23歳 171ｃｍ Ｓ・ライト級 リーチ普通 名前千鶴
性格 … 向上心を忘れないタイプ
得意パンチ … 的確なジャブ
主な防御方法 … 常に左右に移動
好きなボクサー … ユーリ・アルバチャコフ（ロシアン・スナイパー）
半身で右構えの基本に忠実なスタイルから必ず打ち返す。
豊富なアマキャリアが印象的。
戦績２戦２敗０分
●●
―――――――――――――――――――――――――
1.プロはなんなくクリア。流石はアマ経験者ってことかな。
2.デビュー戦。全く緊張していない。流石に場数を踏んでると舞台馴れしてるなぁ。
しかし試合はなんと驚きの小差判定負け。微妙だったからドローかと思ったんだけど……。
3.１Ｒに強打を浴び４ＲにＫＯ負けしてしまった……。残念だけど引退。
アマではそれなりの結果を出してたのに……やっぱりボクシングは難しいね。
4.引退後は防御重視のトレーナーとして乃木ジムで大活躍している。
流石に僕と違って教えるのも上手くて優秀だ。いい機会だし後は彼に任そうかなあ……。
―――――――――――――――――――――――――
17歳 163ｃｍ フライ級 リーチ長い 名前チャーリー
性格 … 負けず嫌いなタイプ
得意パンチ … 離れ際のフック
主な防御方法 … 困ったときには兎に角ダッキング
好きなボクサー … 鬼塚勝也（スパンキー・Ｋ）
半身で右構えの変幻自在スタイルから相手を挑発する。
チョコレートのような腹筋が印象的。
戦績１７戦８勝（３ＫＯ／４７.５％）９敗０分
●○●○○○◎●●◎●●○●◎●●
―――――――――――――――――――――――――
1.元々はアメリカ人なのだが親の都合で日本に来たらしい。練習熱心だしプロ合格と思われてたけど一回目は落ちる。
そのとき名護君が来て励ましてくれたお陰で二回目合格した！ さぁ始まりだ！
2.小差判定負け……。大丈夫。頑張れ！
3.大差判定勝利！ 日々の練習の成果だ！
4.また小差判定負け……。これから勝ち越していきたい……。
5.小差判定勝利！ 強打を上手いタイミングで当てられたことが勝利の理由だ！
6.またしても小差判定勝利。これはいけるか？
あくまで噂だけど乃木さんの娘さんと付き合っているらしい。本当かな？ だとしたら乃木さん怒るだろうなぁ～。
7.互角の打ち合いの末３Ｒに離れ際のフックが命中！ しかしすぐさま反撃を受けてしまう。しかし試合は小差判定勝利！
６回戦進出だ！
8.格上選手からの申し込みを受けた。彼に勝てれば株は一気に上がる筈……
１Ｒ強打を命中！ が。４Ｒ偶然のバッティングによってカットしてしまう……それでも５Ｒにストレートを命中！ 続く６Ｒではまたしても離れ際のフックでＫＯ！
彼はタイミングがいいな。日本ランク入りも決定。
9.結果は小差判定負け……もっと練習に励まなくては。
10.またしても小差判定負け。くそっ……日本ランクじゃ勝てない。
日本王者が指名してきた。さて……どこまでやれるか。
11.チャーリーが入場すると会場から大声援が贈られた。まさかこんなに人気なんて……やっぱりかっこいいからかな？ 妬けるな～
試合はなんと開始数秒後に離れ際のフックを命中！ 足元がふらつく王者に駄目押しのストレート。１ＲＫＯ！
まさかだ……。いや、でも元々テクニックは素晴らしい。これは世界も目指せるかも！？
12.初防衛戦では１Ｒ目からカットしてしまい粘るも７ＲＫＯ負け……。
気持ちを新たに再出発だ。
13.なんと１ＲＫＯ負けしてしまう……。どうしたんだろうか。
日本ランク落ちもしてしまった。
14.１Ｒから相手がカットした事もあり大差判定勝利！ とは言え倒しに言ったのに倒せなかった結果だ。
日本ランク返り咲き。
15.黒いトランクスを買っていた。そういうのは勝ってからにしろよっ。
試合は７ＲＫＯ負け。よくよく考えると日本ランクで勝ったのってタイトル挑戦だけ……？
日本ランクもまた外れた。
16.パワータイプの格上選手に６ＲＫＯ勝利！
日本ランク復活！
17.ＴＫＯ負け……。日本ランクで勝てない……。
18.現日本王者から挑戦状が届いた！ もちろん挑戦だ！ 雑誌の予想は五分五分。どうなるか
また入場の際大勢のファンから声援を貰っていた。多くの人が後押ししてくれてるんだ。ファイト！
日本王者には中差判定負けで終わってしまった。
会長ももう無理だと思ったらしく引退を決意。
19.引退後は技術重視のトレーナーとしてどこかで指導しているらしい。
―――――――――――――――――――――――――
19歳 173ｃｍ フェザー級 リーチ長い 名前三河
性格 … 負けず嫌いなタイプ
得意パンチ … 強烈なボディ攻撃
主な防御方法 … 微妙なヘッド･スリップを駆使
好きなボクサー … 高橋ナオト（カウンターの貴公子）
半身で右構えのピーカブースタイルから左右にステップする
養護施設出身で毎日喧嘩に明け暮れていた。
戦績１９戦１２勝（６ＫＯ／５０％）６敗１分
◎○○◎◎◎○●●●●○◎○●○◎×●
――――――――――――――――――――――――――
1.プロテストは合格。良かった良かった。
高校時代街で喧嘩ばかりしていた彼と出会って、ボクシングを通じて心を開いていってくれたなぁ。
やっぱりボクシングはいいもんだ。
2.デビュー戦。相手も同じ人間だ。かつてのストリートのように鉄パイプも続々とやってくる仲間もナイフも持ってない。君なら勝てる！
１Ｒ序盤強烈な左フックが対戦者のボディを捉える。腰砕けになった相手に追撃のショーパンチを放つも掠ってしまった。が、ただその一撃で平衡感覚を無くしてダウンしてしまう。
つづく２Ｒ今度はボディからのアッパーを決めるとそのまま相手は大の字になってリングに転がった。
２ＲＫＯ勝利だ！！
3.見知らぬ少年が三河君に会いにジムに来ていた。なんだろうと思って盗み聞きしてみるとどうやらチンピラ達から助けてあげたみたいだ。
お礼を言う為にわざわざ名前も知らない三河君を探して尋ねてきたみたいだった。彼が帰った後一層練習に精を出す三河君。うんうん。良い傾向だ。
試合は１Ｒ終盤バックステップよりも深く踏み込んできた相手の攻撃を諸に喰らって意識が飛びかけるもゴングに救われる。２Ｒは回復に専念し、３Ｒボディアッパー！
ボディの攻撃で失速した相手に試合を有利に進め小差判定勝利！
4.いつかの鬼コーチがやってきて三河君を指導してくれる事になった。結果華麗な足運びとカウンターのタイミング、多様なコンビネーションを習得！
１Ｒフックを貰うもなんとか耐え小差判定勝利。ちょっとスロースターターな気がするな。
5.ボクシング雑誌に世界を狙える期待の新鋭として特集が組まれているのを嬉しそうに見せてきた。あんなに喜んでいる姿を見ていると僕もなんだかニコニコしてくる。ほんとまるで子供みたいだ。
１Ｒストレートで一気に主導権を握り６Ｒコンビネーションを放ちコーナーへ追い詰めると今度は違うコンビネーションでＫＯ！
鬼コーチとの練習の成果だ！ いや、もちろん僕も頑張ってるけどね。
日本ランク入りも決定！
6.日本ランク初試合。今までとはずっとレベルも違う。今までどおりに勝てるだろうか……。
そんな杞憂をしていた僕だったが三河君は見事に晴らしてくれた。なんと１ＲＫＯ勝利を掴んだのだ！
東洋ランク入りも決定！ 無敗だ！
7.５連勝を記念して乃木さんが焼肉を奢ってくれた。もちろん僕も同行。んーんまい！ それにしても幸せそうに食べるなぁ。乃木さんも嬉しそうだ。
１Ｒチャンスを潰してしまいアッパーを貰う。しかし終盤に綺麗なストレートが入り形成逆転。続く４Ｒに右フックをボディに叩き込みもう一度ボディを叩くと苦しそうに腰を落とした。が、立ち上がってくる。
５Ｒまたコーナーに追い詰め細かい連打で倒そうとするもまた立ち上がってくる。必死の形相で６Ｒアッパーを放つもボディが効いている為か踏ん張りが利かないようだった。とは言え、あれは危ない一撃だった。
７Ｒついに強烈なレバーブローが相手を捉えた！ そのままごろりと糸が切れたように蹲る。
７ＲＫＯ勝ちだ！ 世界ランク入りも決定！！
8.世界ランク。僕が挫折した世界。果して彼はやってくれるのだろうか。
２Ｒに強烈なボディ攻撃を決めるがどうもおかしい。どうやら拳を痛め片腕が使えない状況のようだ。のこり１０Ｒ……いけるのか……？
３Ｒにストレートを貰うも小さく細かい攻撃でなんとか反撃していく。中盤にフック、４Ｒにはアッパーを叩き込み、余裕の表情を見せるもダメージがあるのは確実だ。
なんとか耐えて迎えた１０Ｒ。なんと相手がカットした！
中差判定勝利！ ＷＢＣ世界王座挑戦決定！？
9.世界戦前、控え室で三河君に一枚の色紙を渡す。
施設の子供達から贈られたその色紙には子供達の直筆による応援のメッセージがめいっぱいにかかれていた。
三河君はじっ……と色紙を見つめた後優しく抱きこみ、静かに立ち上がった。
やる気まんまん。ゴングと同時に勢い良く躍り出た。
試合は圧倒的だった。１Ｒ開始早々にカウンターを決められ続く連打の嵐の中王者のショートアッパーが三河君の顎を跳ね上げた。
１ＲＫＯ負け……。
リングの上でぐったりとうな垂れる三河君を抱きしめる。まだ、君の物語は終わっていない。終わっちゃいないんだ！
力強くそう呼びかける。今の僕にはそれしかできないから。
10.三河君は再起の意思を施設の皆に伝えてきたみたいだった。
そんな彼に乃木さんが驚きの提案をした。
「世界中にいる強打者、テクニシャン、変則……半年ばかり海外で修業してみないか？」
一瞬たじろいだものの三河君は力強く頷いた。その瞳には絶対に世界王者になるんだという意志がありありと見て取れる。
彼の強い覚悟を目の当たりにして僕も腹を括った。僕も一緒に海外修業をするのだ。一緒とはいっても言葉通りではない。彼はボクサーとして、僕はトレーナーとしてその技術を身につけてくるのだ。
11.日本に帰国する日久々に三河君と出あった。偶然にも同じ飛行機で隣の席だったのだ。
彼の話はまず苦労話から始まった。海外での修行は過酷な生活だったのだから当たり前といえば当たり前か。
言葉の通じないトレーナーによる身振り手振りだけのアドバイス。パサパサした奇妙な料理。練習後、他の練習生達の談笑に混じりたくてもその話題すら分からない。
何度も帰国したくなった。一度帰国のチケットを手にしたものの施設の皆を王者のベルトをそして同じような環境で頑張っている僕を思い出して破り捨てたのだと言う。
吹っ切れたように猛練習に明け暮れている内に他のボクサーとも仲良くなっていき、そのジムの仲間達との思い出を楽しそうに語ってくれた。
そして最後に見せてくれたリングの前で三河君と肩を組んで楽しそうに笑うジムの仲間達の写真。
でっかくなったなぁ～。僕もこの半年で身に付けた技術を日本でも余す事無く伝えていってやるからな。
覚悟しろよ！
12.帰国してからの初試合、上手く試合を進めるも５Ｒ強打を受け６Ｒにはコーナーへ追い詰められる。
が、８Ｒ渾身の左フックが命中！ しかしそのまま試合は中差判定負けに。
しかし当の三河君はけろっとしていた。そんな事もあるさなんて風に。けど次の日の練習はいつにも増して熱烈だった。
海外修業のお陰で絶対に諦めないハングリー精神を手にいれたのだ！
乃木さんはそんな姿を見てみんな海外留学させるかなんて冗談を言っていた。
13.既に引退していた有名選手からのオファーがあった。
ピークを越えたといっても強打者として一世を風靡した選手だ。油断は出来ない……が、またとないチャンスでもある。
試合は１Ｒボディを打たれひるむも次には打ち返し一進一退のボティの打ち合いだった。続く５Ｒにまたしても強烈なボディ攻撃が命中！
だが両腕が激痛に蝕まれている。もはやそう長くは持たない。無理にでもＫＯ狙いの打ち合いを敢行！しかし７Ｒに右フックが当たり８Ｒには左ストレートを貰ってしまう。
９Ｒジャブで的確に当てていき、会長から教わったコンビネーションで逆転！ したと思われた瞬間にカウンターが鼻柱を捕らえていた。
１１Ｒに強打を当てるも結果は中差判定負けに……。しかも両目の視界がぼやけてしまっている為視力検査もすることになった。
視界不良の方は一時的なものだったが両腕の方は複雑に砕けているとの事。またしても加減が必要……かぁ。
強打は健在だった……ということか。僕ももっと頑張らないと……
14.２Ｒ序盤強打を貰うもすぐに打ち返す。が、５ＲにはＫＯ負け。
世界ランクから遂に外れてしまった。長いスランプ期間だ。けど三河君は決して諦めない。
僕も絶対に諦めないぞ。もう一度、世界の舞台に立つんだ。絶対に。
15.引退を賭けての東洋ランクでの試合は無事に中差判定勝利。
ふぅーひやひやした。これからは焦らず慌てず諦めず。ゆっくり世界王座を目指していこう。
さぁ、僕ももっと勉強だ。
16.東洋王者が次の防衛戦相手に指名してきた！ 東洋王座を手にいれれば世界への近道となる！
東洋ランク一位の三河君ｖｓ強打者の東洋王者。メディアの関心も高くなるだろう。見せてやるんだ！ 君のボクシングを！
２Ｒ左アッパーで一気に主導権を握ると３Ｒ終盤に右ストレート。４ＲにはラッシュをかけＫＯ！ ４ＲＫＯ勝利！
全く王者を寄せ付けない完璧なボクシングだった！
17.すぐさま王座を返上！ 世界ランカーとの試合を組んだ。
１Ｒ強打を貰うも５Ｒにガードの隙間をついてストレートが命中！ ６Ｒにはガードごと突き上げるアッパー！
が、８Ｒに左フックを叩き込まれる。しかし、１０Ｒにボディへの連打で相手は急速に失速。
結果小差判定勝利！ しかも遂にＷＢＡ世界王座への挑戦決定！！
18.三河君の二度目の世界挑戦には小さな応援団がやってきた。真冬の世界戦会場に場違いな薄着で身体を寄せ合ってる施設の子供達。
「待っててくれ皆。今晩俺がチャンピオンになったらよ熱い応援してくれた御礼に暖かい服買ってやるから……！」
リングの上で小さくけど力強くそう呟くと同時にレフェリーの手が振り下ろされた。
三河君の二度目のこの晴れ舞台。僕の夢でもあるんだ……。
王者のテクニックにやや押される形になるも強打でそれを弾き返していく三河君。しかし４Ｒ世界王者の執拗なローブローにキレた三河君は猛攻を仕掛ける。が、それは王者の思う壺だったのだ。終盤カウンターを決められリングに弾んだ。
子供達の小さな悲鳴とともにゴングが打ち鳴らされた。
控え室で三河君は静かに泣いていた。
19.１Ｒ強打を打たれてはそれよりも強力な一撃を打ち返し試合を有利に進めていく。１０Ｒポイントが不利になった相手は決死の覚悟でペースアップを図る。
それに対して三河君も頭をつけての打ち合いに！ 一瞬打ち負け強力な左アッパーを貰うも１２Ｒに左フックをお見舞いする。
終盤危なげだがなんとか中差判定勝利。大幅にスタミナアップを考えなければ！
20.ついに国内ライバルとの試合が組まれる事になった。同期デビュー、同じ階級、同じような人気。
果してどちらが強いのか。大半は２度の世界挑戦に敗れ、世界ランクでは鳴かず飛ばずの三河君が負けると思っているし、浜田さんは中差判定負けで負けると予想している。
そんな奴らをこの試合で見返してやれ！！ 君は……君が一番だとっ！
そう言って見送った言葉に応じるように三河君は１Ｒ強烈なボディ攻撃をお見舞いする。７Ｒにはラッシュを仕掛けついに左ジャブでＫＯ！
他の日本人ボクサーの追随を許さない圧倒的な強さを見せつけた！
そして……三度目のＷＢＣ世界王座挑戦決定！！！
21.試合は序盤王者有利に進んだ。長い経験の中で培われたテクニックはそうそう敗れるものじゃない。が、破らなければ前には進めない！
３Ｒ右アッパーでダウンしそうになるもなんとか踏ん張り４Ｒに右フック、６Ｒに左アッパーで一気に形成を逆転！
汗をふきながら問い掛ける。聞こえるか？ 子供達の声が……
「ボクサーのお兄ちゃん！ 頑張れぇー！！」「あんなのやっつけちゃえー！」
歓声に混じって聞こえる僅かな枯れた声。
三河君はその言葉に大きく右腕を上げリングに躍り出ていった。
６Ｒ以降は一進一退どちらも譲らない戦いだった。そして試合は判定になり……。
結果、ドロー。引き分けだった。
リングの上で茫然と立ち尽くす三河君。抱き合い喜ぶ王者。
王者と挑戦者の、負けなかった試合、には大きな違いがある。白と黒、影と光のコントラスト……。
22.街はすっかりジングルベルのメロディーや飾り付けられたモミの木で溢れている。
「もうすぐクリスマスの時期かぁ。あの頃の俺には誰もプレゼントなんてくれなかったなぁ……ずっと寝たふりをしてサンタさんを待ったっけ……」
寂しかった少年時代を僕に語る三河君。
それじゃあ君が当時欲しかったものはなんだい？ と聞くと彼は少し照れくさそうに頬を掻きながら七夕祭の日短冊に「毎日腹いっぱいチョコレートを食べたい」と。
彼はそう言うとすぐに部屋を飛び出ていった。
後日、謎の差出人からダンボール箱いっぱいのチョコレートが養護施設に届けられたらしい。
サンタさんからのクリスマスプレゼント……と。
もちろん僕は三河君にクリスマスプレゼントをあげた。彼だけサンタさんがいないなんて不公平だからね。
初めてのクリスマスプレゼントだと言って喜んでくれた三河君を見てると本当に良かったと思える。次の日僕にもサンタさんが来たのは言うまでも無い。
23.引退を賭けての試合。１Ｒ強打を貰うも２Ｒに強烈なカウンターで一気に形成を逆転する。
が、４Ｒ終了間際左フックが直撃。意識を一瞬奪う。
そして１０Ｒにはカットしてしまい……１２Ｒ、力なくリングに倒れていった。
１２ＲＫＯ負け……。
カウントが止み僕達に抱え上げられる中でもうわ言のように俺にはまだ夢が、まだ夢が、と呟いていた。
もういい。もういいんだ。もう、休んでいいんだよ……。
24.引退後、今は僕達と同じ乃木ジムのトレーナーとして活躍してくれている。
何故この職を選んだかというとはにかみながらボクシングが好きだからと応えてくれた。
やっぱり僕はボクシングに向いていないのかも知れない。３度も舞台に立たせて上げられたのに一度も勝つことが出来なかった。
それでも、やっぱり僕はボクシングが好きだ。彼のようにボクシングが好きと笑顔を見せてくれるこの瞬間が好きだ。
僕はわがままだから、まだトレーナーを続けようと思う。このジムの仲間達と。末永く。
