Neetel Inside 文芸新都
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2500/08/05

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さて、8月にも入って、全く宿題も終わっていない俺に、物凄い大変なイベントがやってまいりましたよ。


そう、補修である。



           第三話 25000805
            ~troublesome~ 


セミの声が木霊し、扇風機だけしか部屋を冷やす物がない教室でうとうとしながら俺は補修を受けていた。
「おい、明石、聞いてるのか」

「んぁ・・・」

「P54の問3を解いてみろ」

やばい・・・全く聞いてなかった・・・・

「暁、14,8gだ」

「えっと・・・14,8g」

「あってるが・・・漆に聞くなよ・・・」

「す・・すいません」


さて、今問題の答えを教えてくれたのは漆亮(うるし あきら)、小学来の親友だ。


「さて、午前中はこれで終わりだ、1時間飯休憩、午後からもう1時間半あるからな」

しっかり30分を抜かさないのがいやらしい。

「暁、飯食おうぜ」

やっと飯だ~さて、遠回りして買ってきたこの素麺が、俺の・・・

「明石、ちょっときてくれるか?」

「あ、はい、」

なんだよ・・・この変体教師め・・・
漆に「なんかしたか?」とからかわれ「なにもしてねーよwww」と言って先生の元へ向かった

「で、なんのようだ?」

「いやー、お前前回休んだじゃん?どうした?」

この白衣の教師は七里恭祐・・・いけ好かない、ロリコン理科教師だ、ちなみに担任である。

「あ~・・・ちょっと調子悪くて・・・」

「馬鹿は風引かないって言うだろ?本当か?」

「本当だってwww」




「・・・・気をつけろよ・・・」




「へ?」

「いや、なんでもない・・・なんなら水素爆弾の作り方でも・・・」

「断る・・・」

「・・・そうか・・・まぁ、最近物騒だからな・・・」


七里が何を言ってるのか分からなかった、いや、分からないフリをしたかった・・・
アイツもなにか知ってるのだろうか・・・

教室へ帰って亮と飯を食った、
あんなこと言われたんじゃうまい飯も不味くなるわ・・・

相変わらず教室は扇風機の風と共に冷たい風が流れ・・・セミの声は木霊し・・・




「魔法使い・・・か・・・」

       

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