼女を抱く管理官にまさに襲い掛かろうとする脳食い。
バトル。
勝った。
今日あなたの名前が正式に決まったみたいよ。夢を食う動物獏にちなんで獏人。バクマンだったら有名な漫画だったのにね。
苦笑する獏人。
吸血鬼になった彼女を抱く管理官は妙にさまになっていた。
そして見比べるうちに気づいた。
彼女の顔と、管理官の顔の相似。
まるで母親のような管理官。
人間は強いと再認識。
※ここらへんはもう投げやりである。頭の中にはあったので早く書き出したかったから急ぎ足で書いた。
36000
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今回の4000字で区切るやり方は自分としては成功だと思っている。
なぜなら最後まで書き終えたのはこのやり方が初めてだから。
他にも絵で落書きしながら書く。
キャラクタをとことん突き詰めて書く。
勢いで書く、殴り書き。
などを試した4回目で初の完成である。
なぜ4000字で区切ることにしたのかは原稿用紙1枚の10倍という単純思考。正直3000字ぐらいがベストかもしれない。ここらへんは次回から試行錯誤しつつ、展開をはやくしたいときは区切る字数を少なくするなどの応用ができるようになりたい。
更に反省点。箇条書き
・キャラクタの味付けが甘かった。読み直してみて薄いなと思った。
・プロットの練り方が甘い。本来のプロットの役目を無視していた。迷いながら目的地にたどり着いて、それを地図に写したような。最適化や推敲をサボったせいで残念な出来になる。あまりに適当すぎたので1シーン4000字埋めようがない場合もあった。
・描き終わったあとの完成度の高め方。もう少しがんばればよくなったはず。まぁ練習だしこれでいいよね的妥協が5回ぐらいあった。毎度本気で書くべき。
・話の整合性。あちゃーといわれる箇所がいくつかある。戒めとしてこのままにしておく。
・投稿したこと。かっとなりすぎた。
・後から思ったが周りと比べて文字量が多すぎた。これもかっとなりすぎた。
タイトルのユメちゃん大冒険は死の淵を大冒険ということでよろしく。